はじめての後輩。|翔泳社の本
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はじめての後輩。 2013.05.09

 こんにちは、編集部の門松です。最近、社内がとっても春です!どきどき。わくわく。うきうき。そわそわ。今日はそんな言葉が似合う、新年度の編集部の様子をお届けします。

 4月1日。きょろきょろと少し不安そうに、でもキラキラな目で、まわりを見わたしている男の子と女の子が1人ずつ。ついに、私にも後輩ができました!

 1年前、新人研修期間に私たち同期が座っていた席が、今年も新人さんたちの席になりました。この新人さん席、編集部がよく使うコピー機のすぐ側にあります。

 とても話しかけやすい場所なのに、なんだかはずかしくてなかなか話しかけることができず、コピーに行くたびにチラッ、チラッ、とチラミをしては、(わぁ、新人さんがいる。私も本当に2年目になったんだぁ……。)と、ひとり静かに感動していました。

 チラミをすること一週間。スーツだった2人が私服になりました。(初めて私服で会社に行く日、この格好でいいかしら、ってすごくドキドキしたなぁ……。)と、もはや毎日パーカーにGパンスタイルになってしまった自分を残念に思いながらコピーをしていると、おや。目の端にボーダーのシャツが2つ、映りました。

 (2人で相談して揃えたのかな。)と思っていた次の日。コピーをしていると、今度は目の端にストライプのシャツが2つ。(完全に2人で相談して服を決めている!!)と思ったのですが、後日聞くと、まったく相談などせず、2日連続でたまたま同じコーディネートになったそうです!なんという偶然。はずかしがり屋の私も、この偶然のおかげで「明日はドット?笑」と冗談を交わせるようになりました。

すばらしい偶然

 新人研修期間の3ヶ月、新人さんは書籍編集部、メディア編集部、営業部……と、社内のいろいろな部署を回って、各部署の仕事を体験します。4月下旬、書籍編集部にも新人さんが研修に来てくれました。「門松さん、スリップのつくり方教えてあげてね。」と編集長。(※スリップ:本に挟まっている紙で、書名、著者名、価格、バーコードなどが書いてある)

どきどきどきどきどきどきどきどきどき。
(訳:私で大丈夫でしょうか。)
 なぜか心臓が無駄に鳴ります。「よろしくお願いします。」とキラキラな目をした新人さん。「では、スリップからツクリマス。」となんだかカタコトで言う私。

新人さん:「スリップって編集者の人が作ってたんですね!」
私 :「ね!私も入社して知った!」
新人さん:「定価と本体価格どっちがどっちかわかりませんでした!」
私 :「ね!私も入社して知った!」
新人さん:「わ~!ピッてするとちゃんとバーコードの数字が読み取られるんですね!」
私 :「ね!私も入社して知った!」

 なんとかスリップ講座無事終了。たったの30分で、1年前の感動を15個くらい思い出しました。(私も本当に2年目になったんだなぁ……。)と、ひとり静かにまた感動していました。

はじめてだらけ

 新人さんが入って、少し先輩になった私ですが、まだまだ、予期せぬ事態に顔面蒼白で先輩に泣きつき、アドバイスをいただいて、おまけに笑い飛ばして元気にしていただくことが日常茶飯事です。

 先輩たちを見ていて、おもしろいなぁ、頑張りたいなぁ、つくりたいなぁ、と本づくりができました。そんな先輩に私もなれるように、はりきって頑張ろうと思います!そして、新人さんが早く会社に慣れますように!これからもっと、楽しみです!

先輩めざしてがんばります