株式会社翔泳社(本社:東京都新宿区舟町5、社長:佐々木幹夫)は、書籍『ハッキング・マーケティング 実験と改善の高速なサイクルがイノベーションを次々と生み出す』を2017年5月15日(月)に刊行しました。
世界がデジタル化したことにより、ニーズや市場環境がどんどん移り変わっています。その中で企業が生き残り、成長するためには、マーケティングがもっと速くならなければいけません。本書では、現代のスピードを味方にし、イノベーションを起こすための画期的マーケティング論を解説しています。

『ハッキング・マーケティング』(翔泳社)



■ デジタルな世界では、今のマーケは遅すぎる。スピードを味方にし、イノベーションを起こすための画期的マーケティング手法とその実践!
これまでにも、デジタルマーケティングの戦略や戦術に関しては、さまざまな優れた書籍が出版されてきました。インバウンドマーケティング、コンテンツマーケティング、ソーシャルメディアマーケティング。こうした戦略をすべて結びつける「糸」として、マーケティング・マネジメントの重要性が増しています。

しかも、購買活動の隅々までデジタルが絡む、変化の速い世界に対応するため、すばやく適切な施策を創造し、その中でイノベーションを起こさなければいけません。

そこで本書では、デジタルのスピードを先導してきた米国IT業界の「アジャイル」思考をマーケティングに取り入れ、現場の業務とマネジメントを改革し、イノベーションを生み出す手法を解説しています。デジタルマーケティングに携わる人におすすめの1冊です。

■本書のポイント
・米国IT業界の思想(アジャイル、リーン)を取り入れた、画期的マーケティング論
・デジタルマーケティング全般に応用できる実践的内容
・「かんばん方式」などの考え方も活用、日本人になじみやすい

■目次(抜粋)
●第1部 「マーケティング」と「デジタル」と「ソフトウェア」の関係
・ハッキングは良いことだ
・マーケティングはデジタルな仕事になった
・「デジタル・ダイナミクス」とは何か
●第2部 アジリティ
・アジャイルマーケティングの起源
・マーケティング・マネジメントの新陳代謝を促進する
・大きく考え、段階的に実行する
・反復=継続的なテストと実験
●第3部 イノベーション
・イノベーションのパイプラインと永遠のベータ版
・チームによるデザインと新しいアイディアの追求
・ビッグデータよりもビッグテスト
●第4部 大規模化
・イノベーションと大規模化のバランスを取るバイモーダル・マーケティング
・マーケティングのためのプラットフォーム思考とペース・レイヤー
●第5部 人材
・10倍マーケターの神話を追う

【著者紹介】
スコット・ブリンカー(Scott Brinker)
人気ブログ「チーフ・マーケティング・テクノロジスト(Chief Marketing Technologist)」(chiefmartech.com)編集者。マーケティングとテクノロジー、およびそのマネジメントに関する国際カンファレンス「マーテック(MarTech)」を主宰している。イオン・インタラクティブ社の共同創設者、CTO。同社ではデル、DHL、シマンテックなどにマーケティング・ソフトウェアを提供。世界中でマーケティングとテクノロジーに関する講演を行い、アドバタイジング・エイジ誌、アドウィーク誌、ハーバード・ビジネス・レビュー誌などに寄稿も行う。コロンビア大学およびハーバード大学にてコンピュータ・サイエンスを学び、マサチューセッツ工科大学にてMBAを取得。

【訳者紹介】
東方 雅美(とうほう・まさみ)
慶應義塾大学法学部卒業。米バブソン大学経営大学院修士課程修了(MBA)。出版社や経営大学院出版部門での勤務を経て、翻訳者・ライターとして独立。訳書に『世界標準の思考ツールが一気にわかる 戦略フレームワーク25』『「衝動」に支配される世界』(以上ダイヤモンド社)、『Thinkers50 リーダーシップ』『シリアル・イノベーター』(以上プレジデント社)など。

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■書籍概要
『ハッキング・マーケティング 実験と改善の高速なサイクルがイノベーションを次々と生み出す』
著者:スコット・ブリンカー
訳者:東方雅美
発売日:2017年5月15日
ISBN:978-4-7981-4976-9
定価:2,200円(税別)
判型:四六・368ページ
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