翔泳社 採用情報

社員インタビュー:イベント企画

岡本 英樹(イベント企画)

テレビ番組の制作から出版社でのイベント企画へ

― 翔泳社のイベント事業に企画や運営として携わっている岡本さんですが、入社のキッカケとは何だったのでしょうか。

前職はテレビ番組の制作会社でADとして働いていたのですが、自分が制作に携わった番組へのリアクションや感想をSNSでチェックするのが日課で、そこで嬉しい反応を見ることが日々の仕事のやりがいに繋がっていました。そんなある日、「この反応を現場で、リアルタイムで見れる仕事をやってみたいな」とふと思うようになって……ちょうどそんな時、翔泳社の求人と出会ったのがキッカケです。

翔泳社では読者層の異なる各Webメディアごとに、年次開催のカンファレンスやアカデミー講座を開催しているのですが、大きな会場で参加者の皆さんの熱意や一体感に刺激を受けたり、準備した催しへの“生の反応”に直接触れたりできることに魅力に感じ、入社を決めました。それ自体が今の仕事のやりがいにもなっています。

― 現在担当している業務について教えてください。

2023年現在、翔泳社では10種類のWebメディアを運営していますが、それぞれの媒体が毎年、カンファレンス形式のイベントを開催しています。その中で主に私が担当しているのは、ITエンジニア向けのメディア CodeZineが主催している「Developers Boost」と、経営・組織・事業変革に携わるビジネスパーソン向けメディア Biz/Zineが主催している「Biz/Zine Day」、そして参加者から受講料をいただき、外部の講師を招いてビジネスにおける実践的なスキルを習得していただく講座「Biz/Zine Academy」です。

イベント事業は、翔泳社のWebメディアが存続・成長する上では欠かせない事業です。私が所属するイベント課は「メディアプロデュース部」という部門に属しているのですが、その名の通りメディアを共に成長させていく仲間として、編集部や営業部とイベントの企画を何ヵ月も前から一緒に進めていきます。そして開催日までは、参加者を募るプランの設計や、スポンサー企業・登壇者との綿密な調整を経て、イベント当日は会場での裏方業務や進行のサポートなどを行います。

“リアルな場”での熱狂的なイベントが戻ってきた!

― 岡本さんは入社して4年目だと伺いました。コロナ禍も経験していますよね。特にイベント事業にとっては、今までの常識がガラッと変わるような出来事だったかと思いますが。

そうですね。全てのイベントがオンライン開催となり、これまで経験・想定していなかったような新たな業務や対応に追われることもありました。リアルな会場での熱狂的な雰囲気に憧れて入社したのに、全部オンラインになっちゃうの!?みたいな(笑)。翔泳社だけでなく、イベント業界にいらっしゃる方のほとんどが、混乱の影響を受けたのではないでしょうか。

ただ、突然の環境変化が起こる中でも迅速に意思決定を行い、対応できるところがこの会社の強みだと思っています。すぐにオンラインでの開催環境や運営体制を整え、コロナ禍でもいくつものイベントが大成功を収め、メディア事業は大幅な成長を続けることができました。

― コロナ禍も終わり、徐々に会場でのイベントが戻ってきました。待ちに待った“リアルな場”でのイベントですね。

今年の夏から、翔泳社も会場(オフライン)でのイベントが復活してきています。印象に残っているのは、コロナ禍が明けて最初(2023年7月)にCodeZineが開催したイベント「Developers Boost 2023」ですね。実は私は入社して間もなくコロナ禍を迎えたので、オフラインイベントの経験がほとんどなかったんです。待ちわびたリアルな場でのイベントだったのですが、右も左も分からないような状態で……。コロナ禍以前のイベントを知る先輩方に仕事を教えていただきながら、なんとかチーム一丸で成功まで導くことができました。

― リアルな場でのイベントを実際に経験してみて、どうでしたか。

会場の準備や打ち合わせ、当日の進行はやはりオンライン以上に大変でしたが、「まさにこれこそが憧れていたイベントの仕事!」というワクワクがありましたし、会場で参加者の方同士が熱心にお話しされていたり、運営に嬉しいフィードバックをいただいたりもして、やっぱりこの会社に入ってよかったなと思いました。素晴らしい体験を皆さんに届けられているんだなと実感した瞬間に感じるやりがいは、言葉にし難いものがあります。

フラットなワンチームで、共に“体験”を創り上げる

― イベント課の仲間を絶賛募集中だと耳にしました。どんな方と一緒に働きたいですか。

翔泳社のイベントは、編集部からイベント企画までがワンチームとなって、自分たちの手で作り上げていきます。イベントのプロデュース全体に携わることができる点は大きな魅力です。「こんなイベントをやってみたい」「自分の企画で素晴らしいイベント体験を届けたい」という方には、チャンスがある会社だと思います。また、翔泳社はベテランから若手まで、全員がフラットに意見を出し合い、共に事業を良くしていける風通しの良い風土が整っていると感じます。自主性や行動力のある方は自由に動き回れるのではないかと。

ただ、そればかりが重要というわけでなく、イベントの登壇者やスポンサーとの打ち合わせ、参加者への対応など、社外との調整や情報管理を適切にこなせる真面目さ、丁寧さも大切です。かくいう私もまだまだ日々勉強しているところですが(笑)。まずは話を聞きに来ていただくだけでも! ぜひ、一緒にメディア事業の柱を盛り上げていきましょう。

(2023年10月掲載)

インタビューを終えて

翔泳社のメディア事業にとってイベントの存在は欠かせません。編集部一同、常にイベントチームの皆さんに支えられています。岡本さんとは、私が編集を担当している「Biz/Zine」のイベントで日頃からご一緒させていただいています。

今回のインタビューで初めて、岡本さんの入社の経緯や内に秘めている想いを知ることができました。思えば、今まで“優しいお兄さん的な先輩”という感じで、岡本英樹さんという人物について詳しく知る機会も、お話しすることもあまりなかったなと。これを機に少しだけ距離が縮まったような気がして、今後一緒に仕事をさせていただくのがより楽しみになりました。

私もまだまだ若手社員で、先輩方の背中を追いかける日々ですが、いつか2人で素晴らしいイベントを企画して、成功させたいです。このインタビューが、その最初の対話として伏線になるよう頑張ります!

(インタビュアー&執筆 名須川 楓太)

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