小さな会社のFileMakerデータベース作成・運用ガイド Pro13/12/11/10対応(株式会社キクミミ 富田宏昭)|翔泳社の本
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小さな会社のFileMakerデータベース作成・運用ガイド Pro13/12/11/10対応


形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798133362
定価:
3,080(本体2,800円+税10%)
仕様:
B5変・304ページ
カテゴリ:
パソコンソフト
キーワード:
#OS・アプリケーション,#ビジネスIT,#グラフィックソフト・ツール,#Web・アプリ開発
紙の書籍
本書籍には新版があります
小さな会社のFileMakerデータベース作成・運用ガイド Pro 15/14対応

御社の業務に合わせたFileMakerデータシステムを作ろう

本書は、高額なパッケージソフトの導入には二の足を踏むが、データ管理の重要性、データベース導入による業務の効率化には関心のある中小企業の担当者に向けに、FileMakerを利用したデータベースの作成および運用方法を解説した書籍です。単なるデータベースの設計/作成ではなく、実際の社内業務に合わせた効率的なデータベースの制作に必要な考え方を紹介したうえで、実務で使えるデータベースの作成と運用方法について解説します。データベース操作やソフトウェア開発の経験が浅い方でも抵抗なく入り込めるよう、FileMakerデータベースの基本を解説した章も設けています。また作成したデータベースをiPhone/iPadと連携する方法についても解説します。本書はFileMaker 13/12/11に対応しています。

Interview FileMaker業務システムの開発事例

Chapter1 社内の業務を効率化するデータベースシステムとは

FileMaker とスマートフォンで実現! 営業からデータ管理まで
Column FileMaker Server 13の機能
業務を「効率化」するときに必要な考え方
実際の業務が非効率である原因を知る
システム開発フローの実現
Column 工数の算出法
課題発見に役立つ手法
Column ブレインストーミングの注意点
「業務にシステムを合わせる」と考える
変化に対応できるシステム作り

Chapter2 社内業務を効率化する

データベース設計に必要な考え方
既存の業務がどのようになっているかを分析する
データと業務の流れを知る
業務の処理やデータの整理で業務を改善する方法とは
Column 正規化のルール
FileMaker でデータベースシステムを開発する際の注意
Column グローバルフィールド

Chapter3 かんたんFileMakerデータべース講座

FileMakerを触ってみよう
リレーションの組み方
イベント処理の方法
ファイルの分離
Column 新しい暗号化機能
画面遷移の設計
例外処理とは
ネットワーク共有による共同利用

Chapter4 顧客管理システムを作る

顧客管理システムの概要
単一テーブルでデータを整理する
Column 表記ゆれとは
顧客データの取り込みと編集
フィールドの追加、実データ投入
Column 新機能フィールドピッカー
郵便番号を用いた住所情報自動入力
Column スクリプト本文の見方
Web ビューアでGoogleMaps と連携する
Column 迷ったときはマニュアルを!

Chapter5 営業データ管理システムを作る

営業データベースで必要な情報の見方
営業データベースを設計する
システムを作成する
インスペクタを利用したユーザインターフェイスの変更
期間内での営業成績をグラフ化する
Column スクリプト内でレイアウトを切り替えるには
Column グラフの見た目にだまされないように
より効率よくデータの入力をするために

Chapter6 iPhone/iPadと連動した

データ管理システムを作る
PCとモバイルデバイスに対応する画面作り
FileMaker Goの使い方
メディアファイルの作成・連携
GPS とWeb ビューアで、地図上に情報を表示
Column Webビューアを利用する場合の注意点
URLスキーマを使ったテクニック

Chapter7 見積&請求書管理システムを作る

システムの概要と税率
フラグ管理とテーブル最適化、画面遷移設計
フラグ管理とは
見積書の入力UI作成
見積書帳票の作成、印刷・PDF化
請求書の入力UI作成
既存システムに対する改修

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  • Google Maps Embed APIを使った地図の埋め込みについて(P129-131、P219-221)

     2014年3月中旬にGoogle Maps Embed APIが刷新されました。そのため、本書に掲載していた「Google Mapsを利用した地図の埋め込み」の利用手順に変更(引数にoutput=embedを加えることでの埋め込み表示は行えなくなりました)が発生しました。
     2014年3月25日時点で、FileMakerのWebビューアを使用してGoogle Mapsを表示するには、2つの方法があります。

    1 )Google Mapsのアドレスに必要な引数を渡して、地図を表示する
    2 )Google Maps Embed APIとURLスキーマを使用して、地図を表示する

    ※Google Maps Embed APIとは
    Google Maps Embed APIは、Google Mapsを任意のWebページに埋め込むためのAPIです。

    1) Google Mapsのアドレスに必要な引数を渡して、地図を表示する方法
     Google MapsのURLに必要な引数(検索条件、住所、ランドマーク名など)を渡して、地図を表示する方法です。Webビューアに簡単な計算式を設定するだけで利用できます。ただし、地図を操作するためのメニューが大きく表示されます。そのため、限られた画面領域で地図を表示する場合には不向きです。

    ● 計算式の例:
    -----
    "https://maps.google.co.jp/?q=" & (引数に含めたいデータが格納されているフィールド名)
    -----


    2. Google Maps Embed APIとURLスキーマを使用して、地図を表示する 
     Google Maps Embed APIを利用するための準備を行い、

    "
    -----

    以下はGoogleアカウントの登録やAPI利用手続きの方法です。2)の手段を利用したい場合に、参考にしてください。

    ○Googleアカウントの登録手順
     Googleの各種サービスを利用するには、Googleアカウントの登録が必要です。既にGoogleアカウントをお持ちの方は、省略してください。
    1.
    https://accounts.google.com/SignUpにアクセスします。

    2.
    必要な情報を入力し、[次のステップ]ボタンをクリックします。

    3.
    [次のステップ]ボタンをクリックし、Googleアカウントの登録を完了します。

    ○Googleアカウントの2段階認証設定
     Googleアカウントを不正に利用されないように、2段階認証設定を行います。
    Google Maps Embed APIを利用するための必須の手続きではありませんが、アカウントの不正利用を防ぐために設定した方がよいでしょう。
    まだ設定されていない方も、この機会にぜひチェックしてみてください。すでに設定済みの方は、省略してください。

    1.
    Googleにログインした状態で、https://accounts.google.com/b/0/SmsAuthConfig?hl=jaにアクセスします。

    2.
    [設定を開始]ボタンをクリックします。

    3.
    画面に表示されるウィザードに従い、2段階認証の設定を行います。

    4.
    2段階認証設定後は、Googleにログインする際にIDとパスワードの組みあわせとは別に、設定した方法での認証が必要になります。

    ○Google APIs consoleでのAPI発行手順
     Google Maps Embed APIを利用するには、Google APIs consleで、Googleアカウントを用いたGoogle Maps Embed APIの利用設定と、APIキーの発行が必要です。

    1.
    Googleにログインした状態で、https://code.google.com/apis/console/にアクセスします。

    2.
    プロジェクトを作成していない場合は、[Create project]ボタンをクリックします。

    3.
    利用規約を確認後、[Accept]ボタンをクリックします。

    4.
    APIの一覧でGoogle Maps Embed APIを選択し、[OFF]ボタンをクリックします。

    5.
    Google APIs Terms of ServiceとGoogle Maps/Earth APIs Terms of Serviceを確認後、[Accept]ボタンをクリックしてGoogle Maps Embed APIを有効にします。

    6.
    左メニューのAPIs & auth > Credentialsをクリックします。

    7.
    Public API accessメニューで[CREATE NEW KEY]ボタンをクリックします。

    8.
    [Browser key]ボタンをクリックします

    9.
    Google Maps Embed APIを利用するためのAPIキーを生成します。

    10.
    [Create a browser key and configure allowed referers]ダイアログで、アクセスを許可するドメインを入力します。
    入力しない場合は、すべてのリファラからのアクセスを許可します。ここでは入力をせず、[Create]ボタンをクリックします。

    11.
    キーの作成が完了しました。「Key for browser applicationsのAPI key」に表示されている文字列を控えます。

    ○本書 P.129-131 での、Webビューア計算式変更例
     書籍に掲載されているWebビューアの修正前計算式と、修正後の計算式変更例は次のとおりです。

    修正前の計算式:
    -----
    "https://maps.google.co.jp/?q=" & 顧客データ::市区町村 & 顧客データ::番地 & "&output=embed"
    -----

    Google Mapsをそのまま表示する場合の、計算式の例:
    -----
    "https://maps.google.co.jp/?q=" & 顧客データ::市区町村 & 顧客データ::番地
    -----

    Google Maps Embed APIを利用して、地図を埋め込む場合の、計算式の例:
    -----
    "data:text/html;charset=UTF-8,


    style=\"margin: 0; padding: 0 ; width: 100%; height: 100%\"
    frameborder=\"0\"
    src=\"https://www.google.com/maps/embed/v1/place?key=(APIキー)&q=" & 顧客データ::市区町村 & 顧客データ::番地 & "\">


    "
    -----

     Google Maps Embed APIを利用する場合の計算式のポイントは、URLスキーマを利用してHTMLを直接書き出している点と、style要素で画面表示に関係するスタイルを指定して画面いっぱいに地図を表示している点です。

    ○本書 P.219-221 での、Webビューア計算式変更例
     書籍に掲載されているWebビューアの修正前計算式と、修正後の計算式変更例は次のとおりです。

    修正前の計算式:
    -----
    Let
    (
    [
    location = LocationValues( 100 );
    lat = GetValue ( location ; 1 );
    long = GetValue ( location ; 2 );
    saddr = lat & "," & long;
    daddr = GetAsURLEncoded(顧客データ::住所)
    ] ;
    "https://maps.google.co.jp/maps?saddr=" & saddr & "&daddr=" & daddr & "&start=0&output=embed"
    )
    -----

    Google Mapsをそのまま表示する場合の、計算式の例:
    -----
    Let
    (
    [
    location = LocationValues( 100 );
    lat = GetValue ( location ; 1 );
    long = GetValue ( location ; 2 );
    saddr = lat & "," & long;
    daddr = GetAsURLEncoded(顧客データ::住所)
    ] ;
    "https://maps.google.co.jp/maps?saddr=" & saddr & "&daddr=" & daddr & "&start=0"
    )
    -----

    Google Maps Embed APIを利用して、地図を埋め込む場合の、計算式の例:
    -----
    Let
    (
    [
    location = LocationValues( 100 );
    lat = GetValue ( location ; 1 );
    long = GetValue ( location ; 2 );
    saddr = lat & "," & long;
    daddr = GetAsURLEncoded(顧客データ::住所)
    ] ;
    "data:text/html;charset=UTF-8,


    style=\"margin: 0; padding: 0 ; width: 100%; height: 100%\"
    frameborder=\"0\"
    src=\"https://www.google.com/maps/embed/v1/directions?key=(APIキー)&origin="& saddr & "&destination=" & daddr & "\">


    "
    )
    -----

    Google Maps Embed APIで経路案内を使用する場合は、origin引数に案内開始地点、destination引数に案内終了地点を指定します。
    Google Maps Embed APIの詳しい使い方については、https://developers.google.com/maps/documentation/embed/guide をご参照ください。

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本書に誤りまたは不十分な記述がありました。下記のとおり訂正し、お詫び申し上げます。

対象の書籍は正誤表がありません。

最終更新日:2015年05月25日
発生刷 ページ数 書籍改訂刷 電子書籍訂正 内容 登録日
1刷 116
「ファイルとテーブルの分離」の3行目の後に追加
2刷
 以下の手順に進む前に、顧客データ.fmp12ファイルにおいて、P.115の手順③で付けた[計算値]のチェックを外してください。

以下の図を参照してください。


2014.05.19
1刷 116
「■ファイルとテーブルの分離」1行目
2刷
「3-3 ファイルの分離」
「3-4 ファイルの分離」
2015.04.22
1刷 122
左上スクリプト部分、3行目のIf文
2刷
If [ $zipCode ≠ "" ]
If [ $zipCode = "" ]
2014.05.19
1刷 124
手順10の図
2刷
If [ $zipCode ≠ "" ] If [ $zipCode ≠
If [ $zipCode = "" ] If [ $zipCode =
2015.05.25
1刷 126
「■スクリプトトリガを使った自動値の入力」の図と手順3
2刷
OnObjectModifyイベント 訂正前
OnObjectSaveイベント 訂正後
2014.05.19

感想・レビュー

猿谷透 さん

2015-05-27

 顧客管理のデーターベースを自分で構築しようと思い購入。ファイルメーカーは初期の頃から日記や書籍整理、CD管理などに用いてきた。現在はiOS アプリなどで非常に優れたものがでているので自分で作る必要がない。しかしやや複雑な階層を持つデーターベースになると市販品では使えないので、本書を買って復習とアプリの進歩について勉強した。結論からいうと単純なデータであれば今でも非常に簡単に作れる。ただしリレーションが必要になり、複数の階層にまたがるものは自作では困難。クラウド形のサービスに申し込むことになった

roromich さん

2014-12-01

基本概念だと分かりやすい。途中から白黒になるのが残念。 また、初心者には後半難しいところがある。

須永 さん

2014-08-02

わかりやすいです。