「認知症の人」への接し方のきほん あなたの家族に最適な方法が見つかる!「場面別」かかわり方のポイント(はじめての在宅介護シリーズ)(矢吹 知之)|翔泳社の本
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「認知症の人」への接し方のきほん あなたの家族に最適な方法が見つかる!「場面別」かかわり方のポイント(はじめての在宅介護シリーズ)


形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798176161
定価:
1,650(本体1,500円+税10%)
仕様:
B5変・144ページ
カテゴリ:
介護・福祉
キーワード:
#ヘルスケア,#福祉資格,#社会,#生活情報
紙の書籍

「ネットや本で学んだ通りに対応しているのに上手くいかない...」
という人にこそ知ってほしい!
あなたの家族に最適な接し方が見つかります

【この本を読んで身につくこと】
・認知症になった家族との「信頼関係」を維持する/取り戻すための考え方・かかわり方
・被害妄想や介護拒否など「困った行動」が減る! 本人の気持ちや価値観に合わせた接し方
・介護する自分の心と体を守るために必要な認知症との向き合い方と周囲への頼り方

「何度も同じことを聞かれて疲れてしまった」
「せっかくご飯を用意したのに食べてくれない」
「あなたが財布を盗んだんでしょ!と言われて悩んでいる」

このような「困った行動」は、記憶障害などの認知症による影響に加えて、
本人が感じている不安、不信感などの感情が原因になって引き起こされます。

例えば、なかなかご飯を食べてくれないとき、
記憶障害の影響でほんのちょっと前に食事をしたと思い込んでいれば、
「早く食べてよ」と伝えても、納得しないばかりか不信感が増すばかりです。

また、感覚障害の影響でご飯の色や形が正しく認識できなければ、
美味しそうに見えず、食べないということもあります。

箸の使い方がわからなくなってしまった場合は、それを身近な家族に指摘されて
自尊心が傷つくことが怖くて、食事を嫌がっているのかもしれません。

このように、一見して同じ「食事拒否」という現象でも、
その原因も、そのとき感じている気持ちも一人ひとり異なっています。

そのため、認知症の人への接し方には、「食事拒否には〇〇という対応すればよい」
といった、万人に通じる答えは存在しないのです。

この本では、「困った行動」を場面ごとに紹介し、
その背景にある様々な原因をひも解きながら、一人ひとりの感情を理解して、
その人に本当に合った接し方を見つけるための方法を具体的に解説しています。

また、「認知症介護における家族支援」を専門とし、様々な家族を見てきた
著者だから伝えることができる「認知症介護の心得」や
「頼りになる相談先の見つけ方」などの実践的なノウハウも盛り込みました。

はじめて認知症介護をする方はもちろんのこと、
「本やインターネットに書いてある通りにやってみたけれど上手くいかなかった」
という人にも、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

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本書では、「困った行動」を場面ごとに紹介し、その背景にある様々な原因をひも解きながら、一人ひとりの感情を理解して、その人に本当に合った接し方を見つけるための方法を具体的に解説します。
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【場面別】接し方のポイントの 読み方・使い方

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(1)困った行動が起こる理由を解説しています。

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(2)困った行動が起きたときの家族の感情や考え方を紹介しています。/ (3)困った行動が起きたときの本人の気持ちの中で、よく見られるものを具体的に紹介しています。

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(4)困った行動への対応ポイントを簡潔にまとめています。

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(5)困った行動はさまざまなきっかけで起こります。それに気づくためのかかわり方のヒントを記載しています。

序章 認知症介護 5つの心得

1 認知症について隠すより話し合おう
2 認知症の人を変えるより、私が変わろう
3 介護に「正解」を求めすぎない
4 「困った行動」は、本人も困っていることを知ろう
5 介護を「私だけ」「家族だけ」の問題にしない

コラム アンガーマネジメントで感情をコントロールする

第1章 本人と家族の心を楽にする
認知症の人との向き合い方

1 認知症は特別な病気ではない
2 認知症の診断は早い方がいい
3 診断後の「空白」をなくして、孤独・孤立を避けよう
4 本人と認知症について話をしよう
5 「できないこと」より「できること」に注目する
6 本人がどのような人生を送りたいのか考える
7 介護ストレスは「やわらかな考え方」で対処する
8 介護を自分だけで抱え込まない
9 認知症の人との信頼関係をつくる
10 「自分ルール」を作って負担を減らす
11 病気の予防や治療で介護が楽になる

コラム 認知症と自動車運転

第2章 その人に最適な方法が見つかる
「場面別」かかわり方のポイント

1 困った行動のきっかけとなる3つの要素
2 本人の感情に寄り添った対応を心がける
Case1 「ものを盗まれた」と訴える【もの盗られ妄想】
Case2 同じことを何度も聞いてくる【記憶障害】
Case3 自宅にいるのに「家に帰りたい」と訴える【帰宅欲求】
Case4 薬を飲んでくれない【服薬拒否】
Case5 興奮して大きな声を出す【興奮・暴力】
Case6 食べ物ではないものを食べようとする【異食】
Case7 ご飯を食べようとしない【食事拒否】
Case8 お風呂に入りたがらない【入浴拒否】
Case9 着替えられない【着衣失行】
Case10 トイレを失敗する【排泄の問題】
Case11 夜間に眠ってくれない【昼夜逆転】
Case12 意欲がなく、無気力になる【抑うつ】
Case13 家の中をウロウロ歩き回る【探索、確認、周徊】
Case14 外出すると迷子になってしまう【一人歩き、行方不明】
Case15 見えないものが見える【幻視・錯視】

第3章 介護がぐっと楽になる
頼れる相談先の見つけ方

1 介護のことを気軽に相談しよう
2 認知症介護の相談ができる場所
3 認知症介護の相談ができる専門家
4 認知症介護に役立つ制度
5 介護をお休みしたいとき(レスパイトケア、施設入居)
6 認知症の人が自分の意思に基づいた生活を送るために・・・

コラム 認施設入居か自宅介護の継続か?

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