エンタープライズ統一プロセス(株式会社オージス総研 株式会社オージス総研 株式会社オージス総研 スコット・W・アンブラー John Nalborne Michael Vizdos)|翔泳社の本
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エンタープライズ統一プロセス

監修
翻訳
原著



形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798109343
定価:
4,950(本体4,500円+税10%)
仕様:
B5変・400ページ
カテゴリ:
開発管理
キーワード:
#開発環境,#開発手法,#プログラミング,#システム運用

ITのライフサイクル全体をカバーするプロセスフレームワークとは?

本書はエンタープライズ統一プロセス(EUP)について詳細に解説します。
EUPは、業界標準であるラショナル統一プロセス(RUP)を拡張したものです。ソフトウェア開発のライフサイクル全体をカバーし、RUPにはないシステムが稼動してからの運用及びサポートと、最終的な引退までが加えられています。また、ポートフォリオ管理、エンタープライズアーキテクチャ、戦略的再利用など、システム横断的な全社レベルの問題も扱っています。RUPには非常に優れたソフトウェア開発ライフサイクルが定義されていますが、それはほんのスタートに過ぎません。ITのライフサイクル全体を扱うには、EUPが必要なのです。

本書の特徴



・- 実用的:読みやすい形式で実用的なアドバイスを提供しています。
・- 重要課題をカバー:読者が直面する重大問題に焦点をあて、対処する方法について説明します。
・- RUPと矛盾しない:多くの図を用いて、RUPと同じアプローチを採用しています。
・- 事例の説明:著者らがRUPやEUPを組織に導入した経験を紹介しています。
・- 関心領域の要約:各章で説明する重要事項を要約し、章頭に示しています。
・- 豊富な注釈:監訳者による100を超える注釈が理解を助けます。

第1部 RUPからEUPへ

第1章 はじめに
1.1 プロセスの種類
1.2 エンタープライズ統一プロセスの歴史
1.3 なぜITプロセスなのか?
1.4 本書について
1.5 まとめ

第2章 ラショナル統一プロセス
2.1 全体は逐次的
2.2 部分は反復的
2.3 リリースを徐々に少しずつ導入
2.4 実証されたベストプラクティスの採用
2.5 RUPを採用する理由
2.6 プロセスフレームワークとしてのRUP
2.7 まとめ

第3章 エンタープライズ統一プロセスの紹介
3.1 開発ライフサイクルからシステムライフサイクルへ
3.2 稼動フェーズ
3.3 引退フェーズ
3.4 運用及びサポート作業分野
3.5 情報技術(IT)ライフサイクル
3.6 ザックマンフレームワークとEUP
3.7 本書の共通テーマ
3.8 EUPの実践
3.9 まとめ

第2部 開発の先

第4章 稼動フェーズ
4.1 目的
4.2 基本的な作業
4.3 並行リリースへの対応
4.4 サポート戦略
4.5 リリース置き換えマイルストーン
4.6 事例
4.7 まとめ

第5章 引退フェーズ
5.1 目的
5.2 不可欠な作業
5.3 引退作業を管理する
5.4 リリース引退マイルストーン
5.5 事例
5.6 まとめ

第6章 運用及びサポート作業分野
6.1 ワークフロー
6.2 事例
6.3 失敗パターン
6.4 タイミング
6.5 ツール
6.6 他の作業分野との関係
6.7 まとめ

第3部 エンタープライズ管理作業分野群

第7章 エンタープライズビジネスモデリング作業分野
7.1 ワークフロー
7.2 事例
7.3 失敗パターン
7.4 タイミング
7.5 ツール
7.6 他の作業分野との関係
7.7 まとめ

第8章 ポートフォリオ管理作業分野
8.1 ワークフロー
8.2 事例
8.3 失敗パターン
8.4 タイミング
8.5 ツール
8.6 他の作業分野との関係
8.7 まとめ

第9章 エンタープライズアーキテクチャ作業分野
9.1 ワークフロー
9.2 失敗パターン
9.3 タイミング
9.4 ツール
9.5 他の作業分野との関係
9.6 まとめ

第10章 戦略的再利用作業分野
10.1 ワークフロー
10.2 事例
10.3 タイミング
10.4 失敗パターン
10.5 ツール
10.6 他の作業分野との関係
10.7 まとめ

第11章 人材管理作業分野
11.1 ワークフロー
11.2 事例
11.3 ツール
11.4 失敗パターン
11.5 タイミング
11.6 他の作業分野との関係
11.7 まとめ

第12章 エンタープライズアドミニストレーション作業分野
12.1 ワークフロー
12.2 事例
12.3 失敗パターン
12.4 タイミング
12.5 ツール
12.6 他の作業分野との関係
12.7 まとめ

第13章 ソフトウェアプロセス改善作業分野
13.1 ワークフロー
13.2 事例
13.3 失敗パターン
13.4 タイミング
13.5 ツール
13.6 他の作業分野との関係
13.7 まとめ

第4部 まとめ

第14章 エンタープライズ統一プロセスの採用
14.1 ソフトウェアプロセス改善の実施
14.2 トレーニング
14.3 メンタリング
14.4 進行状況の測定
14.5 成功?
14.6 まとめ

第15章 終わりに

第5部 付録:用語解説

付録 A:役割
付録 B:成果物
付録 C:用語集
付録 D:頭字語及び略語

本書は付属データの提供はございません。

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感想・レビュー

ressenti-man さん

2012-07-11

出た当初買って一通り見て、最近仕事で使うので読み込んでみたけど、よく出来ている。UP、統一プロセスを拡張して、エンタープライズアーキテクチャ(この本の中でのEAはいわゆるTAだけど)の構築、運用、改善のサイクルを回して行けるようなプロセスフレームワークにしてある。ただ使うとなるとどうしてもヘビーにしてしまいそうではあり、如何にアジャイルに出来るかは考えどころになるだろう。けどUPベースだけあってTOGAFや経産省EAよりは開発に近くて使えるEAが出来るだろう点は利点なのは間違いない。