グラス片手にデータベース設計 ~会計システム編(梅田 弘之)|翔泳社の本
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グラス片手にデータベース設計 ~会計システム編


形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798109275
定価:
2,640(本体2,400円+税10%)
仕様:
A5・304ページ
カテゴリ:
データベース
キーワード:
#データ・データベース,#ネットワーク・サーバ・セキュリティ,#システム運用,#開発環境

開発現場で使える“会計”入門!!

エンジニアには製品知識や技術力も重要ですが、業務知識、中でも会計の知識はあらゆる業務システムの設計/構築に役立つ非常に重要なものです。本書は「会計の分かるエンジニア」を目指す人のための会計入門書です。日々の仕訳から貸借対照表/損益計算書などの決算書の作成、資産管理、原価計算、法律まで具体的な例を示しながら基礎的な会計業務を説明しています。さらに筆者がたずさわった会計システムの画面も交えながら、システム構築、DB設計のノウハウもしっかり網羅。章末で紹介しているカクテルのように、さらりと読んですきっと理解できる1冊です

本書は月刊DB Magazineの人気連載「グラス片手にDBデザイン 会計システム編」を加筆/再編集し、書籍としてまとめたものです。

Part 1 現代の会計知識

第1章 会計の仕組みと仕訳の基礎
こんなに役立つ会計の知識
SEに必要な会計知識―会計とは―
会社設立時における仕訳の実際
この章のまとめ

第2章 決算とコンピュータ会計
守備範囲の広いエンジニアを目指して
決算しましょう!
決算までの会計業務の流れ
コンピュータ会計の特徴
この章のまとめ

第3章 締めと仕訳入力
迷ったときはアグレッシブな道を
ストックとフローを理解しよう
会計システムの締処理管理
残高計算と集計処理
仕訳入力
この章のまとめ

第4章 会計原則の裏と勘定科目の階層構造
SEにプログラミング技術は必要か?
会計の7原則を知ろう
発生主義と実現(現金)主義
会計システムにおける勘定科目マスタ
この章のまとめ

第5章 月次決算と会計の自動化
役員賞与が損金算入される日も近い!?
支払いのタミングに応じた仕訳
月次決算
月次決算対応の会計システム
この章のまとめ

第6章 決算仕訳と在庫金額の計算
参加するからには前に座ろう
仕訳から決算までを確認する
財務諸表へ転記する際の計算処理
決算仕訳と逆仕訳
売上原価対立法
この章のまとめ

Part 2 より実践的な会計処理

第7章 キャッシュフローと資金繰予定
褒められることを栄養分にして人は育つ
キャッシュフロー
キャッシュフロー計算書
資金繰予定表
この章のまとめ

第8章 法制の整理
この業界に入ったときの初心を忘れないで
キャッシュフロー計算の画面例
会計に関する法制の位置付け
コンピュータ出力ではない財務諸表
この章のまとめ

第9章 会社の規模と監査方法/資産と負債の分類
難しいことほど、分かりやすく
商法における大会社/中会社/子会社
資産と負債の分類
この章のまとめ

第10章 固定資産管理とリース資産管理
今天的鶏尾酒
減価償却
リース資産
資産管理システムの構造
この章のまとめ

第11章 諸掛按分と原価配賦/自動仕訳の仕組み
思い直した2つの“法則”
在庫原価への配賦
諸掛按分
製造原価配賦
この章のまとめ

第12章 連結会計と多通貨会計
強いクラブの謎
連結会計
連結処理と持分法適用
多通貨会計システム
この章のまとめ

第13章 手形取引と手形管理
みんなが河に飛び込むからといって・・・
手形管理
この章のまとめ

Part 3 会計システムのデータベース設計

第14章 勘定科目マスタと勘定科目構成マスタの設計
勘定科目マスタのテーブル設計
勘定科目構成のテーブル設計
この章のまとめ

第15章 仕訳テーブルと自動仕訳テーブルの設計
仕訳テーブルの設計
自動仕訳テーブルの設計
会計システム全体のDB設計
この章のまとめ

付録 会計システム用語集

まめ知識

学歴や身長は“資産”か?
仕訳の2つのポイント
勘定科目は固定と思ったら大間違い
免税業者の益税に対する誤解
三分法と分記法と売上原価対立法
勘定式と報告式
営業年度と決算期
締日に間に合わなかった伝票は
借方指定と貸方指定
損金とは
預り金と源泉徴収
マイナスではなく反対仕訳で
財務会計と税務会計の差異と税効果会計
月次決算をどこまでやるか
お金の受払いがずれる場合の相手勘定の使い分け
13ヶ月目を決算仕訳としていた時代もあった
売上計上時の売上原価はあくまでも仮
利益は意見、キャッシュは現実
相手勘定の特定の難しさ
会計ビッグバン
EDINETによるオンライン開示
法人税法の適用は最終的には税務署の判断
みなし大会社と上場準備会社
決算発表の早期化と会計システムの全自動化
減損会計と時価会計の違い
途中で購入した場合と月次決算
中古購入時の耐用年数は何年か
有税償却とは
50%特別償却と10%特別控除のどちらが損か
多通貨対応の会計システム
仕入と諸掛計上の時間差
決算日が異なる場合
不渡り2回でレッドカード
小切手と手形は専用用紙
正式名と略名の登録順
カーディナリティの低い列に対するインデックスの効力
インデックスや制約を設定した場合のパフォーマンス低下度
月次残高を縦に持つか横に持つか

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最終更新日:2021年05月31日
発生刷 ページ数 書籍改訂刷 電子書籍訂正 内容 登録日
1刷 017
この章の復習問題Q3の上から3行目
2刷
権利金以外は・・・
保証金以外は・・・
2007.10.11
1刷 018
Q8
2刷
パソコンとRDBMSだけを販売110万円で販売し、・・・
サーバーとRDBMS製品だけを110万円で販売し、・・・
2007.10.11
1刷 031
図9 貸方 上から3段目
2刷
2,220,000
1,220,000
2007.10.11
1刷 115
表【日付3月20日】貸方2段目
2刷
買掛金   546,000
普通預金   546,000
2007.10.11
1刷 122
下から10行目
4月では収支なし、5月が支払700万円、7月が収入1億円ということになります。
4月では収支なし、5月が支払7000万円、7月が収入1億円ということになります。
2021.04.01
1刷 126
注8
7刷
注8:経常利益に営業外収入と営業外費用を加えたもの。ここからさらに法人税など税金を差し引いたものが当期純利益となる。
注8:経常利益に特別利益と特別損失を加えたもの。ここからさらに法人税など税金を差し引いたものが当期純利益となる。
2018.05.21
1刷 140
注1
7刷
注1:経常利益に営業外収入と営業外費用を加えたもの。ここからさらに法人税など税金を差し引いたものが当期純利益となる。
注1:経常利益に特別利益と特別損失を加えたもの。ここからさらに法人税など税金を差し引いたものが当期純利益となる。
2018.05.21
1刷 177
図2
7刷
2018.05.21
1刷 194
復習問題の答え
3刷
A1:○
A1:× (無形固定資産の均等償却は5年間である)
2008.10.23
1刷 241
◎裏書手形と不渡手形/偶発債務 3行目
4刷
手形の裏面に債権者(角照工業)を記入して
手形の裏面に裏書人(グラ片販売)を記入して
2009.09.04
1刷 263
「LIST:チルダ連結を使った場合の科目残高集計SQL」 3行目
'%11190%'
'11~11000~11190%'
2021.04.01
1刷 274
「図4 会計システム全体のER図」左上のテーブル名
日次勘定科目割高
日次勘定科目残高
2021.05.31
1刷 278
上から1行目
報告式入力を受けるため、
勘定式入力を受けるため、
2021.05.31

感想・レビュー

iT_SMK さん

2018-03-26

☆5 前半は簿記、会計学の基礎知識の説明で、中盤でシステム機能への落とし込みの仕方を絡めて、最後に具体的なテーブル設計の説明となっている。筆者が言うように、会計の本が世の中に山ほどあるが、それをシステムと関連づけたものとなるとなかなか無い。内容が無駄なく、かつ重要ポイントが簡潔にまとめられている。そしてわかりやすい。章ごとの冒頭の筆者のエピソード談だ面白く、楽しく読めた。

kazuo dobashi さん

2012-05-08

DB設計と銘打っているが、これはDBの本ではない。会計知識を付けたいSEが読むべき本。学術的解説になりがちな会計知識の解説を、何も知らないSEのために噛み砕いて書いてある。素晴らしい。

wang さん

2011-02-08

SEが読む会計知識の本。としたほうがいい。データベース設計のはなしは全体の1割にも満たない。シリーズの他の本が偉大すぎてこの程度の内容では物足りない。会計知識のないSEには必須。