SEのための見積りの基本(山村 吉信)|翔泳社の本
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SEのための見積りの基本


形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798107202
定価:
2,200(本体2,000円+税10%)
仕様:
A5・208ページ
カテゴリ:
開発管理
キーワード:
#開発環境,#開発手法,#プログラミング,#システム運用

何を、どうやって見積もればいいの?
見積りの基本とポイントをていねいに解説!

予算、工数、期間・・・。ソフトウェア開発では、見積りが必要な事項がたくさんあります。「めんどうくさい」「どうせ役に立たないし・・・」なんて思っているあなた、それは大きな誤解です。「使える」見積りを作れば、プロジェクトの質は大きく変わるのです。本書では、ソフトウェア開発で必要な各種見積りについて、ていねいに解説します。


本書の対象読者

・- SEやPM(プロジェクトマネージャ)など、見積りを作成する、すべての人が読みましょう!

序章 ソフトウェア開発と見積りの関係を理解する

見積りは、ソフトウェアの開発全体で必要
  ソフトウェアの開発はこう進む
  見積りの2つの側面
開発プロジェクトに関わる人たち

第2章 提案段階では、費用対効果に焦点を当てる

顧客にシステム開発の提案をする
提案段階で陥りがちなこと
  発注者の状況
  受注者の状況
提案段階でのポイント
  プロジェクトはこうして起きる
  解決案を出す
  発注仕様書を書く
  提案書を書く
  ROI(費用対効果)を見積もる
  機器の性能を見積もる

第2章 計画と要件定義では、できるだけ曖昧さをなくす

計画と要件定義に着手する
計画と要件定義の段階に陥りがちなこと
  発注者の状況
  受注者の状況
計画と要件定義段階でのポイント
  計画と要件定義の流れ
  SRS(ソフトウェア要件仕様書)を書く
  プロジェクトを管理する
  開発規模の見積りの流れ
  工数、期間、要員を計算する
  COCOMOでWBSを作成する

第3章 設計段階では、実現に向けた準備を周到に行う

システムの設計に着手する
設計の段階で陥りがちなこと
  受注者の状況
設計段階でのポイント
  設計段階で行なうこと
  標本抽出による開発規模の見積り
  POC(概念検証)で見積もった開発規模を検証する
  DD(設計記述)を書く
  DR(設計レビュー)をする

第4章 実現段階では、進捗管理が成否を左右する

設計をもとに、実現段階に移る
実現段階で陥りやすいこと
  受注者の状況
実現段階でのポイント
  開発担当SEに求められる能力
  進捗を管理する
  見積もった期間内にプログラムを生産するために
  機器の性能を測って、見積もった性能と比較検討する
  単体テストの結果と見積りとの差異に対処する

第5章 テスト段階では、エラーの対処を効率よく行なう

テストをしてエラーを収束させる
テストの段階で陥りがちなこと
  発注者の状況
  受注者の状況
テスト段階でのポイント
  ブラックボックステストと境界値とは
  ホワイトボックステストと網羅率とは
  信頼度成長曲線とは
  統合テストでは、さまざまなモジュールをテストする
  受入テストのポイント
  回帰テストのポイント
  何件テストしないといけないかを見積もる
  テストをやめるタイミングを見積もる

第6章 導入段階では、運用開始時期に焦点を当てる

導入段階では、運用開始時期が気になる
導入段階で陥りがちなこと
  発注者の状況
  受注者の状況
導入段階でのポイント
  いつ運用を開始(カットオーバー)してよいか見積もる

第7章 運用段階では、臨機応変に対応する

運用を開始する
運用段階で陥りがちなこと
  発注者の状況
  受注者の状況
運用段階でのポイント
  初期エラーに対処する
  運用性能を測って、チューンアップする
  カスタマーセンターでの対応時間を見積もる

第8章 保守段階では、品質と新規開発コストに焦点を当てる

発注者から改修依頼がくる
保守段階で陥りやすいこと
  発注者の状況
  受注者の状況
保守段階でのポイント
  生産性を見積もる
  保守し続けるか新規開発に切り替えるかを見積もる
  見積り結果を比較・評価する
  すっと保守をし続けてもよいか?

付録A 見積りにまるわるQ&A
付録B 見積り用エクセルファイルの作り方

おわりに

Column 見積りの現場から

コラム(1) SPEC
コラム(2) 待ち行列

本書は付属データの提供はございません。

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感想・レビュー

マギー さん

2015-03-10

仕事で作る工数の見積り恐怖症になっているので、一般的な見積りにも触れてみよう、というつもりで読んでみた。 新規構築時の見積りのことが主に述べられていたり、工数以外にも性能見積りや運用時のフェールセーフの話が出てきたりと、自分が必要な「見積り」以外のことも記載されていた。 回帰テストの考え方は普段行わないので参考程度にはなった。 COCOMOはSTEP数だけで工数を算出できる夢のような手法のようだが、部分改修の場合の考え方ではないのと、どんな言語でも係数が同じなのが理由で活用できなさそうだった。

just-older さん

2013-08-24

急遽見積もりをすることとなり、、慌てて読んだ本。規模見積もりから始める等、基本がわかりやすく解説されていてとても勉強のなった。