管理職もメンタルヘルスの勉強が必要な時代になりまして……|翔泳社の本
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管理職もメンタルヘルスの勉強が必要な時代になりまして…… 2016.01.05

強いストレスの最大の原因は……やっぱりアレ

厚労省の調査によると、職業生活で「強いストレスがある」と答えた労働者は全体の約6割にのぼるそうです。多いような、思ったより少ないような、いろいろ感想はあるかと思いますが、さて、強いストレスの最大の理由は何だと思いますか?

やっぱり「残業」や「長時間労働」でしょうか? 残念、ハズレです。実は、最大の原因は「職場の人間関係」なんだそうです(わかるような気がする……)。滞りなく仕事の目標を達成するためには、良好な人間関係や職場づくりにもっと関心をもったほうがいいのかもしれません。

企業にストレスチェックが義務化された!

ところでつい最近、国が「ストレスチェック」なる制度を始めたのはご存知でしょうか。先月(2015年12月)から、会社に1年に1回の「ストレスチェック」が義務化されました(※従業員が50人以上の企業は義務で、50人未満は努力義務)。「社員のうつ病」が増えると経済活動の損失が大きいので、会社に危機感をもってメンタルヘルス対策をやってもらおう、うつ病を予防してもらおうということのようです。

ストレスチェックはまだ始まったばかりですが、今回の義務化にあたって、会社はメンタルヘルス対策を真剣に進める必要が出てきています。今後、管理職の方々へも、マネジメント教育の一環としてメンタルヘルス教育が強化されることが予想されます。

メンタルヘルス勉強するにしても、どこから手をつけていいかわからない

「そうは言っても、メンタルヘルスなんて勉強したこともないし……」そんな方におすすめなのが、資格試験「メンタルヘルス・マネジメント(R)検定」です。

これは大阪商工会議所が主催する試験で、企業のメンタルヘルス教育の一環として活用されています。検定には、I種・II種・III種と3つのコースがありますが、特に受験者が多いのは、部下の不調を防ぐための「II種(ラインケア)」と、自らのストレスに気づいてケアする「III種(セルフケア)」です。

これらは併願もできるので、「両方まとめて受験したい」という方のために、II種とIII種を1冊にまとめたテキスト&問題集『安全衛生教科書 メンタルヘルス・マネジメント(R)検定』をご用意しました。

目次は下記の通り。短期間で効率よく学習できる作りになっていますので、ぜひご活用ください。

『安全衛生教科書 メンタルヘルス・マネジメント(R)検定 Ⅱ種・Ⅲ種 テキスト&問題集』

    <目次>
  • 第1章:メンタルヘルスケアとは
  • 第2章:ストレスとメンタルヘルスの基本
  • 第3章:職場環境等の評価と改善
  • 第4章:従業員のメンタルヘルスケアと管理監督者自身のセルフケア
  • 第5章:セルフケア――ストレスへの気づき方と対処方法
  • 第6章:部下からの相談の対応
  • 第7章:社内外資源との連携とプライバシーへの配慮
  • 第8章:職場復帰支援の方法
  • 模擬問題:2種模擬問題/3種模擬問題

世の中のリーダーや管理職と呼ばれる皆さん、会議や数字に追われ、部下のミスが多いだの、遅刻・欠勤が多いだの、納期に間に合わないだの、ストレスフルな日々をお過ごしかと思います。メンバーや部下の面倒も大事ですが、ご自身のメンタルも大事にしてくださいね。

おざわ

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