ダマすプレゼンのしくみ 数値・グラフ・話術・構成に隠された欺く手法とその見破り方(kanata)|翔泳社の本
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ダマすプレゼンのしくみ 数値・グラフ・話術・構成に隠された欺く手法とその見破り方


形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798169378
定価:
1,980(本体1,800円+税10%)
仕様:
A5・240ページ
カテゴリ:
ビジネス入門
キーワード:
#スキルアップ,#ビジネス教養,#ビジネスIT,#人材・組織
紙の書籍

そのプレゼン、本当に信用できる?
注意すべき手法の見破り方がわかる!

プレゼンテーションには人間の心理的な性質を利用した、
相手を意図的に誘導するための手法が隠されていることがあります。

本書ではこのような要注意のプレゼン手法や表現である、
「ダマすプレゼン」のしくみとその見破り方について、
プレゼンを見る・聞く側の視点から解説します。

スライド資料、図表やグラフ、話し方、全体の構成など、
プレゼンのどの部分に相手をあざむく手法や、
ミスリードが隠されているのかをひも解きます。

【本書で取り上げるダマす手法】
●歪んだ3Dグラフ
●切り取られた写真
●質問をかわすフレーズ
●承諾を取り付けるための話術
●不自然な数値の切り上げ/切り下げ
●特定の事実に注目させないストーリー構成……など

これらの見破り方を知りたいという方はもちろん、
プレゼンを見る・聞く機会の多い社会人や学生の方におすすめの1冊です。

本書を読むことで、ダマされないために注意すべきポイントを理解し、
プレゼンを冷静かつ正確に解釈する力を身につけましょう!

要注意のテクニックを多数紹介!
人間の認知・心理の法則からわかる

第1章 プレゼンテーションとは
プレゼンテーションの目的
プレゼンテーションの手段
プレゼンテーションをする対象

第2章 そもそもなぜプレゼンテーションでダマされるのか
プレゼンテーションが持つ特徴
心理学的・脳科学的な視点
プレゼンテーションに影響を与える認知バイアス
ネガティブな感情に関連した認知バイアス
プレゼンテーションを見る・聞く側が陥りやすい認知バイアス
認知バイアスを利用したスライドの種明かし

第3章 ダマす数値
数値の切り捨て・切り上げ・四捨五入
平均値・中央値・最頻値
抽象表現
統計で嘘をつく

第4章 ダマすグラフ
3Dグラフ
グラフ軸のレンジの不一致
目盛りの調整
割合での表現に変換
集計単位のごまかし
ダマすグラフの見破り方まとめ

第5章 ダマす写真
レンズの圧縮効果
都合のいい部分だけを切り取る

第6章 ダマす話術
質問をかわす話術
承諾を取り付ける話術
コールドリーディング
ソーシャルエンジニアリング

第7章 ダマすストーリー
特定の事実に注目させない
盲目的に信用させる
不安をあおる
ダブルバインド効果(Double bind effect)の利用
現状維持バイアス(Status quo bias)の利用
ダマす側の心理

第8章 ダマされないためには
怪しいサインを見つける
信頼と疑うことのバランス
特定分野の専門的な知識
バイアスを乗り越える
プロセスに注意する

第9章 そもそもダマされないしくみ
フォーマットを作る
学術論文
Amazon社の取り組み
データで意思決定する

第10章 わかりやすいプレゼンテーションの作り方
アウトラインの作成
文章表現、図表の表現
話し方
根回し
奇抜なプレゼンテーション手法

付録 認知バイアス一覧

本書は付属データの提供はございません。

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感想・レビュー

とある内科医 さん

2021-09-18

図書館より、パラパラ眺めて。 医学界では診断エラー研究という文脈で、認知バイアスについて語られる機会が多く、医師としても馴染み深い内容。 本当にざっと、だけ。

masabox さん

2021-10-25

プレゼンの資料作成だけではなく、その人が感じる錯覚を利用する話術や、そもそもの詐欺的な状況の発生原因とプレゼン指南書よりもどうしてもなバイアス的な大枠を含めた話。最終的にまたプレゼンに戻りまして、そこを考えて活かせる部分を考えるというのは、小手先だけの装飾テクニックだけでなく、作るときも読むときも役立つ指南書になっています。

Noriko Washio (Hattori) さん

2021-07-17

本書は、タイトルのとおり「ダマすプレゼン」について書かれたもの。 プレゼンターが仕組んだ、だますための資料、だますための話術。 なぜ人はそれにだまされてしまうのか、 人間の心理現象まで踏み込んで解説しています。 だます/だまされる話が後を絶たない現代。 だましの手口を見破る知恵を身につけられます。 また、プレゼンをする立場の人にとっては、 どうしたら相手の理解を得られるか、 信頼を得るプレゼンを行うためのヒントを得られます。 プレゼンを受ける側、する側の双方の教科書になる本です。