本間 直人 著
                                                                            
・-きちんと指示しても、伝わらない・動いてもらえない
・-メンバーのやる気がない、部下が何を考えているかわからない
・-チームの雰囲気が悪い、人が辞めるけど手が打てない
チームで仕事をすることが多いITエンジニア。チーム力が低下すると、仕事の効率も品質も下がり、そして仕事が増える……といったマイナスの悪循環をつくりだしてしまいます。本書では年間200日間以上の研修をこなす筆者が、研修のライブ感そのままにチーム力をつくるためのコツを楽しく解説します。実際のプラクティスや身近な実例を一緒に体験しながら、目からウロコの気づき満載です。
▼STEP 1 チームメンバーと一緒に働く
  1章 メンバーと「話す」「話してもらう」
  
  1 初対面時の立ち位置を意識する
    床のスレスレで名刺を渡す!?
    殴れる距離=パーソナルスペースを侵略しない
  2 座り方を意識する
    「正面」「L字」「横」の位置関係
    before アイデアを広げるために会議する
    会議の席の作り方でも内容は変わる
    after アイデアを広げるために会議する
  3 話さない人に話してもらう
    発言すると嬉しい!の体験を重ねる
    アクションラーニングの重要性
    1対8対1の法則
2章 情報を共有し、伝える
  
  1 虹を超えてのプラクティス
    4つのパートなのに、さまざまな絵が出来る
    虹は本当に「7色」なのか?
    伝えた側が感じる「何でそんなことやったの?」
  2 伝え方を考える
    「標準化」されると、一言で済む
    「相手」はわかったつもりでいる
    「質問しやすい」雰囲気をつくる
    「標準化」されるまでやりとりする
  3 「部分」を繋ぎ合わせて1つの絵をつくる
    自分はどの部分をつくっているのか
    興味のあることしか、見えない・聞こえない
3章 リーダーがいなくても人は動く??
  
  1 ストローワークを実施する
    リーダー役はいたのか?
    ストローワークでみんなが動く理由
  2 「アンラーニング」の重要性
    必要に応じてアンラーニングしよう
  3 メンバーが言いやすい、動きやすい雰囲気づくり
    問題を言いやすい雰囲気をつくる
    メンバーが動きやすい環境をつくる
▼STEP 2 リーダーとしてチームをつくる
  4章 自分の把握度
  
  1 自分の9つのマトリクス
    記入しながら自分を振り返ってみよう
    今までの経験を振り返る
    現状について振り返る
    これから先の未来のこと
  2 9つのマトリクスからわかること
    自分の過去の良い経験とはどんなものか
    自分のリソースや喜びを意識する
    なりたい上司になるための「信頼関係」
  3 夢に近付くための具体的なプランづくり
    将来の夢とそのための「空欄」
5章 部下の把握度
  
  1 どういう温泉が好きですか?
    社員旅行を計画…でも
  2 部下の9つのマトリクス
    どれくらい埋められますか?
    部下の回答とどれだけ違うか
  3 相手を知り、Let'sの気持ちをつくる
6章 相手を見て指示を出す
  
  1 指示の出し方を振り返る
    遊園地の事務所に書類を届けてもらう
    自分が知っていることを伝えてもダメ
    「指示したこと」に満足していないか?
    使え方をチェックしよう
  2 やる気のサルとモチベーション
    バナナを見ればやる気を出すサル
    ドリアンを見てもやる気を出せないサル
    忙しい中、資格をとれ!と言われたが…
    相手に喜びがあってもマヒする!?
    その人にとっての「嬉しい」を理解する
  3 共通の「喜び」を持てればチームとして前進する
    1人ひとり違ったことを考えていてもOK
▼STEP 3 チーム力をつくる
  7章 評価するときの軸・方向性・基準
  
  1 あなたの「評価基準」はどこにある?
    3分の1も入っている?3分の1しか入っていない?
    不足分ばかりが目につく部下の行動
  2 あなたの「評価軸」はどこにある?
    人によってさまざまな評価「軸」
    カンタンな仕事にもさまざまな軸
  3 部下を「注意する」・「ほめる」
    相手が「ほめてほしい」ところを「ほめる」
8章 チームの信頼関係を築く雰囲気づくり
  
  1 話しかけやすい状況を意識してつくる
    目指す上司を真似たつもりでも…
    タバコ部屋でもなく飲み会でもない方法
    日常の「ちょっとしたこと」に効果あり
  2 原因の追及ばかりしても前には進まない
    原因を追及するサルは…
    仕事で原因を追及する人たち
    「犯人探し」をしていないか
  3 雰囲気をつくるのは小さな種火
    種火はつぶさなければ燃え広がる
9章 個別最適と全体最適
  
  1 自白すべきか、しないべきか?囚人のジレンマ
    相手がわからないと、個人最適を追及する
    全体最適が必要ないなら個人最適を追及する
  2 自分の仕事で忙しい!質問NO!のマネージャ
    毎日の業務が忙しくて
    大きな組織ほど全体最適は難しい?
  3 プラスのスパイラルで成果を出そう
<付録> 困った!Q&A ベスト5
  
  Q1 部下と話が通じないのですが…
  Q2 年上の部下が扱いにくく困っています
  Q3 中途採用が使えないうえ、すぐ辞めます
  Q4 短期契約者や派遣社員が使えなくて…
  Q5 部下が無口で、職場に会話がない
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天地人 さん
2019-04-14
みんなの喜びを高め、チーム力をアップする方法を解説。仕事の中で喜びが感じられるよう、仕掛けを考えていきたい。
unimaz さん
2015-10-14
できない理由より、できている理由を探して次につなげる。 仕事の「与え方」が適切か意識する。 考えていることや関心がそれぞれ違っても協働できていればよい。