大人になってから発達障害の症状に悩む人が増加しています。
ここ10年で「発達障害」の知名度が飛躍的に上がったことで、「もしかして自分も…」と成人になってから気づく人が増えたのが最大の要因と思われます。
その中でも、体調管理に困難を抱えている人は多いです。
これには大きく2つの要因があります。
ひとつは、感覚過敏や感覚鈍麻からくる体調不良の問題です。
もうひとつは、多動や不注意、こだわりといった発達障害ゆえに不調を身体に感じるケースです。
いずれの場合でも発達障害の人に万能なはずの「環境調整」や現代の医学の「服薬調整」が無力であることが多く、多くの人が悩みを抱えています。
本書ではそうした人のために、「睡眠」「食生活」「病気」「健康」「生活の乱れ」「メンタル」「身体性」などの悩みについて具体的な解決策を盛り込んでいます。
本書で紹介している解決法は、デジタルを使ったやり方や、100円ショップのアイテムで実践できる内容など、ちょっとした工夫で実践できるアイデアばかりです。
皆さん自身のペースで取り入れられそうなものを選択し、参考にしてください。
【本書の特長】
・発達障害の特徴に苦しむ人が体調管理をしやすくなるためのアイデアを紹介する本
・発達障害の特徴をカバーするアイデアが満載で、体調管理の悩みが解消できる
・発達障害あるあるの悩み→その原因→具体的な解決アイデアの手順で解説
・便利なアプリやサービス・グッズの紹介など、解決方法に多くのページを割いている
【本書の構成】
第1章 「睡眠の悩み」を何とかしたい
第2章 体調がすぐれない
第3章 気持ちが安定しない
第4章 「生活の乱れ」を何とかしたい
第5章 体がうまく使えない
第6章 体調がコントロールできない
第7章 「ついつい」をやめたい
第1章 「睡眠の悩み」を何とかしたい
朝、なかなか起きられない
寝つきが悪く、寝るタイミングを逃してしまう
睡眠リズムが整わず、昼夜逆転してしまった
日中、ウトウトと居眠りしてしまう
眠りが浅く、途中で目が覚めてしまう
第2章 体調がすぐれない
すぐに疲れてしまう
休んでも疲れがとれない
不調の兆しがキャッチできない・伝えられない
おなかが痛くなりやすい
天候の変化に弱い
第3章 気持ちが安定しない
ちょっとしたことでイライラする
ちょっとしたことで落ち込んでしまう
他人への叱責にもつらくなる
繊細過ぎて人と付き合えない
第4章 生活の乱れを何とかしたい
ダメだとわかっていても食べ過ぎてしまう
食生活が偏っていて栄養バランスが悪い
部屋が汚過ぎて体調がすぐれない
薬を飲むのを忘れてしまう
第5章 体がうまく使えない
運動神経が悪く、スポーツが苦手
あちこちぶつかるし、よく転ぶ
不器用で作業が遅いし、字が汚い
運動不足を改善したいが、続かない
第6章 体調がコントロールできないのを何とかしたい
長時間、座っていられない
通勤するだけでぐったり
在宅勤務で体調を崩しがち
休みの日にしっかり休めない
第7章 「ついつい」をやめたい
お酒を飲むのがやめられない
パチンコやスロットがやめられない
スマートフォンが手放せない
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