良い売上、悪い売上 「利益」を最大化し持続させるマーケティングの根幹(MarkeZine BOOKS)(西口 一希)|翔泳社の本
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良い売上、悪い売上 「利益」を最大化し持続させるマーケティングの根幹(MarkeZine BOOKS) 発売予定


形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798189789
定価:
2,640(本体2,400円+税10%)
仕様:
A5・352ページ
カテゴリ:
経営・マーケティング
キーワード:
#経営,#起業・開業,#人材・組織,#ビジネス教養
レーベル:
MarkeZine BOOKS
紙の書籍

なぜマーケティングは信頼されないのか?
AIマーケティングが台頭する時代、10年後も生き残るマーケターになるための必読書

P&G出身の著者が、35年の経験と430社超(2025年7月時点)の経営相談から開発・実践した「顧客起点マーケティング」の真髄、ついに書籍化。

本書の核心は、売上を「継続的に利益に貢献する良い売上」と「一過性で利益に貢献しない悪い売上」に峻別し、本来マーケティングが果たすべき役割は「良い売上」の最大化だということ。

一見同じ売上でも、初回購入だけの顧客からの売上は赤字に近く、継続顧客からの売上こそが利益を生み出す構造を徹底解説する。

「利益性へのダブルインパクト」「ID POS分析」「ミルフィーユの崩壊」等、継続的な事業成長に欠かせない体系的な知識と実践のためのフレームワークを一冊に収録!

6章「BtoBにおける良い売上、悪い売上」は、ジャパン・クラウド・コンサルティング株式会社 代表取締役社長/『THE MODEL』著者の福田康隆氏が監修。

加えて「良い売上の最大化」で驚異的な成長を継続する一休 代表 榊淳氏、宿泊事業本部長の花房みのり氏との特別対談を収録。

〈目次〉
はじめに 売上には、2つの“種類”がある
序章  「良い売上」「悪い売上」とは何か?
第1章 「良い売上」を積み上げるために必要な知識
第2章 ロイヤル顧客がなぜ重要か -「価値の再評価」と3つの法則
第3章 「良い売上」はLTVが高い -時間軸で見る売上と利益
第4章 良い売上をもたらす顧客を見つける3つのフレームワーク -ID POS分析、5segs、9segs
第5章 経営を左右する二大問題とその対応
第6章 BtoBにおける良い売上、悪い売上
監修:ジャパン・クラウド・コンサルティング株式会社 代表取締役社長/『THE MODEL』著者 福田康隆氏
特別対談 「一休.com」における良い売上の最大化

〈著者〉
Strategy Partners 代表取締役社長 兼 Wisdom Evolution 代表取締役社長 西口一希

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その売上は利益を生まない。今の日本に問う「売上至上主義の罠」

「売上を上げれば利益も上がる」は昭和の神話であり、ほとんどのビジネスは、初回購入では利益は出ないという真実。
本書では、売上を「継続的に利益に貢献する良い売上」と「一過性で利益に貢献しない悪い売上」に峻別するために、必要な知識を体系的に紡ぐ。更には、良い売上をもたらす顧客を見つける3つのフレームワークを解説・収録。
BtoC領域のウォルマート、一休.com等の事例に加え、BtoB領域において「良い売上」を積み上げる視点・方法については、10万部超の話題書『THE MODEL』著者の福田康隆氏が特別監修。
西口一希氏の独自理論「顧客起点マーケティング」と福田康隆氏が示す「THE MODEL」の接続ついても徹底解説。
真の事業成長に貢献したい全てのビジネスパーソンの必読書がここに誕生!
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■目次
はじめに 売上には、2つの“種類”がある

序章 「良い売上」「悪い売上」とは何か?
・利益に貢献する「良い売上」、一過性の「悪い売上」
・「売上に“種類”がある」ことにピンとこない理由
・部門や個人の評価が売上にひもづいている
・利益は短期では伸びないが、売上はすぐに伸ばせる
・「売上向上≒利益向上」という昭和の神話
・「1万円の売上」は2種類ある
・一度購入した方も、相当の確率で離反する
・ウォルマート「EDLP(毎日安い)」戦略はなぜ成功したか
・平均すると安いKマートに顧客が来ない理由
・鉄板焼き店とウォルマートからの学び

■Column どうすれば「利益ベース」で評価できるか?

第1章  「良い売上」を積み上げるために必要な知識
1-1 最も基礎的な売上、費用、利益を理解する
・本書で提案すること -体系立った“知恵”の習得
・なぜマーケターは財務が苦手なのか
・売上、費用、利益の意味
・売上、費用、営業利益の関係性
・「営業利益」から「経常利益」「純利益」
・経常利益から純利益
・利益を算出するための項目と関係性
・参考:費用と投資の違い

1-2 売上の方程式 -3つの基本変数
・売上 = ユニーク顧客数 × 平均購入頻度 × 平均購入単価
・個々の顧客を識別して売上を考える
・継続的な売上成長:3つの変数のバランスが重要
・事例で見る変数の関係性と限界
・各変数に対して適切な戦略や施策を講じる

1-3 2種の費用:固定費と変動費、そして損益分岐点と限界利益率
・固定費と変動費:損益分岐点を構成する要素
・固定費(Fixed Costs):売上が変わっても一定の費用
・変動費(Variable Costs):売上に比例して変わる費用
・損益分岐点:どの時点で利益が発生するか
・限界利益率とは

■Column 粗利ベースの判断は「利益性の低下」のサインを見逃す -営業利益で見るべき理由

第2章  ロイヤル顧客がなぜ重要か -「価値の再評価」と3つの法則
2-1 「価値」とは何か? -企業ができるのは価値の“提案”
・牛乳が苦手な人にとって牛乳は価値があるか
・価値で分岐する、良い売上の「成長スパイラル」と悪い売上の「デススパイラル」
・価値の違いから生まれる異なる力学 ー「利益性へのダブルインパクト」
・「価値」の高さこそが、ビジネスの成否を大きく左右する
・購入し、体験して満足なら「価値の再評価」が起こる
・売上増ばかり追うと「悪い売上」が積み上がる

2-2 2種類のビジネスモデル
・売上と利益の種類:ビジネスの健全性を示す指標
・単発購入型のビジネス
・継続購入型のビジネス
・ビジネスモデルと3変数の関係を理解する

2-3 「パレートの法則」「1:5の法則」「5:25の法則」
・既存顧客の維持の重要性を示す3つの経験則
・3つの法則の関係性
・パレートの法則 -利益は上位集中する
・良い売上をもたらす顧客を育成する -ロクシタンの事例
・パレートの法則の罠 -利益貢献しない顧客にコストを割いてしまう
・スタートアップや新規事業におけるパレートの法則
・1:5の法則 -新規顧客獲得のコストは既存顧客維持の5倍
・5:25の法則 -離反を5%改善すると利益が25%改善する

2-4 継続型ビジネスの顧客離反
・ロイヤル顧客も必ず離反する
・あるオンラインゲームが顧客を維持するには?

■Column 離反顧客の復帰コストと新規獲得コストは区別すべき

第3章  「良い売上」はLTVが高い -時間軸で見る売上と利益
3-1 「良い売上」における時間軸の重要性
・期間ごとの短期思考と顧客起点の長期思考
・継続的な売上と、そこからの利益を見る
・良い売上、悪い売上の実務活用におけるパラドックス ―ビジネスの先行指標の必要性

3-2 継続購入型ビジネスの最重要指標 -LTV(顧客生涯価値)
・人気ラーメン店のLTVはいくら?
・LTV(顧客生涯価値):長期的な顧客関係が生み出す真の価値
・売上ベースではなく利益ベースでのLTV算出が不可欠

3-3 損益分岐点とLTVとの関係性
・LTVが高い顧客=良い売上をもたらす顧客
・「ユニットエコノミクス」という概念の重要性
・顧客がどうなれば損益分岐点を超えるか

3-4 LTVを向上させる6つの重点項目
利益を最大化する戦略

■Column AIDMAとAISASの現代における注意点

第4章  良い売上をもたらす顧客を見つける3つのフレームワーク:ID POS分析、5segs、9segs
4-1 ID POSによるカスタマーダイナミクス分析 
・「顧客動態/カスタマーダイナミクス」とは何か?
・POSデータを使った基本的な分析
・POSデータからは“見えない”顧客がいる

4-2 5segsのカスタマーダイナミクス分析
・市場(マーケット)を定義する
・認知/購入経験/購入頻度で5層に分ける
・5segsカスタマーダイナミクス

4-3 9segsのカスタマーダイナミクス分析
・次回購入意向(NPI)の軸を加えて9つに分ける
・未来予測指標としてのNPI
・9segsカスタマーダイナミクス
・ブランディングのLTV向上への影響
・「良い売上」の積み上げ -ニューバランスの例をもとに
・各セグメントの経年変化を見る -ニューバランスの例をもとに

■Column ロイヤル顧客の定義が曖昧だと、いずれ利益性を損なうメカニズム

第5章  経営を左右する二大問題とその対応
5-1 「売上至上主義」が引き起こす問題と対策
・ビジネスの継続性について
・現在の活動が、未来の売上・利益をつくる
・購入サイクル8年の自動車で考える、長期的な売上と利益率
・長期思考のために見るべき2つの要素
・ビジネスの継続性を高める4つの観点
・売上至上主義の罠
・条件付きで「売上を上げる」思考
・理想的なアプローチ

5-2 新商品の成長の罠 -ミルフィーユの崩壊
・「ミルフィーユの崩壊」とは何か?
・新商品の売上の頭打ちは早く、降下率は大きい
・新規獲得と離反(残存率)の関係
・プロダクトライフサイクル理論の注意点
・LTVに注目し、ミルフィーユの崩壊を回避する
・2番目、3番目が看板商品になるなら集中投資する
・利益ベースで見るミルフィーユ構造

■Column 「増収減益」から「増収増益」への転換が難しい理由

第6章 BtoBにおける良い売上、悪い売上  -監修:福田康隆氏
6-1 「THE MODEL」を正しく理解する
・福田氏との対話を通して気づいたこと
・THE MODELは従来と何が違うのか
・「良い売上」「悪い売上」および「9segs」との接続
・一方向に流れるという誤解

6-2 カスタマーサクセスの再定義
・カスタマーサクセスは“お客様サービス”ではない
・良い売上を最大化するエンジンになるべき
・THE MODELを本来の相互プロセスにしていく

6-3 誰が売上と利益を管理するのか
・LTVはどう計算されているか
・フィードバックする“機能”が重要

■Interview カスタマーサクセスが利益向上のエンジンに
・ICP(Ideal Customer Profile)を起点に考える
・利益を出すための司令塔が必要
・売上と利益が“扇形”になる危険なケース
・BtoBで良い売上を積み上げるには

■Column CRO(Chief Revenue Officer)の定義と意義

特別対談 「一休.com」における良い売上の最大化
「良い売上の最大化」で驚異的な成長を継続 一休の顧客別利益管理

おわりに
AIを活用し、良い売上で圧倒的に突き抜ける

読者特典コンテンツのご案内
5segsで考える「良い売上・悪い売上」シミュレーション/良い売上の最大化、悪い売上の最小化に活用する指標

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