立石 周志 著
                                                                            
衛生管理者試験は年8万人(第1種+第2種)の受験者がいる人気資格です。ですが、自己のキャリアアップのために取得する資格というよりは、会社からの要請または命令を受けて受験する人が多い資格です。このため、しっかり学習できる本より短期間で合格できる本が求められます。
本書は、第1種、第2種どちらも最短で1回で合格できるよう、試験に出るところをガッチリ押さえたテキスト&問題集です。試験には出題パターンがありますが、このパターン分析をしっかり行って合格に必要な要点をまとめています。また、節ごとに1問1答、章末には練習問題と、繰り返し問題を解くことで頻出問題に慣れることができます。巻末には重要キーワード集をご用意。赤シートつきで、重要語句や問題を効率的に学習できます。
衛生管理者とは、労働安全衛生法により常時50人以上の労働者を使用する事業場で法的に設置が義務付けられている、労働衛生を管理する人のことです。従業員の健康保持、職場環境の改善、健康相談など、安全で健康的な職場環境をつくる専門家として、多くの企業から必要とされている人材ですが、現在は資格取得者数が不足しているため、未選任の企業が多いというのが現状です。
第1種免許を有していれば、すべての業種の衛生管理者に就くことができ、第2 種免許を有していれば、IT 業や金融、卸売り、小売など有害業務を扱わない業種の事業場での衛生管理者に就くことができます。
第1章 関係法令(有害業務以外)
01 健康診断(1)
  定期健康診断/雇入れ時健康診断
  02 健康診断(2)
  健康診断実施後の措置/長期の海外派遣労働者の健康診断
  03 衛生管理体制(1)
  事業場の規模と衛生管理者等の必要人数
  04 衛生管理体制(2)
  総括安全衛生管理者/衛生管理者の第1種と第2種の違い
  05 産業医・衛生委員会
  産業医/衛生委員会
  06 安全衛生教育
  雇入れ時安全衛生教育
  07 一般作業環境
  設備環境および既定
  08 労働基準法(1)
  法定労働時間と休憩・休日
  09 労働基準法(2)
  産前産後休業と育児時間/助成の就業制限/年少者の就業制限/解雇制限
  10 労働基準法(3)
  有給休暇/就業規則/派遣労働者
  第1章の章末問題
第2章 労働衛生(有害業務以外)
11 換気
  必要換気量
  12 温度感覚、温熱条件
  温度
  13 食中毒
  食中毒の型や症状
  14 労働衛生管理統計
  疾病休業統計/統計データの読み方
  15 心肺蘇生(一時救命処置)
  心肺蘇生の手順とAED
  16 火傷・骨折
  火傷/骨折
  17 止血法
  止血法の種類
  18 健康測定
  健康測定の内容/健康測定の目的
  19 厚生労働省の指針やガイドラインによる職場の健康管理
  喫煙対策/メンタルヘルスケア
  20 その他の項目
  VDT作業/死の四重奏
  第2章の章末問題
第3章 労働生理
21 神経
  神経系の種類
  22 血液
  血液の成分と凝集反応
  23 心臓の働きと血液循環
  血液循環/心臓
  24 呼吸器
  呼吸/肺
  25 消化器官
  胃/腸/肝臓
  26 腎臓
  腎臓と腎小体/尿
  27 代謝・体温・BMI
  代謝/体温/BMI
  28 感覚
  5つの感覚
  29 筋肉
  筋肉の分類と仕事の効率
  30 ストレス
  ストレスの反応と発生原因
  第3章の章末問題
第4章 関係法令(有害業務)
31 安全衛生管理体制(有害業務)
  専任の衛生管理者および衛生工学衛生管理者の選任/専属の産業医の選任
  32 酸素欠乏症等防止規則
  酸素欠乏危険作業/酸素欠乏危険作業を行うときの措置
  33 有機溶剤
  有機溶剤の区分/有機溶剤業務を行うときの措置
  34 特定化学物質
  製造に関する規制/特定化学物質を取り扱うときの措置/特定化学物質の用後処理
  35 作業環境測定
  対象作業場と測定項目および頻度/作業場の具体例
  36 特殊健康診断
  特殊健康診断が必要な業務/歯科健康診断
  37 健康管理手帳
  健康管理手帳が交付される業務
  38 作業主任者
  作業主任者を選任しなければならない業務/選任に必要な免許または講習
  39 労働基準法・労働基準規則
  女性就業制限/年少者就業制限/労働時間延長制限
  40 定期自主検査
  設備と対象有害物質/設備と検査頻度/定期自主検査に係るその他の定め
  41 特別教育
  特別教育の実施義務のある業務
  42 譲渡制限機械
  譲渡が制限される機械や設備
  43 立入禁止
  立入禁止場所
  44 労働安全衛生法の目的と定義
  目的と定義
  第4章の章末問題
第5章 労働衛生(有害業務)
45 職業性疾病(1)(有害化学物質)
  有害化学物質とその症状/じん肺/有害物質と職業がん
  46 職業性疾病(2)(有害エネルギー)
  高温と低音/気圧/騒音
  47 職業性疾病(3)(有害光線)
  電離放射線/非電離放射線
  48 保護具
  呼吸用保護具(マスク)/防音保護具/保護めがね、遮光保護具
  49 作業環境管理
  作業環境の測定/作業環境の管理
  50 排気装置、換気装置
  プッシュプル型換気装置/全体換気装置/局所排気装置
  51物質の性状
  汚染物質の分類と性状
  第5章の章末問題
試験
2010年10月公表問題
  解答と解説
  2011年4月公表問題
  解答と解説
重要キーワード集
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本書に誤りまたは不十分な記述がありました。下記のとおり訂正し、お詫び申し上げます。
対象の書籍は正誤表がありません。
| ページ数 | 内容 | 書籍修正刷 | 電子書籍訂正 | 発生刷 | 登録日 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 115 Q問題1の解答  | 
            
              
  | 
            未 | 未 | 1刷 | 2011.09.21 | ||||||
| 144 「重要」囲み内2行目  | 
            
              
  | 
            未 | 未 | 1刷 | 2012.05.15 | ||||||
| 61 問題1の解説  | 
            
              
  | 
            未 | 未 | 1刷 | 2011.11.11 |