ITエンジニアのための【論理思考】がわかる本(NRIラーニングネットワーク株式会社 NRIラーニングネットワーク株式会社 上村 有子 亀井 敏郎)|翔泳社の本
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ITエンジニアのための【論理思考】がわかる本


監修

監修

形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798109947
定価:
2,420(本体2,200円+税10%)
仕様:
A5・280ページ
カテゴリ:
開発管理
キーワード:
#開発環境,#開発手法,#プログラミング,#システム運用

IT・ヒューマンスキル両面を持つ講師が教える SEの仕事に役立つ思考技術!

論理思考とは、自分の考えを頭の中で整理し、相手に的確に伝えるための、コミュニケーションの手段です。交渉、問題解決、プレゼンテーション、キャリア戦略など様々なビジネスの場面で使用され、MBAやビジネススクールでも必須の“技術”です。論理思考は技術であるため、正しく学習し、訓練することによって習得が可能となります。ITエンジニアはシステム設計やトラブル対応など、論理的に考えることに慣れていますが、思考技術としてきちんと学習できる場はほとんどなく、多くは自己流です。また、社内外のコミュニケーションに論理思考をうまく活かせていないケースも多く見られます。
本書では、海外でSEとして働いた経験を持つ著者が、ロジカルコミュニケーションの重要さを説明し、代表的な方法(ツール)の内容や使い方を紹介しています。また、各方法を目的別(整理、会議運営、問題解決など)に分けて説明しており、ITエンジニアの方々にとって興味を持って読み進められる内容となっています。論理思考がしっかりと身につけば、ビジネスコミュニケーション力が上がることはもちろん、仕事上での問題整理にも大変役立ちます。ただし、単に知識として読むだけでは、論理思考は身につきません。身につけるためには、日々の実践が必要です。本書では、演習問題も多数用意しているので、ぜひ挑戦してください。

論理思考度チェック
監修者のことば
論理思考の効能
論理クイズ

第1章 ITエンジニアの仕事に役立つ論理思考

1-1 論理的であるということ
   「論理的に考える」とはどういうことか
   論理思考を実践するためにするべきこと
   論理思考のメリット
   Column 欧米の教育における論理思考
1-2 ITエンジニアが得意な論理思考
   ITエンジニアが普段使っている論理思考
   実践技術の習得は「習うより慣れろ」
   Column 思考の停止

第2章 実践!思考技術のツールを使う

2-1 体系立てて整理する―Whatツリー・基本
   ロジックツリーとは
   考えの片寄りを少なくするロジックツリー
2-2 ロジックツリー作成時のポイント
   全体像を押さえ、漏れやダブりをチェックするコツ
   ロジックツリーを使って効率的に伝える
   ロジックツリーを習慣にする
   【演習課題】
   課題 1 新入社員向けOSセミナー
   課題 2 プロジェクト進捗管理チェックリスト
   【演習解答例】

第3章 会議運営に役立つ論理思考

3-1 会議で無駄なく議論をなくすため論理思考を活用
   会議の「計画時」に役立つ論理思考
   会議「進行時」に役立つ論理思考
   意見の「対立時」に役立つ論理思考
   論理思考の現場で実践する
   Column 上司の反論に切り返す
3-2 感度良い切り口で整理する―Whatツリー・応用
   切り口を多角的に考える方法
   【演習課題】
   課題 1 展示会ブースへの出展
   課題 2 プロジェクトのコスト管理
   【演習解答例】
3-3 一覧表と相関図を使い分ける―マトリクス
   2軸の選び方
   ロジックツリーとマトリクスの相互活用
   Column マトリクスの軸の例
   Column マトリクスは経営コンサルタントの強力ツール!
   【演習課題】
   課題 1 お客様相談窓口に寄せられる意見
   課題 2 社内セキュリティの問題点
   【演習解答例】

第4章 問題解決に役立つ論理思考

4-1 問題解決に取り込む3つの思考技術
   固定観念に縛られていないか
   不確定要素が多い中で決断するとき
4-2 固定観念を解き放つ―ゼロベース思考
   相手の視点で考える
   解決の選択肢を殖やす
4-3 軌道修正に役立つ―スパイラル思考、オプション思考
   「案ずるより生むが易し」のスパイラル思考
   立ち直りの早いオプション思考
4-4 原因を深く掘り下げる―Whyツリー
   原因を探るロジックツリー
   広い視点で追求、見落としが減る
   Whyを強制して掘り下げる
   ロジックツリーの限界
   【演習課題】
   課題 1 照会速度低下
   課題 2 プロジェクト失敗
   【演習解答例】
4-5 解決策を見つける―Howツリー
   具体的なアクションプランを示すのに役立つロジックツリー
   論理思考のツールを組み合わせて使う
   Column 覚えておくと便利な定番切り口
   【演習課題】
   課題 1 データの外部流出防止策
   課題 2 システム開発時の知的財産権保護
   【演習解答例】
   Column FIRST ROWS優先チューニング

第5章 提案書や論文準備に役立つ論理思考

5-1 提案書を書く前の心構え
   主題の吟味
   Keyの吟味
5-2 主張を設計図で表現―ビラミッドストラクチャ
   ピラミッドストラクチャとは
   Q&A形式でこちらのペースに誘導
   根拠(要素)の3つの並べ方
   もうひとつの根拠の並べ方「三段論法」
   Column ロジックツリーとピラミッドストラクチャの違い
   【演習課題】
   課題 1 電子掲示板の利用を提案する(その1)
   課題 2 ソフトウェア開発において、従来の手法や業界の慣習を見直す(その1)
   【演習解答例】
5-3 論理の組立てに不可欠―帰納アプローチ、演繹アプローチ
   帰納アプローチとは
   演繹アプローチとは
   2つのアプローチをピラミッドストラクチャに使用
   【演習課題】
   課題 1 帰納アプローチ―人材不足と今後の社会
   課題 2 演繹アプローチ―メモリ不足
   【演習解答例】
5-4 ピラミッドストラクチャを使って提案書を書く
   導入から本文、まとめへの展開
   【演習課題】
   課題 1 電子掲示板の利用を提案する(その2)
   課題 2 ソフトウェア開発において、従来の手法や業界の慣習を見直す(その2)
   【演習解答例】

第6章 説得やプレゼンテーションに役立つ論理思考

6-1 プレゼンテーションに役立つピラミッドストラクチャ
   「あらすじ」づくりに有効なツール
   聞き手の頭の中に図のイメージを転送
   ボリュームと時間を視覚的に調整
   Column リハーサルの重要性
   【演習課題】
   課題 1 統合セキュリティ製品の導入を提案する
   【演習解答例】
6-2 印象に残る図や名前を考える―マトリクス・応用
   印象に残る図
   興味を持たせるネーミング
   【演習課題】
   課題 1 ネーミングを考える―PC消費者の購買スタイル
   課題 2 ネーミングを考える―リスクコントロールの考え方
   【演習解答例】

第7章 キャリアパス考察に役立つ論理思考

7-1 ロジックツリーを使って必要な技術や知識を洗い出す
   自分のキャリアと向き合う必要性
   ITSSをベースにした業界で必要とされる知識やスキル
   ビジネススキルの見直しも必要
   【演習課題】
   課題 1 技術の棚卸し
7-2 強みと弱みを把握する―SWOT分析
   Column SWOT分析の応用
   【演習課題】
   課題 1 自分の強み、弱みの棚卸し
   課題 2 自分の強い/弱いスキルをSWOT分析
7-2 投資の対象を可視化―PPM分析
   投資すべき対象を視覚化
   【演習課題】
   課題 1 得意な分野と市場性を分析
   課題 2 投資すべき分野と市場性を分析

第8章 論理思考以外の思考法

8-1 論理思考の限界
   収束思考と発想思考
8-2 発散思考
   ブレーンストリーミング
   発散思考と収束思考の切り換え
   マインドマップ
   Column ブレーンストリーミングとマインドマップの考案者
8-3 システム思考
   時系列パターングラフ
   フィードバックループ図
   Column ITのいわゆる“システム”とシステム思考を混同しないこと
   Column システム思考の提唱者

論理クイズ―解答

本書は付属データの提供はございません。

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最終更新日:2008年09月08日
発生刷 ページ数 書籍改訂刷 電子書籍訂正 内容 登録日
1刷 282
【奥付】発行所
2刷
株式会社 翔泳社 (http://www.seshop.com)
株式会社 翔泳社 (http://www.shoeisha.co.jp)
2008.09.08

感想・レビュー

KJ さん

2015-02-21

仕事柄最近読んだ論理思考系の本の中では実用的で良かった。本書内に書かれていたポイントを抜粋「論理思考の技術は、知識として身につけるのではなく、自分の習慣に取り込むこと」知ってても使えなきゃ意味がない。何度も読み返して自分のモノにしよう。

サスケ さん

2017-02-25

論理思考は、エンジニアには必須のスキルだと読んでいて思いました。ロジックツリーなどを、仕事はもちろん日常でも使用して習慣化させようと思います。