独習Linux 第2版(小林 準)|翔泳社の本
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独習Linux 第2版


形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798125220
定価:
3,520(本体3,200円+税10%)
仕様:
B5変・432ページ
カテゴリ:
LINUX・UNIX
キーワード:
#OS・アプリケーション,#開発環境,#ネットワーク・サーバ・セキュリティ,#プログラミング
シリーズ:
独習
紙の書籍

定番の学習書が最新環境に対応

本書は入門書として多くの支持をいただいた『独習Linux』の改訂版です。解説、例題、練習問題という3つのステップにより、“試して、動かして、学べる”というコンセプトはそのまま踏襲。そのうえで、近年登場した「IPv6」「クラウド」などの新しいテーマ、AndroidやWebの活況を背景として需要が高まる「Linux上での開発」などについて、わかりやすい解説を追加しました。また、本書は「Ubuntu」(deb系)/「Scientific Linux」(RPM系)の両方に対応しているため、技術動向に左右されない知識が身につきます。これまでのように、趣味や仕事におけるサーバー管理を目指す方はもちろんのこと、AndroidやWeb(LAMP)環境などLinux上での開発を目指す方にも最初の一冊としておすすめします。

第1章 Linuxを使いはじめる前に

1.1 Linuxとは
1.2 GNUとGPL
1.3 Linuxディストリビューションとは
1.4 Linuxの特徴
   CUIによる操作
   テキスト至上主義
   ユーザーとファイルのアクセス権
   フリーソフトウェアの集合体
   利用できないハードウェアがある
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第2章 Linux独習環境の構築と管理

2.1 Ubuntuとは
2.2 Scientific Linux(SL)とは
2.3 UbuntuとSLの比較
2.4 インストール
   インストールのタイプ
   PCの準備とインストール方式
   インターネット接続の準備
   Ubuntuのインストール
   SLのインストール
2.5 Linuxシステムへのログイン
   グラフィカルログイン
   テキストログイン
2.6 Linuxのデスクトップ
2.7 ソフトウェアのアップデート
   Ubuntuのアップデート
   SLのアップデート
2.8 パッケージ管理
   Ubuntuのパッケージ管理
   SLのソフトウェア管理
   Linuxシステムからのログアウト
   Linuxシステムのシャットダウンと再起動
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第3章Linuxの基礎知識

3.1 シェルとコマンド
3.2 コマンドの使い方を調べる
3.3 コマンドライン操作
   コマンド履歴
   シェルによる入力補完
   コマンドの中断
   コマンドライン編集時に便利なキーバインド
   シェルの終了
3.4 rootユーザーと一般ユーザー
   ユーザーとグループの設定および管理
   GUIによるユーザー・グループ管理
   CUIによるユーザー管理
   CUIによるグループ管理
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第4章ファイルとディレクトリ

4.1 ファイルシステムとは
4.2 ファイルの種類
   通常のファイル
   ディレクトリ
   シンボリックリンク
   デバイスファイル
   仮想ファイル
4.3 ファイル名
4.4 Linuxのディレクトリ構成
4.5 ホームディレクトリとカレントディレクトリ
4.6 パスの表記
4.7 コマンドによるファイル・ディレクトリ操作
   新しいディレクトリの作成
   新しいファイルの作成
   ファイル内容の表示
   カレントディレクトリの変更
   ファイルリストの表示
   ファイルのコピー
   ファイルとディレクトリの移動
   ファイルとディレクトリの削除
   リンクの作成
4.8 ファイルの所有者とアクセス権
   chownコマンドによる所有者とグループの変更
   chmodコマンドによるアクセス権の変更
   アクセス権以外のファイルモード
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第5章テキストファイルの編集

5.1 geditを使ったテキストファイルの編集
5.2 nanoを使ったテキストファイルの編集
5.3 Vimを使ったテキストファイルの編集
5.4 日本語入力と文字コード
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第6章シェルとコマンドの活用

6.1 パス名の展開
6.2 標準入出力とリダイレクト
   標準出力のリダイレクト
   標準入力のリダイレクト
   入出力ファイルの同時指定
   パイプによるコマンドの結合
6.3 フィルタとして動作するプログラム
   sort - テキストを行単位でソート、マージ、比較する
   head - 先頭行を表示する
   tail - 末尾を表示
   uniq - 重複行を削除する
   cut - 各行から指定したフィールドを出力
   grep - パターンにマッチする行を表示
   sed - ストリームエディタ
   iconv - 文字コードを変換する
   nkf - 文字コードを自動認識して変換する
6.4 シェル変数と環境変数
   シェル変数
   環境変数
6.5 特殊文字のエスケープ
6.6 コマンド置換
6.7 コマンドの連続実行
6.8 シェルの設定ファイル
6.9 そのほかの便利なコマンド
   find - ファイルを検索
   locate - ファイル名データベースからファイルを検索
   tee - 標準出力とファイルに出力
   alias - コマンドの別名を登録する
   gzip - ファイルの圧縮・解凍
   bzip2 - ファイルの圧縮・解凍
   tar - 複数のファイルを1つにまとめる
   wc - 行数、単語数、バイト数を出力する
   diff - ファイル間の違いを出力
   xargs - 標準入力からコマンドラインを作成して実行
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第7章プロセスとジョブコントロール

7.1 Linuxシステムにおけるプロセス
7.2 ジョブとプロセス
7.3 ジョブとプロセスの操作
   & - ジョブのバックグラウンド実行
   c+C - ジョブの強制終了
   c+Z - ショブを中断する
   jobs - ジョブの一覧を表示する
   bg - 休止中のジョブをバックグラウンドモードで再開する
   fg - ジョブをフォアグラウンドモードに移して実行する
   ps - プロセスの状態を表示する
   top - プロセスごとにリソースの負荷情報を表示する
   kill - プロセスにシグナルを送る
   killall - プロセスの名前を指定してシグナルを送る
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第8章ネットワーキング

8.1 IPv4ネットワークの設定
   NetworkManagerによるネットワーク設定
   CUI環境でのネットワーク設定
   名前解決に関する設定
8.2 IPv4ネットワークの基礎知識
   IPアドレス
   IPパケット
   TCP/IPプロトコル群
   パケットのルーティング
   ドメインネームシステム(DNS)
   ホスト名とドメイン名
   ポート番号
   アドレス・ポート変換
   ループバックアドレス
   DHCPによる自動ネットワーク設定
8.3 IPv4ネットワークコマンド
   ping - パケットの送受信を行う
   traceroute - あるホストまでの経路を調べる
   dig - DNSルックアップを行う
   telnet - ほかのホストと相互通信を行う
   ssh - より安全にほかのホストにログインする
   scp - 安全にファイルを転送する
   wget - HTTPやFTPからファイルをダウンロードする
   ntpdate - NTPサーバーから日時を取得して設定する
8.4 IPv6ネットワーク
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第9章サーバーアプリケーション

9.1 Linuxシステムの起動処理とデーモン
   インストールと設定
   initによるデーモンの起動と終了
   ランレベルによる起動処理の変更
   アドレスとポートの利用
   ログファイルの確認
9.2 NTPサーバー
   NTPサーバーのインストール
   NTPサーバーの設定
9.3 SSHサーバー
   OpenSSHのインストール
   OpenSSHサーバーの設定
9.4 Webサーバー
   Apacheのインストール
   Apacheのファイル配置
9.5 データベースサーバー
   MySQLのインストール
   MySQLのファイル配置
9.6 インターネットへの公開
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第10章シェルスクリプト

10.1 シェルスクリプトの作成と実行
10.2 シェル変数の利用
   コマンドライン引数
   特殊な変数
10.3 シェルスクリプトの制御
   分岐構造
   ループ構造
   スクリプトの中断
10.4 スクリプトどうしの組み合わせ
10.5 参考文献
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第11章Linuxシステムの運用と管理

11.1 シングルユーザーモード
11.2 ディスク管理
   パーティションの分割
   ハードディスクの追加
   リムーバブルメディアのマウント
   ディスク容量の確認
11.3 バックアップ
   バックアップ対象の選定
   バックアップメディアの決定
   バックアップコマンドの選択
11.4 コマンドの定期実行
11.5 Linuxサーバーにおけるセキュリティ対策
   サーバーに対する主な脅威
   主な攻撃方法
   基本的なセキュリティ対策
   セキュリティ情報の収集と活用
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第12章プログラム開発とライブラリ

12.1 プログラムの作成と共有ライブラリの活用
12.2 Linuxシステムにおけるライブラリ
12.3 インタプリタ言語によるプログラム
12.4 参考文献
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付録A コマンドリファレンス

Linux主要コマンド一覧
パッケージ管理コマンド(Debian系)
パッケージ管理コマンド(Red Hat系)
正規表現
nanoの主要キー操作
Vimの主要キー操作

付録B 解答

おわりに
索引

本書は付属データの提供はございません。

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対象の書籍は正誤表がありません。

最終更新日:2012年06月29日
発生刷 ページ数 書籍改訂刷 電子書籍訂正 内容 登録日
1刷 048
「■Guest Assitionsのインストール」の手順1.
2刷
……場合は再起動しておく(P.79参照)。
……場合は再起動しておく(P.72参照)。
2012.06.29
1刷 128
「4.3 ファイル名」の2行目
2刷
……ごとに異なりますが、ext3やect4の場合は標準で……
……ごとに異なりますが、ext3やext4の場合は標準で……
2012.06.29
1刷 210
findコマンドの「実行例」3行目
2刷
$ find Reports/ -type f -name '*\.bak' -exec rm {} \;
$ find Reports/ -type f -name '*.bak' -exec rm {} \;

「ファイル名の指定」にバックスラッシュは不要
2012.06.28
1刷 348
「暗号化通信を用いる」の4行目
2刷
……であっても、P.250で取り上げた……
……であっても、P.262で取り上げた……
2012.06.29
1刷 386
「発展問題」3.の前に追加(3.は4.に繰り下げ)
2刷
3. だれもが制限なく利用でき、……
3. 以下のようなものが考えられます。  ・社外の技術者と協力してLinuxカーネルの改良することで、Linuxを組み込んだ自社製品の価値が高まる。  ・Linuxカーネルに自社製品のサポートをいち早く組み込むことができる。  ・Linuxカーネルの開発への貢献を継続することで、グローバルに通用する確かな技術を持つ企業だとアピールすることができる。  ・世界中の優秀な技術者と協調して開発を行うことが、自社の技術者の能力やモチベーションを高めることにつながる。 4. だれもが制限なく利用でき、……

本項は第1刷についてのみの訂正です。第2刷以降をお持ちの方は無視してください。
2012.06.29

感想・レビュー

センケイ (線形) さん

2019-05-06

オススメしてくれたかたに感謝。実際よく使うにもかかわらず何となくの理解で済ませてしまっていたので、骨身に染みるようだった。Vim や各種コマンドがまだ覚束ない状態だったので、それをある程度網羅して把握できたのはかなり助かった。それだけではなく、そもそも Linux および Shell というのがどういう仕組みなのかを知ることもでき、今後クラウドで使用する際にもたびたび助けられることになるだろう。

まゆみ さん

2013-03-14

Linuxに関してざっくりと全体像がつかめた。全体的につまることがなく、スムーズに読み進めることができた。途中で理解度を確かめるテストがあるのが良かった。途中のコマンド例も短くすぐに実機で確認できる。環境の作り方が詳しいのが助かった。できればDVDをつけてもらえると、もっとありがたかった。

live-gon(リベゴン) さん

2012-03-22

だいたい知ってるよとか思ってると知らないこともあり、入門書としてはちょうどいい内容だった。CentOS が Scientific Linux に変更されてて、IPv6 の内容が追加されたみたいだけど、その辺りもサラっと書いてあるわりにきちんとしててよかった。評判がいいのも分かるわー。