情報化白書2012(一般財団法人 日本情報経済社会推進協会)|翔泳社の本
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情報化白書2012

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形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798125121
定価:
7,150(本体6,500円+税10%)
仕様:
A4・380ページ

東日本大震災後の「企業IT利活用動向調査」結果を掲載

『情報化白書』は、一般財団法人 日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)によって2年に一度編纂されている、わが国における電子情報利活用の流れを概観するための白書です。2012年度版は、クラウド・コンピューティング、検索サービス、事業継続計画(BCP)やディザスタリカバリなど、最近の動きをまとめた第1部、情報セキュリティの動向をまとめた第2部、産業と社会・生活の情報化を取り上げる第3部、そして、IT社会を支える法制度や仕組みを整理した第4部という構成になっています。

JIPDECでは、「企業IT利活用動向調査」を行い、その結果を本書に掲載していますが、今回は東日本大震災が企業ビジネスに与えた被害や、ITビジネス、IT予算への影響についても調査を行いまとめています。ITに関連するビジネスマンやエンジニアが業界全体の動きを理解するために利用するだけでなく、IT業界を理解しようとする一般の人や学生にも有意義な1冊になっています。

1部 トピックス

1章 クラウド・コンピューティングと社会

1 東日本大震災時にクラウド・プレイヤーが示した存在感
2 新しいネットワークメディアとクラウド
3 クラウドとクラウドデバイス
4 クラウドの歴史と現在
5 IT技術のコンシューマ化
6 IT技術のコンシューマ化のインパクト

2章 検索サービスとその周辺技術

1 検索サービスの歴史
2 検索エンジンの仕組み
3 日本語検索エンジンの問題
4 検索エンジンの性能評価
5 情報爆発時代に向けて

3章 生活者の視点から見たBCP

1 BCPに対する意識の変化
2 BCPとは
3 BCPの作り方と事例
4 緊急対応/DR

4章 時間・空間情報の利用~地理空間情報の現状と課題~

1 はじめに
2 屋内空間の利用-経済産業省G空間プロジェックト-
3 課題

5章 ICカード技術の最新動向

1 概要
2 ICカード技術
3 ICカードの仕様
4 非接触ICカードのサービスと市場規模
5 NFC(Near Field Communication)
6 ICカードセキュリティ

6章 画像・映像の新たな活用~拡張現実感(AR:Augmented Reality)~

1 はじめに
2 ARの定義
3 黎明期のAR
4 1990年代:研究段階のARシステム
5 オプティカルシースルー方式とビデオシースルー方式
6 コンテキスト・アウェアネス
7 モバイル・マーカー型AR:NaviCam
8 マルチユーザーAR:TransVision
9 CyberCode:ビジュアルマーカーによるAR
10 ARToolkit
11 ARと可視光通信
12 モバイルAR
13 マーカーレスAR
14 プロジェクション型AR
15 ARのユーザビリティ
16 ARの今後

7章 携帯電話・スマートフォン

1 市場概況
2 スマートフォンとは
3 スマートフォンの技術基盤
4 スマートフォンを構成する基本ソフト
5 スマートフォンで拡大するアプリケーション領域
6 スマートフォンの急速な普及による弊害
7 スマートフォンによる帯域幅の危機への対策
8 LTEの導入見込み

8章 マーケティングツールの情報化

1 はじめに
2 萌芽期のウェブ広告
3 現在のウェブ広告
4 新興のウェブサービスと、そこでの広告

2部 情報セキュリティ

1章 ネットワークとWebのセキュリティ

1 ネットワークセキュリティ
2 Webのセキュリティ

2章 コンピュータおよびサーバーのセキュリティ

1 コンピュータの脆弱性管理
2 OS環境をセキュアに扱う方法
3 近年の攻撃の特徴
4 近年の攻撃の変化に対応した対策

3章 制御システムのセキュリティ

1 制御システムとは
2 汎用技術の浸透
3 セキュリティ脅威の増大
4 セキュリティ対策の難しさ
5 Stuxnetの衝撃
6 Stuxnetの概要
7 制御システム関連の脆弱性

4章 クラウド・コンピューティングのセキュリティ

1 クラウド・コンピューティングにおけるセキュリティへの不安
2 クラウドにおけるセキュリティの技術的な特性
3 クラウドにおけるセキュリティの管理面での特性
4 クラウドセキュリティの社会的な動向

5章 インシデントや脅威への対応の現状

1 情報セキュリティインシデント
2 デジタルフォレンジック

6章 暗号の2010年問題

1 暗号強度と寿命
2 米国政府標準暗号の世代交代
3 暗号の脆弱性
4 Webブラウザ、Webサーバーの対応
5 現実的な対応

3部 産業と社会・生活の情報化

1章 「企業IT利活用動向調査」にみるIT化の現状

1 回答企業のプロフィール
2 東日本大震災の影響
3 2011年度IT予算の見直し
4 震災後の対策
5 今後3年間で重視する経営課題
6 基盤系技術の導入状況
7 ITに期待する効果
8 業務アプリケーションの導入状況
9 IFRSへの対応状況

2章 人材育成

1 ICT人材育成事例の紹介
2 プロフェッショナルCDPとは
3 IT-AとIT-SPの成長を支援する施策
4 eラーニングによる人材育成

3章 電子書籍フォーマットEPUB3の理念

1 はじめに
2 EPUB
3 EPUB以外のフォーマット

4章 ゲーム

1 概要
2 家庭用ゲーム
3 アーケードゲーム
4 PCゲーム
5 モバイルゲーム
6 ソーシャルゲーム
7 クラウドゲーム
8 新しいプラットフォーム

5章 音楽配信/SNS

1 2010年の有料音楽配信状況~国内統計より
2 世界的な音楽配信の状況
3 日本の音楽配信の状況
4 音楽配信とソーシャルメディア

6章 動画配信

1 モバイル向け動画配信のビジネスモデル
2 スマートフォンによる動画投稿の活性化
3 テレビ放送と番組動画配信
4 ライブチャンネルとソーシャル・ストリーミング

7章 医療分野とIT

1 オープンソースプロジェクトによる医療情報化の進展
2 医師資格認証局
3 レセプトオンライン請求の現状
4 ナショナルデータベース問題

8章 防災とIT

1 災害時に役立つITに求められる条件
2 災害に強いITに求められる条件
3 災害時の新しい輻輳緩和技術
4 基地局不要な携帯電話網の可能性
5 遠隔操縦ロボット用の先進的通信技術
6 被災状況調査用携帯電話
7 RFIDによる被災地での情報交換
8 災害時用特定小電力FM放送機

9章 ITS(高度道路交通システム)

1 交通と情報
2 ITS(高度道路交通システム)と情報化
3 ITSの発展
4 情報通信技術とITS
5 次世代モビリティ会社構築に向けて

4部 IT会社を支える法制度・仕組み

1章 違法・有害情報に関する法制度

1 2011年度の概観
2 児童ポルノのブロッキング
3 各制度の見直し
4 今後の課題

2章 著作権を巡る最近の動向

1 著作権法について
2 著作権を巡る最近の判例・裁判例
3 ダウンロード違法化
4 フェアユースを巡る論議

3章 個人情報保護に関する法制度

1 個人情報保護法施行後5年間の傾向
2 個人情報保護法施行状況の概要
3 個人情報保護法見直しに向けた検討経緯
4 個人情報保護法およびその運用に関する主な検討課題
5 総論:個人情報保護法制の全体構想
6 各論:個人情報保護法制の点検・調整

4章 第三者認証制度

1 第三者認証制度とは
2 ISMS適合性評価制度
3 ITSMS適合性評価制度
4 BCMS適合性評価制度
5 プライバシーマーク制度の概況
6 電子署名に関する法律と制度
7 行政手続きでの利用
8 ビジネスでの利用
9 暗号アルゴリズムの移行
10 ソフトウェア資産のマネジメントシステム~SAM

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