株式会社翔泳社(本社:東京都新宿区舟町5、社長:佐々木幹夫)は、書籍『はじめてのグラフィックレコーディング』(久保田 麻美 著)を2020年8月26日(水)に発売いたします。

はじめてのグラフィックレコーディング

Web会議やウェビナーなど、コミュニケーションのオンライン化が急速に進んでいます。対面に比べて、話が宙に浮いてしまうことの多いオンラインの話し合いでは、議論の可視化がより一層重要になってきます。考えを図にし、会議を絵にして共有することができるグラフィックレコーディングは、現代のビジネスにおいてすぐに役立つスキルとなっています
もちろん、プレゼン資料の作成や、ブレインストーミングなど従来のビジネスシーンでも一助となることでしょう。

本書は、ビジュアルシンキングの基本から、伝わる図や絵の描き方、ことばの書き方、話の聞き方、さらに練習や実践にも便利なiPadの活用法まで、グラフィックレコーディングに必要な知識とスキルを一冊で学ぶことができます。

著者の久保田 麻美は、SNSの「note(ノート)」で2018年からグラフィックレコーディング、ビジュアルシンキングについて連載を続けていて、1万4千人以上のフォロワーがいる人気のクリエイターです。親しみやすいイラストと平易な言葉で、グラフィックレコーディングを分かりやすく解説しています。
 
  • オン​ラインの議論を可視化する

Web会議でもグラフィックレコーディングは有効

最近ではWeb会議のようにオンラインで議論をする場面が急増しています。会議の参加者にオンラインでグラフィックを共有する方法を紹介します。

●ウェブ会議システムにiPadから画面共有(左図)/ウェブ会議システムの画面共有モードを使って、グラフィックレコーディングの様子をリアルタイムに共有することができます。

●参加者全員で描き込めるオンラインホワイトボード(右図)/近年様々なオンラインの共同編集ツールが開発され、ひとつのキャンバスにみんなで一緒に描き込むことが可能となりました。いわば、デジタル版のホワイトボードです。このようなツールを活用すれば、会議やワークショップの参加者全員でアイデアを描き込むといったことができます。Web会議がますます普及するであろう今後、オンラインホワイトボードが活躍するでしょう。
 
  • 伝わる絵を手早く描くこと

人に伝わる絵を手早く描くこと

本書で目指すのは、時間を描けて正確な絵や美しい絵を描くことではありません。あくまで、絵にすることで相手に考えを伝えることです。つまり、コミュニケーションのための絵です。そのためには、「人に伝わる絵を手早く描くこと」が大切になります。誰でも今日から使える、絵の描き方を解説しています。ぜひ実際に手を動かして、絵を描くことを楽しんでいきましょう!
 
  • 描きたいものを図形に置き換える

対象物をシンプルな図形に変換

絵が描けないと思っている人の多くは、「絵は上手に描くもの」だと思い込んでいます。完璧な絵を描こうとするより、伝えたいことを簡単な表現に置き換えることがとても重要です。そのために、細部には気を取られず、対象物をシンプルな図形に変換しましょう。
 
  • 伝わる言葉選び

漠然とした言葉を避ける

短くわかりやすい言葉選びにおいて、数字やデータを用いることはとても大切です。「売上が急増」と書くよりも、「売上40%増」としたほうが、具体的で明確です。漠然とした言葉を避けて、具体的な数字やデータを積極的に拾うようにしましょう。
 

 

  • 『はじめてのグラフィックレコーディング』本日8月26日発売!
■書籍概要

はじめてのグラフィックレコーディング
著者:久保田 麻美
発売日:2020年08月26日
定価:本体2,000円+税
版型:A4変形・200ページ
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798168166

■目次
1章 ビジュアルシンキングの基本
2章 伝わる絵の描き方
3章 伝わる言葉の書き方
4章 伝わる図の作り方
5章 伝わるデザイン
6章 グラフィックレコーディングの実践
7章 デジタル・グラフィックレコーディング
Appendix ビジュアルライブラリー

■著者紹介
久保田麻美(くぼたあさみ )
1993年生まれ。デザイナー。九州大学芸術工学部卒業後、デザインコンサルティング会社ソフトディバイスにデザイナーとして入社。家電や車、医療機器などのUI/UXデザインに携わる傍ら、思考や対話を絵や図で視覚化するビジュアルシンキングを実践。会議や講演会のグラフィックレコーディングから、インフォグラフィック制作、企業のビジョンの可視化まで、幅広く手掛ける。共著書に『アフターソーシャルメディア』(日経BP)。
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