翔泳社の本
72のキーワードから学ぶ実践データベース
現場バリバリノウハウをサクッとどうぞ！
データベースについて勉強しようと思ったときに、最初に面食らうのは専門用語の多さです。インデックスや制約などは序の口として、スキーマやトランザクション、シノニム、エイリアスなどなど非常に多くのデータベース関連用語とその意味を覚えなければなりません。本書は、このような専門用語の多さを逆手に取って、それをキーワードとして道標にすることで、用語とその意味からデータベースに対する理解を深めるということを目的にしています。
本書では、72のキーワードを掲げ、それぞれのキーワードを切り口としてデータベースを学ぶようにしていますが、各キーワードの下に数多くのサブキーワードも一緒に説明しています。
単に知識の紹介だけでは生きた勉強になりませんので、ところどころにWhy！How！What！というコーナーを用意しています。このコーナーには、なぜそうなのか、現場ではどのようにやっているのか、どんなときに使うのか、というような生きたノウハウをできるだけ書くようにしていますので、みなさんが実務で本書に書かれている技術を使う際の判断に役立ててください。（本書「はじめに」より抜粋）
第1章 データベースの仕組み
RDBMSのアーキテクチャを理解する
RDBMS
物理ファイル
表領域
インスタンス
セッション
第2章 データベースオブジェクト
データを管理・操作するオブジェクトを定義する
スキーマオブジェクト
シノニム
テーブル
データ型
文字コード
各国語文字列
制約
インデックス
ビュー
第3章 データベースのテーブル設計
正規化を理解し、すっきりとしたデータベース設計を行う
正規化
データモデリング
パーティショニング
第4章 SQL
データベースの基本言語を理解する
SQL標準
拡張SQL
ホスト言語とデータベース言語
静的SQLと動的SQL
手続き型言語
SELECT文
演算子
あいまい検索
集計関数
第5章 SQL（DML）
データの操作を行うSQL
INSERT文
UPDATE文
DELETE文
エイリアス
テーブル統合
SQLファンクション
サブクエリ
UNIONクエリ
第6章 SQL（DDLとDCL）
データの定義を行うSQLとデータの制御を行うSQL
DDL
DCL
第7章 パフォーマンス向上
パフォーマンスの良いシステムを作る
チューニング
実行計画と統計情報
オプティマイザ
インデックスのチューニング
カーディナリティ
第8章 サーバーサイド処理
RDBMS側で処理ロジックを作成する
ストアドプロシージャ
ユーザーファンクション
カーソル
トリガー
第9章 トランザクションとロック
RDBMSの排他制御の仕組みを理解する
トランザクション
コミットとロールバック
セーブポイント
ACID特性
分離レベル
楽観的ロックと悲観的ロック
デッドロック
ロックエスカレーション
第10章 分散コンピューティング
集中システムにおける分散技術と分散システムを理解する
グリッドコンピューティング
クラスタ
レプリケーション
2フェーズコミット
リンク
第11章 データベースの運用管理
データベース管理者の作業内容を理解する
バックアップ
リカバリ
エクスポート/インポート
再編成
監視
第12章 データベースの高可用性
ノンストップコンピューティング時代の技術を理解する
高可用性
ディスクアレイ
スタンバイデータベース
自己管理データベース
第13章 データベースのセキュリティ
時代とともに重要度が高くなるセキュリティ機能を理解する
ログイン
システム権限とオブジェクト権限
ロールとユーザー
監査
暗号化
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