『デジタルマーケターが読むべき100冊+α』制作秘話|翔泳社の本
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『デジタルマーケターが読むべき100冊+α』制作秘話 2012.10.03

 こんにちは。MarkeZine編集部の井浦です。
 いつもは、マーケティングの情報サイト「MarkeZine」の仕事をしていますが、今回『デジタルマーケターが読むべき100冊+α』という本をつくりました。

 翔泳社は書籍編集部とオンラインメディアの編集部の2つに分かれています。今回は書籍編集部でマーケティング書やビジネス書を作っている編集者1人と、MarkeZine編集部4人が一緒に1冊の本をつくるという、ちょっと変わった編集体制でした。

 書籍編集部は2階、メディア編集部は3階にあります。フロアが違うと相手の忙しさの具合がわかりません。逆にいうと、全然話をしなくても同じフロアにいるだけで、その人の疲れ具合や機嫌がわかったりします。今回はうまくいきましたが、複数部署でコラボレーションする場合、そのことを理解したうえでやらないとなかなかうまくいかないのではないかと思いました。

 現在マーケティングの世界では、ウェブやソーシャルメディアを使い、そこから得たデータをマーケティングに活かす「デジタルマーケディング」が広がりつつあります。そうした変化の中で指針を与えてくれる本を、業界内外の識者45名に選んでいただき紹介するというのが、本書の目的です。

 「マーケティングの本についての本」という体裁をとりながら、マーケティングそのもの、あるいは仕事というものについての本質的な問題に迫っている本になりました。弊社の本も多くの方々に推薦していただきました。売れた、売れない以外に自社書籍の評価というのはなかなかできないものですが、多くの方に書籍の意義について語っていただき、非常に感慨深かったです。

 今回本をつくってみて、あらためて思ったのは「原稿がいただけるというのはありがたいな」ということ。面白い仕事というのは、終わりが見えてくると一抹の寂しさを感じるものですが、今回もそういう気持ちがわいてきました。これからこの本がどのように受け入れられるかわかりませんが、つくってよかったとつくづく思える1冊です。

いうら

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1,800円+税