伝説のロックバンド、グレイトフルデッドが実践してきたビジネスメソッドの真髄を、歴史的検証と多くの証言に基づいて詳細に解説。単なるロックバンドの一時的な流行についてなどではなく、ファン(顧客)とのインタラクティブな関係をいかに構築し、維持し、改善していくことでビジネスとして成り立たせるかを知る、ソーシャルネットワークが社会の基盤となりつつある現代においても最良のケーススタディとして活用できる。
キーワードで表現すれば、「企業組織論」「フリーミアム」「シェア経済」「社会貢献」「リーダーシップ」「ロイヤリティ」「コミュニティ」「実体験」といったところだが、ネットが登場するはるか昔から実践していたことに驚くとともに、我々が学ぶべき教訓というものが、時代が変わっても本質的には変りないことがわかる。我々がビジネスをする現代とはどういう背景を持っているのかを知ることができ、本書は社会学的にも大変参考になる一冊。
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(翔泳社)
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Satoru Moriaki さん
2016-10-09
デッドとビジネスを結びつける(結びつく)事自体が痛快だが(サイケ、ヒッピーとビジネスだぞ)、ファン視点、参加者視点=顧客中心は永続的なテーマなんだな、と。
かもやん さん
スティーブジョブズやクリントン元大統領がファンだという、グレイトフル・デッド。音楽を楽しむ体験を顧客・ファンに届けることに真摯になったグレイトフルデッドの活動を紐解いている。私はこのバンドに詳しくはないがいま見てもかなり示唆に富んだことを実践していたと思う。
Shotaro Kobayashi さん
2014-08-12
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