文章は、まず何よりもそれを読む相手にとって「よい文章」であることが重要です。
本書にはよりよい文章を自力で書けるようになるための様々な原則やコツ、ヒントが書かれています。
「実験レポートや報告書、論文が書けない……」とお悩みの理工系の方は、まずは「なぜよい文章を書かねばならないのか」「そもそもどんな文章がよい文章なのか」を考えてみましょう。
よい文章を書こうとすると、自分の考えをよく整理することが必要になります。
どんな情報をどのように配置すべきか、吟味・推敲を重ねていくうちに書くべき内容・構成・結論が明確になり、結果、書いたレポートや論文も評価されるようになります。
本書を読み終えた後は、「結局、なにを言いたいのかわからない」と指導教官や先輩、上司から指摘されることはなくなるでしょう。
【本書の対象読者】
・理工系の大学生、大学院生
・若手のエンジニア
・上記の方達を指導する立場の方
【指導者の皆様へ】
本書の各トピックの冒頭に掲載している図解画像は、翔泳社のサイトからダウンロードできます。
指導の際には、画像をメールやチャットソフトで共有したり、自作教材にお使いいただけるようになっています。
※ダウンロードサイトにある使用方法についての内容をよくご確認の上、ご利用ください。
【目次】
はじめに
第1章 七つの原則
第2章 構成を練る
第3章 確実に伝える
第4章 ライティングの実技
演習の解答例
おわりに
参考文献
※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。
※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。
※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。
※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。
(翔泳社)
この本には、よりよい文章を自力で書けるようになるための様々な原則やコツ、ヒントが書かれています。いずれも、著者が大学で学生の皆さんを相手に、論文指導やレポートの添削を日々行ううちに蓄積したノウハウを基にしたものです。
「名文」と称えられるようなものは書けないとしても、情報を確実に読みやすく相手に伝えられる文章が書けさえすれば、仕事や学業を進める上では十分通用します。本書は、そうした実用的な文章術を身につけるためのものです。
本書のすべてのTOPIC は、それぞれ図解つきで4〜8ページに収まる長さで書いてあります。パラパラとページをめくって気になる図を見つけたらそのTOPICにざっと目を通す、という読み方でも大事なところは理解できるようになっています。暇なときにボンヤリと流し読みをするのもいいですし、締切間近に必要なページを急ぎ探し出すのにも便利なはずです。
各TOPICの冒頭にある「POINT!」の図解画像をpngファイルで提供します。図解画像は Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike 4.0というライセンス(CC BY-NC-SA 4.0ライセンス)下で配布しています。文章指導をされるている方は画像をメールやチャットソフトで共有したり、自作教材に転載してお使いください。 ※本書の付属データはCC BY-NC-SA 4.0ライセンスによって許諾されています。ライセンスの内容を知りたい方はhttps://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/4.0/deed.jaでご確認ください。
内容についてのお問い合わせは、正誤表、追加情報をご確認後に、お送りいただくようお願いいたします。
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刷数は奥付(書籍の最終ページ)に記載されています。
書籍の種類:
書籍の刷数:
本書に誤りまたは不十分な記述がありました。下記のとおり訂正し、お詫び申し上げます。
対象の書籍は正誤表がありません。
発生刷 | ページ数 | 書籍改訂刷 | 電子書籍訂正 | 内容 | 登録日 | ||||||
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1刷 | 088 4行目 |
2刷 | 済 |
|
2019.02.12 | ||||||
1刷 | 094 11行目、13行目の終わり |
2刷 | 済 |
|
2019.02.12 | ||||||
1刷 | 133 1行目(ページ末に欄外注も加筆) |
2刷 | 済 |
|
2019.02.18 | ||||||
1刷 | 136 15行目 |
2刷 | 済 |
|
2019.02.12 | ||||||
1刷 | 179 下から8行目 |
3刷 | 済 |
|
2019.03.19 | ||||||
1刷 | 181 16行目 |
2刷 | 済 |
|
2019.02.12 | ||||||
1刷 | 182 下から9行目 |
2刷 | 済 |
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2019.02.21 | ||||||
1刷 | 183 4行目 |
2刷 | 済 |
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2019.02.21 | ||||||
1刷 | 192 「表本体」の「●」の2つめ 「○」の2つめの2行目 |
3刷 | 済 |
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2020.03.03 | ||||||
1刷 | 205 下から8行目 |
未 | 未 |
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2024.09.09 |
よく読む さん
2019-05-02
相手に誤解なく伝わる、読みやすい文章の書き方について書かれた本です。 タイトルには「理工系のための」とあるが、本書中の90%は、一般的に使えるものです。実際に、レシピや報告書を題材にした例も本書には登場します。序文、本論、展開の三部構成を再帰的に使い、文章を構築すること。また、本論は、Issue, Method, Resultを含むこと。読者が読んでいフラストレーションや疑問を感じにくい文章にする方法も多く載っていました。これを読むと実際に実践したみたくなります。 本書を多くの方々にすすめます。
Nobu A さん
2019-09-07
出版ホヤホヤ(今年2月初版)。そして、内容充実と来たら言うことない。巷に文章作法本は無数にあるが、要点をしっかり押え、ここまで明瞭に分かりやすく書いている本はなかなかないのでは。産学共同執筆が他と一線を画しているのかも。現役大学教授の筆者に指導してもらったら確実に上手になるだろうな。「驚き最小限原則」「なぜの不足」等のキーワードを用いて留意点を解説。理工系に特化しているが文系にも過不足なく通用する。また、自学用、指導用両方に重宝。起承転結や日本語の曖昧さ等、所々に挿入されているコラムもとても興味深い。
Ukyoaki さん
2022-03-04
若手の指導に役立つかと思い購入したが、少し入門用過ぎたかも。勿論、3割位は非常に役立つ内容でした。