株式会社翔泳社(本社:東京都新宿区舟町5、社長:佐々木幹夫)は、書籍『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に暮らすための本』を2018年3月14日(水)に刊行します。本書は、発達障害の特徴によって日々の暮らしに悩む人のために、上手に日常生活を過ごすアイデアを紹介します。

ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に暮らすための本(翔泳社)

■「わかっているのになぜかできない」ができるようになる!

大人になってから発達障害の症状に悩む人が増えています。ここ10年で「発達障害」の知名度が飛躍的に上がったことで、「もしかして自分も…」と成人になってから気づく人が増えたのが最大の要因と思われます。
学業面では問題なく過ごせた(むしろ優秀な人が多い)けれど、社会に出ると、お金やスケジュールの管理、片づけ、ケアレスミスなど、暮らしの「あたりまえ」ができず困っている人も多いようです。

発達障害の人には、「同時並行作業力が弱い」「段取りが取れない」「ケアレスミスをする」「コミュニケーションが苦手」といった特徴があり、これらの特徴が日々の暮らしを送ることを阻害しています。

本書では、そうした症状に悩む人のために、上手に日常生活を過ごす方法を紹介。発達障害あるあるの悩み→その原因→発達障害の特徴をカバーする具体的な解決策の順で解説していきます。
紹介する解決法は、デジタルを使ったやり方や、100円ショップのアイテムで実践できる内容など、ちょっとした工夫で実践できるアイデアばかりです。

■書籍概要
『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に暮らすための本』
著者:村上由美
発売日:2018年3月14日
ISBN:9784798154138
定価:1,600円+税
版型:B5変・160ページ
http://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798154138

■著者について
村上由美
上智大学文学部心理学科、国立身体障害者リハビリテーションセンター(現・国立障害者リハビリテーションセンター)学院聴能言語専門職員養成課程卒業。
重症心身障害児施設や自治体などで発達障害児、肢体不自由児の言語聴覚療法や発達相談業務に従事。現在は、自治体の発育・発達相談業務のほか、音訳研修や発達障害関係の原稿執筆、講演などを行う。著書に『声と話し方のトレーニング』(平凡社新書)、『アスペルガーの館』(講談社)などがある。

■目次
第1章 発達障害は生活障害
・生活の悩み-たとえばこんなこと
・三次元は面倒くさい-段取りや設定の必要性
・仕事との類似点・相違点
・自立へのキーポイント
・パソコン、スマートフォン、インターネットは発達障害者の三種の神器
・ライフスキルとは?

第2章 「時間管理ができない」を何とかしたい
・待ち合わせ時刻によく遅れる
・時間のやりくりがうまくできない
・手帳やスケジュールアプリの使い方がわからない
・身支度に時間がかかる
・毎週のごみ出しを忘れてしまう

第3章 お金の悩みを解決したい
・無駄遣いをしてしまう
・貯金ができない
・急な出費に慌てる
・カードを使いすぎてしまう
・外食費がかさむ
・引き落とし日を忘れて残高不足

第4章 「片付けられない」を何とかしたい
・物をどこに置いたかがわからない
・物をどこに置けばいいかわからない
・物を捨てられない
・ごみの捨て方がわからない
・趣味のものがたまってしまう
・必要なものがすぐ取り出せない

第5章 コミュニケーションの問題を解決したい
・連絡を忘れる
・つい余計なことを言ってしまう
・話し合いが上手くできない
・セールスなどの勧誘によく声を掛けられる
・上手に相談ができない
・恋人ができない