SIP入門(Gonzalo Camarillo 新堀 幸一 新堀 幸一 新堀 幸一 西尾 知子 西尾 知子 西尾 知子)|翔泳社の本
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SIP入門


監修
翻訳
原著
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原著

形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798102290
定価:
3,740(本体3,400円+税10%)
仕様:
B5変・304ページ

VoIPに携わるネットワークエンジニア、システムエンジニア必読!
インターネットと電話網の融合を可能にする技術、SIPの全容を解明する

現在さまざまなキャリアによってIP電話、インターネット電話などという名称で、VoIPサービスが提供され始めています。従来の固定電話とは違い、中継回線にインターネットを使用することで、通信料のコストを激減させる、グラハムベルによる電話の開発以来の革命的なサービスです。このサービスを支えているのが、SIP(シップ)と呼ばれる新しいプロトコルです。SIPはHTTPに似たテキストベースのプロトコルで、解釈しやすく、軽快な動作が保証されています。SIPがその働きを期待されている分野はVoIPのみではなく、将来的にはすべての電子機器にSIPを組み込み、接続することが可能です。今後訪れるユビキタス時代になくてはならない技術を、RFC共著者のGonzalo Camarillo氏が優しく解説したのが、本書「SIP入門」です。ネットワークエンジニア、組み込みプログラマだけではなく、IT業界で働くすべての人にとって必携の1冊です。


以下のような方に、この本をお勧めします。

・- テレコムとインターネットが融合いた世界で、専門家として生き残りたいと思っているテレコムエンジニア、マネージャー、開発者
・- 回線交換からコネクションレスのパラダイムに円滑に移行したい方
・- SIPサービスの市場にいち早く参入したい方
・- SIPが他のプロトコルとどのように相互作用するのかを知りたい方
・- どのようなアーキテクチャがSIPをサポートしているか知りたい方
・- VoIPでのQoS、セキュリティ、認証について疑問を持っている方
・- ゲートウェイ、プロキシサーバー、アプリケーションサーバー、SIP電話機、インスタントメッセージング、プレゼンスアプリケーションなどのSIP製品を評価したい方
・- 最新技術がどのように動作するのか知りたい方

第1章 回線交換網のシグナリング

1.1 回線交換の起源
1.2 回線交換の特徴
  1.2.1 回線交換の長所
  1.2.2 回線交換の短所
1.3 シグナリングの紹介
  1.3.1 FDMとインバンドシグナリング
  1.3.2 アナログ伝送
  1.3.3 デジタル伝送
  1.3.4 TDM
  1.3.5 デジタルシグナリングシステム
  1.3.6 アクセスシグナリング
  1.3.7 トランクシグナリング
  1.3.8 SS7
  1.3.9 SS7に潜むパラダイム
1.4 結論

第2章 パケット交換とIPとIETF

2.1 パケット交換
  2.1.1 パケット交換の長所
  2.1.2 パケット交換の短所
  2.1.3 X.25
2.2 IPとインターネットのパラダイム
  2.2.1 IPの接続性
  2.2.2 エンドシステムに集約されたインテリジェンス
  2.2.3 エンドツーエンドプロトコル
  2.2.4 一般的な設計の課題
2.3 インターネットプロトコル開発プロセスの歴史
  2.3.1 RFCの起源
  2.3.2 調整団体
2.4 IETF
  2.4.1 IESG
  2.4.2 技術的作業
  2.4.3 IETFの仕様:RFCとI-D

第3章 インターネットマルチメディア会議アーキテクチャ

3.1 インターネット階層構造アーキテクチャ
  3.1.1 トランスポート層プロトコル
  3.1.2 インターネット上のリアルタイムサービス
3.2 マルチキャスト
  3.2.1 複数受信者へのルーティング
  3.2.2 マルチキャストの優位性
  3.2.3 マルチキャストルーティングプロトコル
  3.2.4 IGMP
  3.2.5 Mbone
3.3 RTP:リアルタイムデータの送信
  3.3.1 ジッターとデータグラムのシーケンス
  3.3.2 RTCP
3.4 Qosの提供:IntServとDiffServ
  3.4.1 IntServ
  3.4.2 DiffServ
3.5 SAP
  3.5.1 セッション記述
3.6 SDP
  3.6.1 SDPシンタックス
  3.6.2 SDPng
3.7 RTSP
3.8 インターネットマルチメディア会議ツールキットの使用例

第4章 SIP:概要

4.1 SIPの歴史
  4.1.1 SIPv1
  4.1.2 SCIP
  4.1.3 SIPv2
4.2 SIPが提供する機能
  4.2.1 セッションの確立/変更/切断
  4.2.2 ユーザーモビリティ
4.3 SIPエンティティ
  4.3.1 ユーザーエージェント
  4.3.2 リダイレクトサーバー
  4.3.3 プロキシサーバー
  4.3.4 レジストラ
  4.3.5 ロケーションサーバー
4.4 SIPの優れた機能
  4.4.1 SIPはIETFツールキットの一部である
  4.4.2 セッションの確立と記述を分離している
  4.4.3 エンドシステムに存続するインテリジェンス:エンドツーエンドプロトコル
  4.4.4 相互接続性
  4.4.5 拡張性
  4.4.6 サービス作成プラットフォームとしてのSIP

第5章 SIP:プロトコルオペレーション

5.1 クライアント/サーバートランザクション
  5.1.1 SIPレスポンス
  5.1.2 SIPリクエスト
5.2 プロキシサーバーの種類
  5.2.1 コールステートフルプロキシ
  5.2.2 ステートフルプロキシ
  5.2.3 ステートレスプロキシ
  5.2.4 プロキシの分散
5.3 SIPメッセージのフォーマット
  5.3.1 SIPリクエストフォーマット
  5.3.2 SIPレスポンスフォーマット
  5.3.3 SIPヘッダ
  5.3.4 SIPボディ
5.4 トランスポート層プロトコル
  5.4.1 INVITEトランザクション
  5.4.2 CANCELトランザクション
  5.4.3 ほかのトランザクション
5.5 詳細な例
  5.5.1 プロキシ経由のSIP呼

第6章 SIPの拡張:SIPツールキット

6.1 拡張ネゴシエーション
  6.1.1 どのようにネゴシエーションを行うか
6.2 SIPエクステンションの設計原則
  6.2.1 ツールキットアプローチを侵害しない
  6.2.2 ピアツーピアの関係
  6.2.3 セッションタイプへの非依存性
  6.2.4 メソッドの意義を変更しない
6.3 SIPのエクステンション
  6.3.1 SIPツールキット
  6.3.2 信頼性のあるプロビジョナルレスポンス配信
  6.3.3 セッション途中のトランザクションがセッションの状態を変更しない
  6.3.4 複数のメッセージボディ
  6.3.5 インスタントメッセージ
  6.3.6 UAの自動設定
  6.3.7 呼び出し音を鳴らすための条件
  6.3.8 発呼者の好み
  6.3.9 イベントの非同期通知
  6.3.10 第三者による呼制御
  6.3.11 セッションの転送
  6.3.12 コマンド送信
  6.3.13 SIPセキュリティ

第7章 SIPツールキットを使ったアプリケーション構築

7.1 第3世代モバイルシステム
  7.1.1 ネットワークドメイン
  7.1.2 コールフローの例
7.2 インスタントメッセージとプレゼンス
  7.2.1 SIMPLEワーキンググループ
  7.2.2 プレゼンスアーキテクチャ
  7.2.3 インスタントメッセージング
7.3 パケットケーブル
  7.3.1 アーキテクチャ
  7.3.2 コールフローの例
7.4 PSTNとSIPの相互動作
  7.4.1 小容量ゲートウェイ
  7.4.2 大容量ゲートウェイ
  7.4.3 PSTN相互動作のためのSIPエクステンション
  7.4.4 PINTサービスプロトコル
7.5 会議のためのSIP
  7.5.1 マルチキャスト会議
  7.5.2 エンドユーザーミキシングモデル
  7.5.3 MCU
  7.5.4 非集中化マルチポイント会議
7.6 ネットワーク化された家電製品の制御

付録 Appendix

A.1 SIPに関する情報をさらに得るために
  A.1.1 IETF Webサイト
  A.1.2 Henning Schulzrinne氏のSIP Webページ
  A.1.3 Dean Willis氏のWebページ
  A.1.4 SIPフォーラム
A.2 RFCの例
  A.2.1 RFC:SIP INFOメソッド
A.3 略語集
A.4 参考文献

本書は付属データの提供はございません。

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最終更新日:2003年05月28日
発生刷 ページ数 書籍改訂刷 電子書籍訂正 内容 登録日
1刷 073
3.2.4 IGMPの4行目
2刷
IGMP(Internet Protocol Management Protocol)
IGMP(Internet Group Management Protocol)
2003.05.28
1刷 079
8
2刷
エンドツールの遅延
エンドツーエンドの遅延
2002.12.16
1刷 089
本文1行目
2刷
この例では、1行目のv=0から9行目のa=recoveryまでがセッションレベル記述部にあたります。
この例では、1行目のv=0から9行目のa=recvonlyまでがセッションレベル記述部にあたります。
2003.03.19
1刷 149
図5-18
2刷
(5)のACKをSIPプロキシが送信している
(5)のACKはローラが送信するもの
2003.03.05