認知症700万人時代の失敗しない「成年後見」の使い方 第2版(鈴木 雅人)|翔泳社の本
  1. ホーム >
  2. 書籍 >
  3. 認知症700万人時代の失敗しない「成年後見」の使い方 第2版

認知症700万人時代の失敗しない「成年後見」の使い方 第2版


形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798176796
定価:
1,870(本体1,700円+税10%)
仕様:
A5・184ページ
カテゴリ:
介護・福祉
キーワード:
#ヘルスケア,#福祉資格,#社会,#生活情報
紙の書籍

成年後見について知るなら、この1冊!

認知症の人の財産管理・見守り、遠距離介護、相続、空き家問題、おひとりさまの老後――2025年には認知症高齢者が700万人を超えるといわれ、家族や自分の「もしも」への備えは、誰もが避けられない問題です。

成年後見は、認知症や障害により判断能力が不十分になった人の財産管理や生活をサポートする制度ですが、「悪徳後見人に財産を取られそうで怖い」「手続きが難しそう」などのイメージが先行して利用をためらう場合も少なくありません。
一方で、預貯金口座の解約や不動産の処分などの際に慌てて後見人をつけたら、本人や家族に不都合が生じてしまった……というケースも。

本書は、社会福祉士と行政書士の資格を持ち、福祉と法律の両面から後見業務をおこなう著者が、成年後見制度についてわかりやすく紹介。

・どんなときに後見が必要になるの?
・後見人は何をしてくれるの?
・後見人がついたら、本人や家族の生活はどう変わる?
・利用のメリット・デメリット、トラブルを防ぐコツは?
・成年後見制度を利用する以外の方法はある?
・任意後見や家族信託との違いは?
・老後に備えて何をすればいい?……etc.

多くの人が感じる疑問や不安について、事例や図表をまじえながら詳しく解説。家族や自分に合った方法を見つけ、制度を活用するために知っておきたい知識がつまった1冊です。

【目次】
序章●「成年後見」を知らずに、年はとれない!
1章●「成年後見」って何ですか?
2章●認知症の家族の生活を守る――法定後見
3章●自分の老後は自分で決めたい――任意後見
4章●「後見人」って何をする人?
5章●知らなきゃ損する、成年後見トラブル事例
終章●自分らしく生きよう

【著者】鈴木 雅人(すずき・まさと)
「人生最期の付添人」
社会福祉士・行政書士(リーガルソーシャルワーカー®)。みそら行政書士・社会福祉士事務所代表。
大学卒業後、役所の相談窓口や在宅介護支援センター、地域包括支援センターで、社会福祉士としてシニア世代の生活・認知症・介護・財産問題などの相談対応に従事。その中で、福祉的支援だけでなく法律的な準備やサポートの必要性を実感し、行政書士資格を取得。福祉と法律の両面からシニア世代や障害者の「自分らしい生活」を支える後見人として15年以上活動し、相談件数は10,000件以上。成年後見・遺言・相続などをテーマとした講演活動もおこなう。

画像01
画像02
画像03

利用者目線でわかりやすく解説

成年後見制度の仕組みや手続き、利用のメリット・デメリットなどを、利用者目線でわかりやすく解説しています。

画像04

成年後見以外の制度についても解説

成年後見だけでなく、他の制度についても紹介します。違いがわかりやすい比較表も掲載!

画像05

豊富な事例で具体的にイメージできる

よくある誤解やトラブルを、対処法とともに事例形式で紹介。注意すべきことが、具体的にイメージできます。

はじめに
本書の使い方
成年後見制度とその他の制度の比較表

序章●「成年後見」を知らずに、年はとれない

1章●「成年後見」って何ですか?
1)「判断能力」って何ですか?
2)家族でもお金を引き出せないのはなぜ?
3)いつまでも自分の力だけで生きていける?
4)成年後見制度は何のためにあるの?
5)成年後見の制度は誰のためのもの?
6)どんな場合に成年後見が必要になるの?
〈コラム〉成年後見にも関係あり!「空き家問題」や「実家の片付け」
7)成年後見には2種類あると聞いたけど…?
8)やっぱり家族が後見人になるの?
9)後見人って誰でもなれるの?
〈コラム〉市民後見人って何?
10)成年後見にデメリットはないの?
〈コラム〉成年後見の利用が進まないのはなぜ?

2章●認知症の家族の生活を守る―法定後見
1)法定後見ってどういうもの?
2)判断能力がどのくらい下がったら成年後見が必要?
3)後見制度の「財産管理」って何をするの?
4)後見制度の「生活の組み立て」って具体的には?
5)後見人には身元保証人や手術の同意も頼めるの?
6)後見人はどうやって決まる? 決定までの期間は?
7)成年後見について、どこで相談できる?
8)申立ての手続きは誰がするの?
9)申立てではどんな書類を用意するの?
10)診断書の記入を頼む医師は?
11)本人の財産や収支状況はどうやって調べるの?
12)緊急事態! 家庭裁判所の審判まで待てない!
13)後見人の資格による違いはある?
14)子なのに親の後見人に選ばれなかった!
15)確実に本人の財産を守る方法はある?
16)家族は専門家の後見人とどう付き合えばいい?
17)法定後見では、何にどのくらいお金がかかる?
〈コラム〉新型コロナ感染症と成年後見

3章●自分の老後は自分で決めたい―任意後見
1)任意後見ってどういうもの?
2)任意後見人に託せることとは?
3)任意後見が向いているのはどんな場合?
4)任意後見の手続きってどうやるの?
5)任意後見とともに、やっておいたほうがいいことは?
6)任意後見だけではカバーできないこともある?
7)考えておきたい「生き方」と「最期の迎え方」
8)認知症になった時、任意後見はどうなるの?
9)任意後見は誰に頼む? どうやって探す?
10)本当に最期までちゃんとみてもらえるの?
11)契約した後見人とうまく付き合うコツは?
12)任意後見にかかる費用はどのくらい?
〈コラム〉とっても気になる!お墓のこと
〈コラム〉高齢ドライバー事故問題と成年後見

4章●「後見人」って何をする人?
1)後見人になるって、どういうこと?
2)後見人になったら、まず何をするの?
3)後見人は普段どんなことをしているの?
4)本人に入院や介護が必要になった時は?
5)転居や施設入所が必要になったら?
6)本人が遺産を相続することになったら?
7)本人が最期を迎える時は?
8)家族が後見人をする時のポイントは?
9)後見人を解任したい時、辞めたい時は?
〈コラム〉成年後見とあわせて知っておきたい方法

5章●知らなきゃ損する、成年後見トラブル事例
1)後見人に財産をとられた?!
2)家族でも通帳を見せてもらえないの?
3)後見人は、お金を自由にできるんじゃないの?
4)夫からの生活費がストップ?
5)「遠距離」を理由に後見人になれなかった…
6)後見人に全部任せたのに、親族が保証人を頼まれた
7)誰も気づかぬうちに、生活がめちゃくちゃに
8)遺ったものは誰のもの?―相続のトラブル
9)悪徳後見人トラブル―任意後見の場合
10)悪徳後見人トラブル―法定後見の場合
11)税金対策や投資ができないなんて考えられない

終章●自分らしく生きよう

本書は付属データの提供はございません。

お問い合わせ

内容についてのお問い合わせは、正誤表、追加情報をご確認後に、お送りいただくようお願いいたします。

正誤表、追加情報に掲載されていない書籍内容へのお問い合わせや
その他書籍に関するお問い合わせは、書籍のお問い合わせフォームからお送りください。

利用許諾に関するお問い合わせ

本書の書影(表紙画像)をご利用になりたい場合は書影許諾申請フォームから申請をお願いいたします。
書影(表紙画像)以外のご利用については、こちらからお問い合わせください。

追加情報はありません。
正誤表の登録はありません。