知識ゼロから学ぶ ソフトウェアテスト(高橋 寿一)|翔泳社の本
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知識ゼロから学ぶ ソフトウェアテスト


形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798107097
定価:
2,640(本体2,400円+税10%)
仕様:
A5・224ページ

マイクロソフト、SAPの元品質管理責任者が懇切丁寧に教えます。

現状、書店には、ソフトウェアテストの専門家であるわたしですら理解できないような難解な本や、ソフトウェアのティップスを集めた本ばかりが並んでいます。でも、難解な本では初歩のエンジニアにはハードルが高いですし、ティップスでは体系的な知識は得られません。
そこで、本書では以下のことを目的に執筆しました。



・- 知識ゼロの人でも読める内容にする
・- ソフトウェアテストの基本を忠実に押さえる
・- 日本人エンジニアが現場で役立つ手法を解説する

アプリ開発、システム開発、組込み開発のすべてに対応した日本人による、日本人のための「テストの教科書」誕生!

1 テストを始める前に(「バグ」とは何かを考える)

1-1 どんなソフトウェアにもバグは潜んでいる(ソフトウェアの不良とは)
1-2 テスト担当者の心得(先人の言葉に学ぶソフトウェアテストの奥義)
1-3 完全無欠なソフトウェアテストは可能か(100万のテストケースでも十分とはいえない)
1-4 ソフトウェアテストの実力診断テスト(あなたのテスト能力をチェックする)

2 ソフトウェアテストの基本(ホワイトボックステスト)

2-1 ホワイトボックステストとは(プログラムの内部構造を徹底的に分析する)
2-2 プログラムの振る舞いをテストする(制御パステスト法)
2-3 すべてのデータをテストする(データフローパステスト法)
2-4 コーディングエラーを探す(静的解析ツールを使う)

3 エンジニアが最もよく使う手法(ブラックボックステスト)

3-1 ブラックボックステストの基本(同値分割法と境界値分析法)
3-2 どんな入力も正しく処理するには(同値分割法)
3-3 バグの住む場所を探す(境界値分析法)
3-4 複雑な入出力のためのテスト(ディシジョンテーブル)
3-5 GUIをテストする(状態遷移テスト)
3-6 サルにもできるテスト?(ランダムテスト)
3-7 仕様に潜むバグを発見する(エラー推測)

4 ソフトウェアの性能をチェックする(システムテスト)

4-1 テストの工程によって手法を使い分ける(システムテストと機能テスト)
4-2 なぜWindowsにはバグが多いのか(構成テスト)
4-3 ソフトウェアをいじめてみよう(負荷テスト)
4-4 期待通りの性能を引き出すために(パフォーマンステスト)
4-5 「使いやすさ」について考える(ユーザビリティテスト)

5 攻撃に耐えうるソフトウェアの構築(セキュリティテスト)

5-1 セキュリティテストの重要性(未開拓のテスト分野)
5-2 プログラムの弱点をねらった攻撃手法(バッファオーバーフローとフォーマットバグ)
5-3 プログラムレベルで攻撃を防ぐには(セキュリティ機能テスト)
5-4 システムレベルで攻撃を防ぐには(セキュリティシステムテスト)
5-5- セキュリティにおける機能テストとシステムテスト(2つのテストを使い分けるには)

6 その他のテスト手法(スモークテストと回帰テスト)

6-1 ビルドできないソフトウェアのために(スモークテスト)
6-2 歴史とバグは繰り返す(回帰テスト)

7 ソフトウェアテスト運用の基本(テスト成功の方程式)

7-1 最悪のソフトウェアを出荷しないようにするには(コストと品質のバランス)
7-2 テストプランの書き方(IEEE 829テストプランテンプレート)
7-3 テストケースの書き方(効率的なテストケースの作成と管理)
7-4 テストケースの実行(どのテストをどの順番で実行するか)
7-5 テスト開始のタイミング(テスト担当者はどの段階でプロジェクトに参加するか)
7-6 出荷前日にバグが発見されたときの対処法(出荷延期を判断するポイント)

8 ソフトウェア品質管理の基本(ソフトウェア品質のメトリックス)

8-1 品質を目に見えるものにするには(メトリックス選択の基本)
8-2 バグの数を管理する(バグメトリックス)
8-3 ソフトウェアテストの羅針盤(コードカバレッジメトリックス)
8-4 コード行数からわかる意外な事実(ソースコードメトリックス)
8-5 複雑なコードほどバグが出やすい(複雑度のメトリックス)
8-6 Microsoftはどんなメトリックスを使っているのか(無駄のないメトリックス選択の例)
8-7 汝、人を謀る(測る)なかれ(メトリックスの間違った使い方)

9 テストの自動化という悪魔(なせ自動化は失敗するのか)

9-1 その自動化ツールは役に立っていますか?(テスト自動化の功罪)
9-2 自動化に向くテスト・向かないテスト(テスト自動化の鉄則)
9-3 テスト担当者が陥りやすい罠(テスト自動化の本当の問題点)

補遺(同値分割、境界値分析、ドメインテストについての考察)
参考文献およびその他の資料

本書は付属データの提供はございません。

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最終更新日:2015年10月07日
発生刷 ページ数 書籍改訂刷 電子書籍訂正 内容 登録日
1刷 009
6~7行
3刷
入力A:0から999まで入力可能 入力B:0から999まで入力可能
入力A:1から999まで入力可能 入力B:1から999まで入力可能
2006.02.14
1刷 009
9~10行目
3刷
Aにゼロを入れて
Aに1を入れて
2006.02.14
1刷 012
コードの10行目
3刷
if(iSide1 <= 0 || iSide1 <= 0 || iSide1 <= 0)
if(iSide1 <= 0 || iSide2 <= 0 || iSide3 <= 0)
2005.10.17
1刷 021
プログラム例 1行目
2刷
f( con1== 0){
if( con1== 0){
2005.04.21
1刷 023
「ブランチカバレッジ」1行目
分岐条件すべてカバー
分岐条件すべてカバー
2015.10.07
1刷 042
4行目
筆者のおめは
筆者のおめは
2015.10.07
1刷 055
最終行
このコード場合、
このコード場合、
2015.10.07
1刷 056
上から2行目
2刷
たとえば、開発者が"=>"とタイプすべきところを
たとえば、開発者が">="とタイプすべきところを
2005.04.21
1刷 065
下から2行目
まとめれば全体の構成見ることができ、
まとめれば全体の構成見ることができ、
2015.10.07
1刷 066
本文 下から2行目
せるために  大量に
せるために大量に

文字間のスペースを削除します。
2015.10.07
1刷 074
下から4行目
(品質管理部長など)に
(品質管理部長など)に
2015.10.07
1刷 075
Column 13行目
議論の分かれるとこですが、
議論の分かれるとこですが、
2015.10.07
1刷 078
囲みの下 1行目
Microsoft Explorer
Internet Explorer
2015.10.07
1刷 079
囲みの下 4行目
みてみると、
みると、
2015.10.07
1刷 114
箇条書きの一番最後、脚注※53
箇条書きの一番最後・・・デバッ機能 脚注※53・・・デバッポート
箇条書きの一番最後・・・デバッ機能 脚注※53・・・デバッポート
2015.10.07
1刷 119
最終行
テストする必要あります。
テストする必要あります。
2015.10.07
1刷 巻末
著者欄・下から2、3行目
2刷
情報処理学会、電気通信学会、IEEE、ACM、日本品質学会…
情報処理学会、電子情報通信学会、IEEE、ACM、日本品質管理学会…
2005.04.21

感想・レビュー

りょう さん

2017-02-09

俯瞰するにはちょうどよい入門書だと思いました。

TSUBASA さん

2013-01-09

業務でソフトウェアテストをするということで。比較的簡素に書かれたソフトウェアテスト概論です。実践におけるテクニックの記述は少なめかもしれないけど、入門書としてはかなり読みやすく出来ているかと。

Tsuyoshi さん

2014-10-18

ソフトウェアの基礎を学ぶことができる良書。テスト設計の初歩的な技術から、テスト計画で陥りやすい罠まで、テスターとして備えておくべき知識が記載されている。初版が2005年ということで、記述されているテスト用ツール類などは古いものの、テストに必要とされる基本的な思想は現在(2014年)と大きく変わることはないだろう。