仮想化の基本と技術(清野 克行)|翔泳社の本
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仮想化の基本と技術


形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798123707
定価:
2,508(本体2,280円+税10%)
仕様:
A5・264ページ
カテゴリ:
ネットワーク・サーバ
キーワード:
#ネットワーク・サーバ・セキュリティ,#データ・データベース,#システム運用,#Web・アプリ開発

クラウドの中核インフラを担う基幹技術/ニーズへ図解でナビゲート

古くて新しい技術と呼ばれる「仮想化技術」は、近年、Amazon EC2、Google App Engine、Microsoft Azureをはじめとするクラウドサービスの登場によって大きな注目を集めるようになっています。本書は、仮想化技術のうち、クラウドサービスによって特に注目を集めるようになった「サーバの仮想化」と「ストレージの仮想化」を中心に、仮想化の概念と技術の全体像を、現在提供されいているサービスとともに解説することにより、初心者でも理解しやすく実用性の高い内容構成になっています。

1章 仮想化技術の概要

1-1 仮想化の概念とは
   仮想化=情報システムにおける物理リソースの抽象化
1-2 サーバーの仮想化とは
   リソースの集約によるサーバーの有効活用
1-3 ネットワークの仮想化とは
   物理構成はそのままにネットワーク構成を変更
1-4 ストレージの仮想化とは
   リソースの有効活用と柔軟な構成変更
1-5 アプリケーションとデスクトップの仮想化とは
   シンクライアントやバージョン対応での利用
1-6 ファイルとメモリの仮想化とは
   セキュリティ対策やサーバー仮想化での利用
1-7 ターミナルの仮想化とは
   デスクトップからのアプリケーション、データの排除
1-8 コンピュータ処理能力の向上
   仮想化が注目される理由(1)
1-9 Webアプリケーションシステムの利用拡大
   仮想化が注目される理由(2)
1-10 クラウドサービスの利用拡大
   仮想化が注目される理由(3)
1-11 メインフレーム時代の仮想化技術
   仮想化技術の歴史(1)
1-12 水平型ネットワークとLANの誕生
   仮想化技術の歴史(2)
1-13 パケット通信網とネットワーク・コンピューティング
   仮想化技術の歴史(3)

2章 仮想化技術の基礎知識

2-1 シングルテナントとマルチテナント
   仮想化で使われるキーワード(1)
2-2 パーティショニングとライブマイグレーション
   仮想化で使われるキーワード(2)
2-3 スケールアップとスケールアウト
   仮想化で使われるキーワード(3)
2-4 プロビジョニング
   仮想化で使われるキーワード(4)
2-5 ILM(情報ライフサイクル管理)
   仮想化で使われるキーワード(5)
2-6 システム開発・運用フェーズでの仮想化の利用
   仮想化技術がもたらすメリット(1)
2-7 システム増強・移行フェーズでの仮想化の利用
   仮想化技術がもたらすメリット(2)
2-8 クラウドコンピューティングと仮想化
   仮想化技術がもたらすメリット(3)
2-9 レガシーマイグレーションと仮想化
   仮想化技術がもたらすメリット(4)

3章 サーバーの仮想化

3-1 サーバー仮想化のソリューション
   仮想マシン、OS仮想化、パーティショニング
3-2 ホストOS型とハイパーバイザー型
   仮想マシンの分類
3-3 ホストOS型の仕組み
   ホストOS上で動作する仮想化ソフトウェア
3-4 「VMware Server」(ヴイエムウェア)
   ホストOS型仮想化の製品例(1)
3-5 「Virtual Server 2005 R2」(マイクロソフト)
   ホストOS型仮想化の製品例(2)
3-6 ハイパーバイザー型の仕組み
   ハードウェアのBIOS上で動作する仮想化ソフトウェア
3-7 「VMware ESXi」(ヴイエムウェア)
   完全仮想化ハイパーバイザー型の製品例(1)
3-8 「Hyper-V」(マイクロソフト)
   完全仮想化ハイパーバイザー型の製品例(2)
3-9 「Xen」(ゼンソース)
   準仮想化ハイパーバイザー型の製品例(1)
3-10 モノリシックカーネルとマイクロカーネル
   ハイパーバイザー型のもう1つの分類
3-11 ハードウェア仮想化支援機能の原理と実装
   サーバー仮想化と仮想マシンを支える技術
3-12 「Intel VT」(インテル)
   ハードウェア仮想化支援機能の実装例(1)
3-13 「AMD-V」(エイ・エム・ディ)
   ハードウェア仮想化支援機能の実装例(2)
3-14 プログラムの実行とOSの役割
   OS(オペレーティングシステム)の基礎知識(1)
3-15 マルチプロセス・システム
   OS(オペレーティングシステム)の基礎知識(2)
3-16 割り込み(インタラプト)システム
   OS(オペレーティングシステム)の基礎知識(3)
3-17 仮想記憶システム(ページング方式)
   OS(オペレーティングシステム)の基礎知識(4)
3-18 ファイルシステム
   OS(オペレーティングシステム)の基礎知識(5)

4章 ネットワークの仮想化

4-1 ネットワーク仮想化のソリューション
   ネットワークの経路と機器の仮想化
4-2 VLANとは
   端末の仮想的なネットワーク・グループ
4-3 VLAN構成の種類
   ポートVLANとダイナミックVLAN
4-4 複数スイッチにまたがるVLANの構築
   VLANタギングと高速ルーティング
4-5 VPNとは
   パケットのカプセル化と暗号化
4-6 VRFとMPLS
   ルーターの仮想化
4-7 ロードバランサーの機能
   OSなどに依存しない負荷分散の実現
4-8 ブレードサーバーの機能
   仮想OSに依存しない仮想化ネットワーク環境
4-9 OSI参照モデルと各レイヤの機能
   ネットワークの基礎知識(1)
4-10 物理層とデータリンク層
   ネットワークの基礎知識(2)
4-11 ネットワーク層とトランスポート層
   ネットワークの基礎知識(3)
4-12 セッション、プレゼンテーション、アプリケーション層
   ネットワークの基礎知識(4)
4-13 データの送受信とヘッダ情報
   ネットワークの基礎知識(5)
4-14 コネクション型通信とコネクションレス型通信
   ネットワークの基礎知識(6)

5章 ストレージの仮想化

5-1 ストレージ仮想化のソリューション
   サーバー仮想化環境におけるリソースの有効活用
5-2 RAIDシステムと仮想化
   複数台のハードディスクを1台として運用
5-3 DASと仮想化
   直接接続型ストレージにおける仮想化
5-4 SANと仮想化
   外部接続ストレージにおける仮想化
5-5 ディスクドライブの機能
   ストレージの基礎知識

6章 クラウドと仮想化

6-1 クラウドコンピューティングの由来
   クライアント・サーバーに替わる新しいモデル
6-2 クラウドコンピューティングの定義と5つの特徴
   構成の設定・再配置とネットワークアクセスが可能なリソースモデル
6-3 クラウドコンピューティングのサービスモデル
   SaaS型、PaaS型、IaaS型
6-4 クラウドコンピューティングの配置モデル
   プライベート、コミュニティ、パブリック、ハイブリッド
6-5 「Amazon Web Services」(アマゾン)
   アマゾンが世界で最も早く提供開始したクラウドサービス
6-6 「Google App Engine」(グーグル)
   グーグルが提供するPaaS型クラウドコンピューティング環境
6-7 「Windows Azure」(マイクロソフト)
   .NETベースの本格的なサービス開発プラットフォーム
6-8 「Salesforce.com」(セールスフォース)
   ビジネスアプリケーションに特化したSaaS型とPaaS型のサービス
6-9 日本のクラウド基盤サービス
   ホスティング型モデルとSaaS基盤モデル

7章 仮想化のこれから

7-1 サーバー仮想化の今後
   将来的なハイパーバイザーの構成とバイナリ・トランスレーション
7-2 ハードウェア仮想化支援機能の進化
   VT-XとAMD-Vの動向とKVM
7-3 シンクライアント化の潮流
   シンクライアントのメリット・デメリット
7-4 クラウドサービス間の連携
   クラウドサービスブローカーとハイブリッドクラウド
7-5 ユビキタス・コンピューティングとグリーンIT
   仮想化技術が次世代サービスにおいて果たす役割

本書は付属データの提供はございません。

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最終更新日:2013年08月07日
発生刷 ページ数 書籍改訂刷 電子書籍訂正 内容 登録日
1刷 018
本文5行目
2刷
ストレージ置に見せる方式」の2種類があります。
ストレージ置に見せる方式」の2種類があります。
2011.08.08
1刷 031
図内「SaaS」
2刷
アプリケーション
アプリケーション*

「SaaS」の囲み外に以下の文章を追加します。

*ユーザーカスタマイズ可も有る
2011.08.08
1刷 062
図内
2刷
完全仮想化 (フルバーチャライーション) 準仮想化 (パラバーチャライーション)
完全仮想化 (フルバーチャライゼーション) 準仮想化 (パラバーチャライゼーション)
2011.08.08
1刷 065
本文2行目
2刷
ホスト型
ホストOS
2011.08.08
1刷 066
注2 2行目
2刷
ただちにVMware社のダンロードサイトから
ただちにVMware社のダウンロードサイトから
2011.08.08
1刷 073
本文1行目
2刷
「VMware ESX」は、
「VMware ESXi」は、
2011.08.08
1刷 091
図の見出し
2刷
ダイレクトDMAの概念
ダイレクトDMAの概念
2011.08.08
1刷 103
囲み内②、④
2刷
②1行目・・・CPUの使用を ④1~2行目・・・キューにたどり着まで続けられる。
②1行目・・・CPUの使用を ④1~2行目・・・キューにたどり着まで続けられる。
2011.08.08
1刷 107
3行目、下から7行目
2刷
3行目・・プロセスが所得すると、 下から7行目・・・・クラッシュしたりなどの現象が
3行目・・プロセスが取得すると、 下から7行目・・・・クラッシュしたりするなどの現象が
2011.08.08
1刷 110
図内「メモリ(実記憶)」
2刷
B 3700
B 37000
2011.08.08
1刷 112
図内「番地空間(仮想記憶)」、「メモリ(実記憶)」
2刷
B 3700
B 37000
2011.08.08
1刷 113
図内「メモリ(実記憶)」
2刷
B 3700
B 37000
2011.08.08
1刷 114
下から4行目
2刷
そのセグメント番号に対応する
そのセグメント番号に対応する
2011.08.08
1刷 116
最終行
2刷
ページ内変を加えることで
ページ内変位を加えることで
2011.08.08
1刷 128
最下行
5刷
クラスDはブロードキャスト用の特別なアドレスに
クラスDはIPマルチキャスト用の特別なアドレスに

「ブロードキャスト用」でも全くの間違いというわけではありませんが、より確かな表現に改めます。
2013.08.07
1刷 139
図内の見出し
2刷
タグVLANに対応した搭載したルーター
タグVLANに対応したルーター
2011.08.08
1刷 160
図 2列目の「フラグメント・オフセット」の綴り、文章の囲み内 下から5行目
2刷
図・・・Flagment Offset 文章・・・(Transmission Contorol
図・・・Fragment Offset 文章・・・(Transmission Control
2011.08.08
1刷 161
表内3行目「送受信の単位」
3刷
UDP    TCP パケット  ストリーム
UDP    TCP ストリーム パケット
2011.08.30
1刷 168
文章の囲み内 下から8行目
2刷
下から8行目・・・ACKをやりとりすよりも一度に
下から8行目・・・ACKをやりとりすよりも一度に
2011.08.09
1刷 218
上部の表 2列目
2刷
Amazon web services ホスティングスティングサービスに
Amazon Web Services ホスティングサービスに
2011.08.09
1刷 219
図内「サービス」、文章の囲み内 ①1行目
2刷
図内・・・Memchache ①1行目・・・図右に示されている「Memchache」
図内・・・Memcache ①1行目・・・図右に示されている「Memcache」
2011.08.09
1刷 230
1行目、3行目、下から3行目
2刷
1行目・・・Amazon web service 3行目・・・Sarlesforceでは 下から3行目・・・「Google Calender(スケジュール管理)」
1行目・・・Amazon Web Services 3行目・・・Salesforceでは 下から3行目・・・「Google Calendar(スケジュール管理)」
2011.08.09
1刷 245
図内 ②
2刷
CPUが補足して
CPUが捕捉して
2011.08.09
1刷 247
本文6行目
2刷
(Hardware Assisted Virtuallization)
(Hardware Assisted Virtualization)

「l」を1つ削除します。
2011.08.09

感想・レビュー

Manabu Yoshimura さん

2011-09-21

エンジニアの方には基本中の基本だと思うが、営業である私には勉強になった。私のような初心者にはわかりやすい解説で助かった。

たいそ さん

2011-08-09

サーバー、ネットワーク、ストレージの仮想化とクラウドについて。この本は順番に読むのではなく、各章の扉にある「その章のしくみ」をみて、自分の知識に合わせて読む順番を考えたほうが良い。初歩的な基礎知識については章の後半だったりする。

Koichi Sato さん

2013-05-25

一口に仮想化と言っても、様々なアプローチがあるわけで、この本ではそれらの紹介や、仮想化に関連する技術の基礎的な説明がされている。 仮想化を概観するにはなかなか良い本なのでは。