携帯電話OSの設計と進化 Symbian OS Architecture(有限会社ハラパン・メディアテック 有限会社ハラパン・メディアテック 株式会社管理工学研究所 吉川 邦夫 吉川 邦夫 吉川 邦夫 Ben Morris)|翔泳社の本
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携帯電話OSの設計と進化 Symbian OS Architecture

翻訳
原著
監修
監修
翻訳
原著

形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798116860
定価:
8,580(本体7,800円+税10%)
仕様:
B5変・640ページ

歴史的経緯から解き明かす技術的進化の全貌!

この本は、Symbian OSを、もっとよく理解したい人、Symbian OSとはどういうものなのか、なぜそうなっているのか、どうしてそのように作る必要があったのかを知りたい、すべての人のためにある。
もしあなたがSymbian OSの仕事をしているのなら、あるいは、そうするつもりがあるのなら、この本はあなたのためにある。
もしあなたが、このOSを表面よりも深く理解したいのなら、これは、まさしくあなたのために書かれた本だ。
そしてあなたが、もっと一般的に、ソフトウェアあるいは携帯電話業界に興味があるとしても、ソフトウェア開発の永年のテーマに関心があるとしても、あるいは、実際のシステムがどのように作成され進化するのかを知りたいというだけでも、この本は、あなたのためのものだ。
(まえがき より)

第1部 Symbian OSの背景情報

第1章 なぜ「電話機は違う」のか
1.1 携帯電話の起源
1.2 第2世代から第3世代へ
1.3 携帯電話機の進化
1.4 テクノロジーと「ソフト効果」(Soft Effects)
1.5 破壊性(disruption)の複雑さ
1.6 携帯電話機の要点

第2章 Symbian OSの歴史と前史
2.1 最新技術
2.2 その始まり
2.3 Psion前史
2.4 Symbian OSの初期
2.5 モバイルというチャンス
2.6 初期ライセンシープロジェクトの背景
2.7 デバイスファミリー
2.8 オペレーティングシステムの影響

第3章 Symbian OSアーキテクチャの紹介
3.1 設計目標とアーキテクチャ
3.2 Symbian OSの基本デザインパターン
3.3 なぜアーキテクチャが重要なのか
3.4 Symbian OSのレイヤ
3.5 主要なデザインパターン
3.6 アプリケーションの全体像
3.7 Symbian OSのイディオム
3.8 Symbian OS v9以降のプラットフォームセキュリティ

第4章 オブジェクト指向の紹介
4.1 背景情報
4.2 その大いなる魅力
4.3 オブジェクト指向の起源
4.4 オブジェクト指向の主要なアイデア
4.5 オブジェクト指向の言語

第2部 レイヤで見るアーキテクチャ

第5章 Symbian OSのレイヤードモデル
5.1 イントロダクション
5.2 基本概念
5.3 Symbian OS v9.3モデルの各レイヤの概要
5.4 モデルでは見えないもの
5.5 ヒストリー

第6章 UI Frameworkレイヤ
6.1 イントロダクション
6.2 目的
6.3 設計目標
6.4 概要
6.5 アーキテクチャ
6.6 UIアーキテクチャの略歴
6.7 コンポネントコレクション

第7章 Application Servicesレイヤ
7.1 イントロダクション
7.2 目的
7.3 設計目標
7.4 概要
7.5 レガシーアプリケーションエンジン
7.6 アーキテクチャ
7.7 コンポネントコレクション

第8章 OS Servicesレイヤ
8.1 イントロダクション
8.2 目的
8.3 設計目標
8.4 概要
8.5 アーキテクチャ
8.6 Generic OS Servicesブロック
8.7 Multimedia and Graphics Servicesブロック
8.8 Connectivity Servicesブロック

第9章 Comms Servicesブロック
9.1 イントロダクション
9.2 目的
9.3 設計目標
9.4 概要
9.5 アーキテクチャ
9.6 Commsフレームワーク
9.7 テレフォニーサービス
9.8 ネットワーキングサービス
9.9 ショートリンクサービス

第10章 Base Servicesレイヤ
10.1 イントロダクション
10.2 目的
10.3 設計目標
10.4 概要
10.5 アーキテクチャ
10.6 コンポネントコレクション

第11章 Kernel Services and Hardware Interfaceレイヤ
11.1 イントロダクション
11.2 目的
11.3 設計目標
11.4 概要
11.5 EKA1とEKA2
11.6 Singletonコンポネントコレクション
11.7 カーネルアーキテクチャブロック
11.8 カーネルアーキテクチャコンポネントコレクション

第12章 Java MEサブシステム
12.1 イントロダクション
12.2 Java MEサブシステムの要件
12.3 Java MEサブシステムの設計目標
12.4 Symbian OSにおけるJavaの進化
12.5 アーキテクチャ
12.6 コンポネントコレクション

第13章 Symbian OSの進化に関する注釈
13.1 最新技術
13.2 Symbian OS v6リリースのまとめ
13.3 Symbian OS v7リリースのまとめ
13.4 Symbian OS v8リリースのまとめ
13.5 Symbian OS v9リリースのまとめ

第3部 設計のケーススタディ

第14章 Symbian OSにおけるオブジェクト指向設計の利用
14.1 イントロダクション
14.2 Psionにおける先駆的オブジェクトアプローチ
14.3 徹底したオブジェクト指向のオペレーティングシステム

第15章 電話を加えるだけで
15.1 イントロダクション
15.2 電話機の解剖
15.3 電話機のオペレーティングシステム
15.4 テレフォニー
15.5 (電話機では別の)メッセージング

第16章 大は小を兼ねない:根本的なUIソリューション
16.1 イントロダクション
16.2 Eikon GUIの背景情報
16.3 Eikonの設計上のポイント
16.4 デバイスファミリーという戦略
16.5 Quartz
16.6 Pearl
16.7 Nightingale
16.8 ワールドクラスのGUIを開発する方法
16.9 Symbian OSのユーザーインターフェイスアーキテクチャ
16.10 進むべき将来の方向

第17章 システムの進化と再開発
17.1 イントロダクション
17.2 設計のライフタイム
17.3 Symbian OSにおける再開発
17.4 カーネル内部の進化
17.5 テレフォニーの進化
17.6 音声と映像の進化
17.7 皮膚を定義する
17.8 標準C++への移行

第18章 クリエイティブな動物園か、ソフトウェア工場か?
18.1 イントロダクション
18.2 ソフトウェアの問題
18.3 ドラゴンが多すぎる
18.4 ソフトウェア開発のアプローチ
18.5 ソフトウェア作成とは、いったい何なのか

付録

付録 A Symbian OSコンポネントリファレンス

付録 B インタビューを受けた人々の紹介

本書は付属データの提供はございません。

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