ソフトウェア開発の持つべき文化(滝沢 徹 滝沢 徹 牧野 祐子 牧野 祐子 Karl E. Wiegers)|翔泳社の本
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ソフトウェア開発の持つべき文化

翻訳
原著
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原著

形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798108711
定価:
4,180(本体3,800円+税10%)
仕様:
A5・416ページ
カテゴリ:
開発管理
キーワード:
#開発環境,#開発手法,#プログラミング,#システム運用

マネージャーは高品質を目指す組織として、
どのように部下(開発者)と価値観を共有する文化を築いていくべきか
価値観を共有できる組織作りのために・・・。

本書はソフトウェア開発の上流工程から下流工程に至るまで明瞭かつ独自のスタイルで解説しています。最大の特徴は、全工程において数多くの実例を挙げ、ソフトウェア開発における文化を「文化を生かすもの」と「文化を殺すもの」に分けて、単に著者の見解だけでなく実際のデータに基づいている点です。また、ソフトウェア開発がどうあるべきかという理論先行のありふれた本ではなく、ソフトウェアを改良しようと考えている実際の企業で現実にどのような行動が取られているかを、深く観察することで問題解決していく具体的な事例が豊富であることです。まさにソフトウェアエンジニアリングの名著として殿堂入りにふさわしい1冊です。

第1部 ソフトウェアエンジニアリング文化

第1章 ソフトウェア文化の概念
文化の定義
独自の文化を育てる
健全なソフトウェア文化
不健全なソフトウェア文化
組織の選択肢
管理という難しい問題
要約
文化を生かすものと殺すもの
参考文献と補足資料

第2章 原則に基づくこと
誠実さと知性:顧客に対して
誠実さと知性:マネージャーに対して
ソフトウェアプロジェクトの5つの次元
要約
文化を生かすものと殺すもの
参考文献と補足資料

第3章 大小を問わず業績を認めること
存在感の重要性
管理する態度の重要性
優れた仕事に対する報奨
要約
文化を生かすものと殺すもの
参考文献と補足資料

第4章 学ぶことは多く、時間は足りない
何を学ぶか
どこで学ぶか
要約
文化を生かすものと殺すもの
参考文献と補足資料

第2部 優れた要件を求めて

第5章 顧客参加の最適化
ソフトウェア要件:品質の基礎
顧客参加の必要性
プロジェクトチャンピオンモデル
プロジェクトチャンピオンに期待されること
プロジェクトチャンピオンモデルが失敗するとき
要約
文化を生かすものと殺すもの
参考文献と補足資料

第6章 ビジョンを共有するためのツール
Use Case
ソフトウェア要件仕様書(SRS)
対話マップ
プロトタイプ
要件追跡可能マトリックス(RTM)
要件からコードへ
要約
文化を生かすものと殺すもの
参考文献と補足資料

第3部 プロセスを改善する

第7章 プロセス改善の基本
プロセス改善の原則
プロセス改善に着手する
要約
文化を生かすものと殺すもの
参考文献と追加資料

第8章 プロセス改善の事例研究
変化を起こす
勢いを持続する
要約
文化を生かすものと殺すもの
参考文献と追加資料

第9章 ソフトウェアプロセスの成熟度
プロセス成熟度モデル(CMM)
反対意見
プロセス診断
プロセス成熟度と文化
要約
文化を生かすものと殺すもの
参考文献と追加資料

第10章 ソフトウェア開発の手順
標準に、手順に、指針とは、なんとまあ!
グループの開発指針
私たちグループのソフトウェア開発指針
IEEE規格
そのほかの標準の情報源
要約
文化を生かすものと殺すもの
参考文献と補足資料

第4部 バグはここで食い止める

第11章 品質文化
品質にかかるコスト
ソフトウェア品質の保証
どこまできたら十分ですか
欠陥に対する猛攻撃
明示的なSQA責任
なぜ、品質管理慣習に効果があると考えるのでしょうか
要約
文化を生かすものと殺すもの
参考文献と補足資料

第12章 ソフトウェアインスペクションによる品質改善
インスペクションと文化
インスペクションの利点
インスペクションとウォークスルーとレビュー
レビューをインスペクションの指針となる原則
記録を保管する
文化の中にインスペクションを生かす
要約
文化を生かすものと殺すもの
参考文献と補足資料

第13章 構造化テスト
テストと品質文化
ユニットテスト戦略
サイクロマティック複雑度
テストの管理と自動化
構造化テストの指針
要約
文化を生かすものと殺すもの
参考文献と補足資料

第5部 手法、測定、そしてツール

第14章 反復のためのCASE
CASEツールのタイプ
CASEツールの誇大宣伝
私たちのCASE使用経験からの教訓
CASEを文化に溶け込ませる
CASEから受けるそのほかの恩恵
CASEに合わせた文化の変更
要約
文化を生かすものと殺すもの
参考文献と補足資料

第15章 変更は、振り回されないうちに管理する
問題追跡システム(PTS)の利点
ソフトウェア変更管理の事例研究
ソフトウェア変更管理委員会(SCCB)
いかに変更管理は人生を単純にできるか
バグの検出傾向から学ぶ
予防的な障害報告
文化の中に変更管理を生かす
要約
文化を生かすものと殺すもの
参考文献と補足資料

第16章 軌道から外れないように測定する
測定プログラムがうまくいかない理由
測定プログラムを失敗させない
何を測定するか
測定プログラムのデザイン方法
要約
文化を生かすものと殺すもの
参考文献と補足資料

第17章 事例研究:小規模ソフトウェアグループにおける測定
ソフトウェア工数測定指標
傾向と適用
測定に基づいてプロジェクトの見積もり
工数測定からの教訓
測定による保守容易性の予測
要約
文化を生かすものと殺すもの
参考文献と補足資料

第18章 意味のあることなら、実行すべし
要約
文化を生かすものと殺すもの
参考文献と補足資料

第6部 月曜日に何をすべきか

第19章 ソフトウェアマネージャーの行動計画
行動メニュー
要約
参考文献と補足資料

第20章 ソフトウェアエンジニアのための行動計画
行動メニュー
健全な職場を構築する
要約
参考文献と補足資料

エピローグ

付録 A 継続的なソフトウェア学習のための情報源
A.1 ソフトウェア教育セミナーの開催者
A.2 ソフトウェア開発と品質関連コンファレンス
A.3 ソフトウェアエンジニアリングとソフトウェア品質に関する定期刊行物
A.4 テストツールに関する情報源
A.5 CASEツールに関する情報源

付録 B そのほかの問合せ先

本書は付属データの提供はございません。

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yooou さん

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