よくお問い合わせのある著作権について、まとめています。お問い合わせの前にご一読ください。
翔泳社で刊行されている本の著者Aさんのファンです。Aさんのファンサイトを作り、YouTubeの動画も見られるようにするつもりです。YouTubeでは、Aさんの本を朗読した動画をアップしようとしていますが、著作権の問題がありますか。
Aさんの本は、著作権で保護されている著作物なので、Aさんの本を朗読した動画をアップする場合は、Aさんの了解が必要になります。もちろん、ファンサイトを作って、書名や出版社名、発行年等の単なるデータとしてサイトに使うだけでしたら、著作権の問題は生じません。
自分のホームページに書籍の表紙の画像を載せたいと考えています。許可は必要でしょうか。中身については触れず、タイトルと画像だけ並べます。プログラミングの初心者向けのおすすめ書籍として紹介したいと考えています。
表紙の画像(書影)のご利用については「書影利用許諾申請フォーム」を用意しているのでご活用ください。
1. 本書のウェブページにアクセスします。
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798143514/
2. 書籍の画像の下にある「問い合わせ」をクリックし、その下に表示された「書影の利用許諾について」の説明にある「こちら」をクリックします。
3. 次に表示された「書影利用許諾申請フォーム」で必要事項を入力して、申請してください。
本に掲載されているサンプルプログラムを使って、画像やCGを別のものにしたり、コードを一部改変したりして作ったゲームを販売してもよろしいでしょうか。
サンプルプログラムを参考にした、あくまで自分のオリジナルのコードで作ったものであれば販売しても、著作権の問題は生じません。本に掲載されているサンプルプログラムは、著作権で保護されている著作物なので、そのまま使う場合は、著者の了解が必要になります。
翔泳社の出版物を何冊も購入しておりますが、個人の使用目的でのノートへの複製は大丈夫でしょうか。また、職場での会話で本に載っている文章を使う場合はどうなりますか(勉強会やセミナーなどでの使用ではありません)。
個人的の使用目的でノートへ複製する場合は、私的使用のための複製に該当し、著者の了解なしにできます。ただし、私的利用の範囲を超えた著作物の複製は、著作権者の了解がないとできません。一般に職場での会話であれば、著作権の問題は生じないと考えられますが、勉強会やセミナーで使う場合は、著者の了解が必要になります。
翔泳社の素材集を購入しました。この素材集のイラストについて、作家さんの了解なしで、自分の同人誌で使用することは可能でしょうか?
素材集で、あらかじめ認められた範囲外の利用であれば、著作権者の了解が必要になります。素材集は、購入者の利用を前提としており、通常は一定範囲でご利用できるようになっています。本の記載を読んで、イラストを同人誌で使うことができるかご確認ください。ただし、著作権法上、個人的な利用目的であれば、「私的使用のための複製」として著作権者の了解なしに著作物を複製することができます。
大学に勤務している読者です。職場の研修で、事業企画を実践するトレーニングを行うことになりました。研修のテキストとして翔泳社の本を活用したいと考えているものの、予算が限られており、参加者全員分を購入することが難しそうです。そこで、本の一部を複製またはスキャンして、参加者に配ることはできるか教えてください。
職場での研修で、本の一部を複製したり、スキャンしたりして、参加者に配ることは、私的利用の範囲を超えた著作物の複製となります。そのため、著作権者の了解がないとできません。翔泳社には、法人向けの窓口がございますので、まずはご相談ください。