『ルビィのぼうけん』のアクティビティ(練習問題)を活用した授業実践集です。教科学習の中でプログラミングの考え方にもとづいた論理的思考を育む授業の一例やアイディアを紹介します。ぜひプログラミング教育の参考や検討にお役立て下さい。

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目次

  • はじめに/小林祐紀(茨城大学教育学部 准教授)
  • 2020年指導要領改訂と小学校教育/小林祐紀(茨城大学教育学部 准教授)
  • プログラミング教育と論理的思考/兼宗進(大阪電気通信大学工学部 教授)
  • リンダ・リウカス(『ルビィのぼうけん』原作者)からのメッセージ
  • 授業の実践例
【第3学年】
国語「心にのこったことを」
算数「3けた×2けたの筆算のしかたを考えよう」
算数「筆算のまちがいを見つけ、正しく直そう」
算数「二等辺三角形をかこう」
理科「身の回りのものを見分けよう」
音楽「はくの流れにのってリズム遊びを楽しもう」
【第4学年】
算数「いろいろな図形の特徴」
【第5学年】
国語「伝えたいことをしぼろう」
社会「日本の気候の特色」
算数「まとまりをみつけて」
学級活動「真偽クイズで個性発見!」
【第6学年】
外国語活動「Go straight !」
  • 『ルビィのぼうけん』を知る先生たちのメッセージ

編著・監修

小林 祐紀(こばやし ゆうき) 
茨城大学教育学部 准教授

三重県出身、金沢市内の公立小学校勤務を経て、2015年から現職。専門は、教育工学、情報教育、ICTを活用した実践研究。現場の教師時代は、子どもたちが対話的コミュニケーションを通じて学び合う授業を目指し、ICT(タブレット端末)やホワイトボードなどを積極的に活用する授業を行っていた。現在は、整備が進むタブレット端末の有効活用と子どもたちの学びについての実践研究を行っている。教師、指導主事、企業人、大学教員が学び合う茨城県教育工学研究会を主宰。

兼宗 進(かねむね すすむ)
大阪電気通信大学工学部 教授

民間企業、一橋大学准教授を経て、2009年から現職。専門はプログラミング言語、データベース、情報科学教育。文部科学省の情報教育や小学校プログラミング関係の委員を歴任。教育用プログラミング言語「ドリトル」の開発や、コンピュータサイエンスアンプラグドの実践などを通して情報科学教育を研究している。

実践者/指導案執筆

清水 匠(しみず たくみ) 
茨城大学教育学部附属小学校 教諭

茨城大学教育学部卒業、鳴門教育大学大学院学校教育研究科修了。茨城県の公立中学校勤務を経て現職。専門は音楽科教育で、全国組織の学会理事を務める傍ら、県内でも勉強会を実施するなど、県内音楽科教員のネットワーク構築を目指す。また、校内ICT担当として、使用ありきではない「ねらい達成のための手立てとしての活用」をモットーに日々研究中。子どもたちと共に音楽を奏でることが、一番の楽しみ。

坂入 優花(さかいり ゆか) 
茨城県古河市立駒込小学校 教諭

茨城大学教育学部卒業後、現職。専門は国語科教育。平成27年度から古河市ICTエバンジェリストとして、授業や研修を通して、タブレット端末等のICT機器を効果的に活用し、子どもたちの学びを深める授業づくりを目指している。現在、校内では音楽科主任として、子どもが主体的に活動するために有効な手立てとなるICT活用を日々研究・実践している。

藤原 晴佳(ふじわら はるか) 
茨城県古河市立大和田小学校 教諭

聖徳大学人文学部児童学科を卒業。プログラミング教育実証校として指定され、昨年度より研究の取り組みを行っている。プログラミングやICTを教科の中で効果的に活用し、子どもたちの思考が深まる授業を目標としている。NHKや朝日新聞デジタル「はなまる先生」にも取り上げられた。

※プロフィールは2017年3月時点の情報です