絵で見てわかるITインフラの仕組み 新装版(山崎 泰史 三縄 慶子 畔勝 洋平 佐藤 貴彦 小田 圭二)|翔泳社の本
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絵で見てわかるITインフラの仕組み 新装版





監修

形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798158464
定価:
2,618(本体2,380円+税10%)
仕様:
A5・376ページ
カテゴリ:
ネットワーク・サーバ
キーワード:
#ネットワーク・サーバ・セキュリティ,#データ・データベース,#システム運用,#Web・アプリ開発
シリーズ:
絵で見てわかる
紙の書籍

高性能・耐障害性を支える
システム基盤の勘所を学ぼう!

ロングセラー『絵で見てわかるITインフラの仕組み』の新装版です。クラウドや仮想化、サーバー/メモリといったハードウェアの説明の最新化やわかりにくい箇所の修正/加筆など、全体的な見直しを行なっています。

ITシステムは、いまや社会インフラの1つであり、その仕組みはとても高度化し、複雑になりました。この複雑さを支えるために、エンジニアのスキルには専門性が重視されるようになり、その結果、エンジニアが、ITシステム全体を俯瞰できる機会が減っています。また、必要とされるスキルの専門性が高くなることで、専門外の技術に触れることの敷居が高く感じられるようにもなりました。

しかし、現場では、ITシステムの企画/設計のみならず、パフォーマンスチューニングやトラブルシューティング等においても、ITシステム全体を俯瞰し、技術を横断的に把握する力が要求されます。ITシステムについてひも解いてみると、実際は多くの普遍的な常識により支えられています。個々の専門領域で利用されている技術要素や理論は、実は他の領域でも利用されているのです。

本書では、普遍的な常識をもとに、ITインフラという領域全体を、ミクロ、マクロの視点で、わかりやすいように絵(図)で説明します。ITインフラの常識(=勘所)をつかむことで、よりITシステムに対する理解が深まり、専門外または新しい技術に出会ったときにその本質を理解するための基礎力が身につくはずです。

本書は、次のような読者を対象としています。自分の扱う領域については知見が深まりつつある中で、ITインフラ全般を学びたいという方におすすめです。

●ITに関わる仕事を始めて5年目くらいまでのエンジニア(インフラ担当者、アプリ開発者、DB管理者など)

★OSやストレージ、ネットワークについてさらに深く知りたいという方は、同シリーズ『絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク 新装版』がおすすめです。こちらでは、OS/ストレージ/ネットワークを“使う”側、主にデータベースから見た、特定の製品に依存しないアーキテクチャと原理/原則について解説しています。

システム基盤の勘所を学ぼう!
本書の内容

第1章 インフラアーキテクチャを見てみよう
 1.1 ITインフラって何だろう?
 1.2 集約型と分割型アーキテクチャ
 1.3 垂直分割型アーキテクチャ
 1.4 水平分割型アーキテクチャ
 1.5 地理分割型アーキテクチャ

第2章 サーバーを開けてみよう
 2.1 物理サーバー
 2.2 CPU
 2.3 メモリ
 2.4 I/Oデバイス
 2.5 バス
 2.6 まとめ

第3章 3階層型システムを見てみよう
 3.1 3階層型システムの図解
 3.2 主要概念の説明
 3.3 Webデータの流れ
 3.4 仮想化

第4章 インフラを支える理論の基本
 4.1 直列/並列
 4.2 同期/非同期
 4.3 キュー
 4.4 排他制御
 4.5 ステートフル/ステートレス
 4.6 可変長/固定長
 4.7 データ構造(配列と連結リスト)
 4.8 探索アルゴリズム(ハッシュ/ツリーなど)

第5章 インフラを支える理論の応用
 5.1 キャッシュ
 5.2 割り込み
 5.3 ポーリング
 5.4 I/Oサイズ
 5.5 ジャーナリング
 5.6 レプリケーション
 5.7 マスター/ワーカー
 5.8 圧縮
 5.9 誤り検出

第6章 システムをつなぐネットワークの仕組み
 6.1 ネットワーク
 6.2 階層構造
 6.3 プロトコル
 6.4 TCP/IPによる今日のネットワーク
 6.5 [レイヤー7]アプリケーション層のプロトコルHTTP
 6.6 [レイヤー4]トランスポート層のプロトコルTCP
 6.7 [レイヤー3]ネットワーク層のプロトコルIP
 6.8 [レイヤー2] データリンク層のプロトコルEthernet
 6.9 TCP/IPによる通信のその後

第7章 止めないためのインフラの仕組み
 7.1 耐障害性と冗長化
 7.2 サーバー内冗長化
 7.3 ストレージ冗長化
 7.4 Webサーバーの冗長化
 7.5 APサーバーの冗長化
 7.6 DBサーバーの冗長化
 7.7 ネットワーク機器の冗長化
 7.8 サイトの冗長化
 7.9 監視
 7.10 バックアップ
 7.11 まとめ

第8章 性能を引き出すためのインフラの仕組み
 8.1 レスポンスとスループット
 8.2 ボトルネックとは?
 8.3 3階層型システム図から見たボトルネック
 8.4 まとめ

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    本書カバーの裏面に印刷されている「システムの全貌がわかる解剖図(3階層型システムにおけるデータの流れをそれを支える仕組み)」のPDF版をダウンロードでご提供しています。この図では、第4~5章で紹介する技術が3階層型システムのどこで使われているかを紹介しています。
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最終更新日:2021年06月07日
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1刷 000
「追加情報」があります
本書刊行後の補足事項等は、「追加情報」のページに掲載しています。そちらも併せてご覧ください。
2019.08.06
1刷 072
「3.4.1 仮想化とは?」最終行
3刷
古くは1970年代の
古くは1960~70年代の
2021.06.07
1刷 074
図3.20の下の本文3行目、4行目、7行目、下から1~2行目
3刷
3行目 メリットがある反面、ソフトウェアでの 4行目 パフォーマンスが低下するデメリットがあります。 7行目 ゲストのOSごとに準仮想化専用のドライバーや、 下から1~2行目 ハイパーバイザー側もサポートし、現在では完全仮想化が主流になっています。
3行目 メリットがある反面、過去にはソフトウェアでの 4行目 パフォーマンスが低下するデメリットがありました。 7行目 ゲストのOSごとに準仮想化専用のPV(Paravirtualization=準仮想化)ドライバーや、 下から1~2行目 ハイパーバイザー側もサポートしました。現在ではPVドライバーを完全仮想化のゲストOSで利用できるようになり、完全仮想化は準仮想化のゲストと同じ、またはより優れたパフォーマンスを実現できるようになっています。このような背景があり、現在では完全仮想化が主流になっています。
2021.06.07
1刷 078
「3.4.6 クラウドと仮想化技術」1~2行目、図3.24
3刷
1~2行目 GoogleやFacebook、Amazon.comなどの大規模Webサービス 図3.24
(画像クリックで拡大)
1~2行目 GoogleやTwitter、Facebook、Netflix、Amazon.comなどの大規模Webサービス 図3.24
(画像クリックで拡大)
2021.06.07
1刷 xiv
ページ下部
2刷
以下の文章を追加します
付属データのダウンロード 本書カバーの裏面に印刷されている「システムの全貌がわかる解剖図(3階層型システムにおけるデータの流れとそれを支える仕組み)」のPDF 版を、以下のサイトからダウンロードできます。 この図では、第4~5章で紹介する技術が3階層型システムのどこで使われているかを紹介しています。 https://www.shoeisha.co.jp/book/download/9784798158464

※リフローEPUBの場合、「はじめに」「謝辞」のあとに上記の情報が追加されます。
2020.03.10

感想・レビュー

masabi さん

2020-05-08

【概要】ITインフラをイラストを用いて解説する。【感想】資格勉強でやったなと思いつつ読んだ。インフラに直接関わる職ではないが、知っておいて損はなさそうだ。冗長化、ボトルネックを減らす施策などシステムの設計でどれだけ考慮できるかにかかっている。

アミアンの和約 さん

2020-04-18

日本のITインフラがどのように動いているかを解説した書。 インフラエンジニアなら読んで損はない。

耐える男 さん

2020-06-28

基本的なインフラ構成から基本技術、それらを実際の冗長化、監視、性能においてどのように使われるのかまでとても勉強になった。ただ都度再読しないと特に性能問題については理解が追いついていない…。