イノベーションのジレンマ 増補改訂版(クレイトン・クリステンセン 伊豆原 弓 玉田 俊平太)|翔泳社の本
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イノベーションのジレンマ 増補改訂版


翻訳
監修

形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798100234
定価:
2,200(本体2,000円+税10%)
仕様:
四六・344ページ
カテゴリ:
経営・マーケティング
キーワード:
#経営,#起業・開業,#人材・組織,#ビジネス教養
シリーズ:
Harvard Business School Press

米国の経営手法に革命を起こした
「現代の古典」が、増補改訂版として刊行

※日本版の刊行20周年を記念して、カバーを新装しました。内容に変更はありません(2021年10月追記)

「偉大な企業はすべてを正しく行うが故に失敗する」

業界トップ企業が、顧客の意見に耳を傾け、
新技術に投資しても、なお技術や市場構造の
破壊的変化に直面した際、市場のリーダーシップを
失ってしまう現象に対し、初めて明確な解を与えたのが本書である。

著者、クリステンセン教授が掲げた「破壊的イノベーションの法則」は、
その俄に信じがたい内容にもかかわらず、動かしがたいほどに
明晰な事例分析により、米国ビジネスマンの間に一大ムーブメントを引き起こした。

この改訂版では、時代の変化に基づく情報更新と
破壊的イノベーションに対応するための組織作りについて、新章が追加されている。

【原書タイトル】The Innovator's Dilemma

破壊的イノベーションのメカニズム
成功している企業を襲う、経営に失敗をもたらす要因
偉大な企業は、すべてを正しく行うがゆえに失敗する
Thinkers50 2回連続1位

日本版刊行にあたって
謝辞

序章

第一部 優良企業が失敗する理由

第一章 なぜ優良企業が失敗するのか
    -ハードディスク業界に見るその理由-
第二章 バリュー・ネットワークとイノベーションへの刺激
第三章 掘削機業界における破壊的イノベーション
第四章 登れるが、降りられない

第二部 破壊的イノベーションへの対応

第五章 破壊的技術それを求める顧客を持つ組織に任せる
第六章 組織の規模を市場の規模に合わせる
第七章 新しい成長市場を見出す
第八章 組織のできること、できないことを評価する方法
第九章 供給される性能、市場の需要、製品のライフサイクル
第十章 破壊的イノベーションのマネジメント-事例研究-
第十一章 イノベーションのジレンマ-まとめ-

『イノベーションのジレンマ』グループ討論の手引き
解説
訳者あとがき

本書は付属データの提供はございません。

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最終更新日:2022年10月11日
発生刷 ページ数 書籍改訂刷 電子書籍訂正 内容 登録日
1刷 045
第1章 図1.7
38刷
図1-7 訂正前
図1-7 訂正後

原書に誤りがあり、グラフの点線と実線が逆になっていました。
2014.03.12
1刷 086
5行目
24刷
八〇〇〇億ドルに成長し、
八〇〇〇ドルに成長し、

※リフローEPUBの場合、第2章の「フラッシュ・メモリーとバリュー・ネットワーク」の3つ目の段落が該当箇所になります。
2008.02.25
1刷 178
左から2行目
44刷
一億ドルの基準売上高を達成した企業は、五一社中
一億ドルの基準売上高を達成した企業は、五二社中

※リフローEPUBの場合、第6章の小見出し「破壊的技術におけるリーダーシップは莫大な価値を生む」にある表6.1の後にある、2つ目の段落が該当箇所になります。
2020.06.08
1刷 179
第6章 表6.1内 「技術戦略に関係なく全企業の統計」
38刷
「新規設立」の計 27 「合計」の計 51
「新規設立」の計 28 「合計」の計 52
2013.06.26
1刷 179
第6章 表6.1内 「参入時の技術戦略」の左下の表(確立された市場・実証された技術)
40刷
「新規設立」の計 17
「新規設立」の成功率 18
「合計」の計 36
「新規設立」の計 18
「新規設立」の成功率 17
「合計」の計 37
2016.08.01
1刷 194
最終行
24刷
企業の主流事業から外れたものではなく、
企業の主流事業から外れたものとしてではなく、

※リフローEPUBの場合、第6章の末尾の「まとめ」の2つ目の段落が該当箇所になります。
2008.02.25
1刷 209
1行目
39刷
アエロメカニア
アエルマッキ

※リフローEPUBの場合、第7章の小見出し「ホンダの北米オートバイ業界への進出」の11番目の段落が該当箇所になります。
2014.03.12
1刷 292、312
4行目
24刷
図5.6
8.1

※リフローEPUBの場合、第10章の小見出し「独立組織のスピンオフ」の10個目の段落、および巻末の「解説」内の11個目の段落が該当箇所になります。
2008.02.25
1刷 309
最終行
少しでも曖昧な点は容赦なく追究される。
少しでも曖昧な点は容赦なく追及される。
2022.10.11
1刷 323
社名・製品索引 【A-Z】上から8行目
22刷
GE→ゼネラル・モーターズ
→ゼネラル・モーターズ

※リフローEPUBの場合、巻末に「社名・製品索引」はありません。
2007.11.08

感想・レビュー

サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥 さん

これも名著だと思います。ある事業に成功した企業は、その成功体験に囚われ、現在のシェアを守るため、目の前の顧客が求めるニーズに沿うように必死でイノベーションを続ける。すると、常識に囚われない破壊的イノベーションを起こすベンチャーに取って代わられるという話。今のシャープや、ソニーが陥ったのが、まさにその状態か?ジョブズ亡き後のアップルの将来は如何に?破壊的イノベーションを起こす起業が現れるのか?【追記】今年で上梓20年になるそうだ。それを記してハーバードビジネスレビューで特集。やっぱり名著なのだね。★★★★

KAZOO さん

2014-11-07

非常にいい本だと思います。このような本で何度も読み返す本というのはあまりありません。優良企業が失敗する理由と破壊的イノベーションへの対応とわかれていてそれぞれ事例を挙げて理解を深めてくれます。確かにアメリカの大学の授業くらいの密度の濃さはあると感じました。

ひろき@巨人の肩 さん

2018-12-16

Audiobookにて。優良な大企業こそ、そのバリューチェーンと行動様式により陥ってしまうジレンマ。スマホによるスタートアップの台頭から、破壊的イノベーションとは超越した技術革新性が重要だと錯覚していたが全く異なる。それは、成熟した既存市場に別市場で開発された新製品がバリューチェーンごと攻めてくること。新製品は異なるバリューチェーンにより低コスト・低収益化を実現しており、既存市場内でニッチな競争を続ける大企業では攻勢を防げない。企業が持続性を担保することが如何に重要で困難であるか、よく分かった。