坪井 大輔 著
                                                                            
インターネットの初期に描かれた分散・自律・自由の夢はGAFAなどのプラットフォームへの情報集中によってなくなったかのように思えます。
中心的な管理をともなわないブロックチェーンの技術は、こうした一極集中を破壊し、新たな可能性を築くものです。
一連の仮想通貨市場の混乱と停滞によって期待が落ち着いたかにみえるブロックチェーンですが、その可能性は消えるどころか、世界的な産業の取り組みや、実証実験の進展によってますます高まっています。
この本は、これまでテクノロジーとして語られたブロックチェーンをビジネスの手段として捉え、既存産業にどのようなインパクトを与えるのか、どのようなビジネスモデルを描けるのか、人・組織・社会の将来イメージをどのように描けるのかをベンチャー創業者の経験と実践、ビジョンを踏まえた視点で書き下ろしたものです。
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(翔泳社)
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| ページ数 | 内容 | 書籍修正刷 | 電子書籍訂正 | 発生刷 | 登録日 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 142 左から6行目  | 
            
              
  | 
            2刷 | 済 | 1刷 | 2019.07.16 | ||||||
| 157 左から5行目  | 
            
              
  | 
            未 | 未 | 1刷 | 2022.12.22 | ||||||
| 214 左から2行目  | 
            
              
  | 
            2刷 | 済 | 1刷 | 2019.08.20 | 
takaichiro さん
2019-09-12
ビットコイン以外、活用例が出てこないブロックチェーン。その要素技術は何か、どんなものに適しているか、将来の活用案などがとてもわかりやすく記載されている。素人の私でもなんとか理解できた。ブロックチェーンの神髄は完全なる分散コントロール。現在の中央集権型社会に風穴をあけるツールではないかと説く(facebookがリブラを発行する背景には既存社会を革命的に変革する意図を感じる)セキュリティーが極めて高いと流布される技術。性善説の上になりたつ部分もあり、悪用されると大きな被害が出そう。もう少し勉強してみたい。
ミライ さん
2019-10-25
仮想通貨のビットコイン等に使われている技術である「ブロックチェーン」について、技術者ではない人にもわかりやすく解説した著書。本書ではブロックチェーンの本質は「技術」ではなく「思想」にあると位置付け、ITの進化の歴史からはじまり、ブロックチェーンの誕生・正体・普及を阻む障害・未来までが詳細に語られる。著者の坪井さんによれば、将来的にブロックチェーンが普及すると、中央集権型の組織が崩れ管理者のいない自律型の社会になるというが、果たしてどうなるか。
Tenouji さん
2020-02-22
分散システムに興味が出てきたので、読んでみた。自律分散型というのが、人間社会の選択肢の一つになったことがとても喜ばしいのだが、中央集権型からの移行は、実際、相当難しい、と思う。ひょっとして、小規模で安定した組織に向いてるのかもしれないね。