ジョセフ・L・バダラッコ 原著
高木 晴夫 監修
夏里 尚子 翻訳
困難で重要な人間の問題のほとんどは、社内、社外を問わず、トップのだれかによる速やかで決定的な方法によって解決するわけではない。重要なのは、脚光とはほど遠い人々が行う、慎重で思慮深く実践的な小さな努力である。すなわち、世界を動かして変革するのは、静かなリーダーなのだ。
・-臆病で慎重である
・-自分の利益・キャリアは守りたい
・-カリスマでもなければ、トクに頭がよいわけでもない
・-強い使命感や理想はないが、自分の価値観で生きている
・-不利益があっても、できるだけ時間を稼ぎ、時期をうかがう
こんなあなたは「静かなリーダー」です。
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かず さん
2016-11-24
自己犠牲を強要しない。自分が十分な情報を得ていないことを前提に、リスクの少ない選択をして生き残る。高尚な原則、勇気、良い性格は、専門知識のかわりとしては全く使えない。むしろ、強く信じるあまり、実践的で責任ある行動に欠かせない細部の微妙な違いに気付かずに、道徳的な観点から高邁な意見を述べ、事態がよくわからないまま、様々な状況に陥ることになる。
Roy さん
2018-12-08
劇的変化を成し遂げるようなヒーロー型のリーダーシップではなく、地道な調整と妥協を通じて課題を解決していく静かなリーダーシップこそが組織を導いていくと論じた書。働く人の大多数は言い方を選ばずに言えば凡人であり、普通の人である。そんな中、偉人のような振る舞いをしたところで軋轢を生み、自身のキャリアさえも傷つけるリスクの方が高い。本当に成果につながるためになにをなすべきか、どんなリーダーシップを発揮すべきかという点で腑に落ちるものが多く、人に薦めることができる一冊だと感じた。
つっきーよ さん
2020-12-11
静かなリーダーシップは日本人としては共感できる部分が多かった。 実際、日本の今の経済発展を考えれば謙虚さが大事というのはよく分かる。 けれども、問題を静観するとか、見てみぬふりをするといった話ではない。 複雑な状況を良く見極めて、忍耐強く問題解決の方法を探る事が大事。