身の回りにあるノーベル賞がよくわかる本 しろねこと学ぶ生理学・医学賞、物理学賞、化学賞(かきもち)|翔泳社の本
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身の回りにあるノーベル賞がよくわかる本 しろねこと学ぶ生理学・医学賞、物理学賞、化学賞


形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798175751
定価:
1,870(本体1,700円+税10%)
仕様:
A5・176ページ
カテゴリ:
一般書
キーワード:
#生活情報,#芸術その他,#家事・住まい,#ビジネス教養
紙の書籍

偉大な研究も意外と身近?
ノーベル賞がもっと楽しくなる新しい科学読本

本書は、ノーベル賞の中でも生理学・医学賞、物理学賞、化学賞について
「科学に詳しくはないけれど、すごい研究や技術は気になる」という皆さんに紹介するものです。

自然科学三賞について「研究はこうして日常生活につながり、社会で役立っている」という視点を
大事にしながら、多くの図解イラストを用いてわかりやすく解説していきます。

・不整脈や心臓病の早期発見につながった 心電図の仕組み
・100年前、血液型占いはなかった? ヒトの血液型の発見
・大気による温室効果を数値で表す 地球温暖化のモデルと予測
・エコな電池で世界を変える リチウムイオン電池の発明

さらに、ノーベル賞がはじまった1901年よりも前の偉大な研究や、実現したら受賞するかも?
と思われる未来の研究についても、著者独自の視点で紹介しています。

著者はサイエンスライター・イラストレーターとして各方面で活躍しているかきもちさん。
科学好きなしろねこと一緒に、気軽に楽しくノーベル賞の研究内容に触れてみましょう。

【目次】
第1章 ノーベル生理学・医学賞
第2章 ノーベル物理学賞
第3章 ノーベル化学賞
第4章 歴史を変えた大発見
第5章 未来のノーベル賞

◆著者プロフィール
かきもち
北海道大学 大学院理学院 物性物理学専攻修了。北海道大学大学院教育推進機構
科学技術コミュニケーション教育研究部門CoSTEPにてサイエンスライティングを学ぶ。
2018年からライター・イラストレーターとして活動を開始。
いつかノーベル賞受賞者の取材に伺いたい。
著書:「これってどうなの? 日常と科学の間にあるモヤモヤを解消する本」(翔泳社)

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★登場キャラクター

科学好きなねこさんたちと一緒に自然科学三賞を学ぼう!

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★第1章 ノーベル生理学・医学賞

生物の体の仕組みや病気のメカニズムに関する研究を紹介!

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★第2章 ノーベル物理学賞

自然現象の仕組みについて、実験や理論で解明した研究を紹介!

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★第3章 ノーベル化学賞

物質の成り立ちや性質、物質同士の反応についての研究を紹介!

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★第4章 歴史を変えた大発見

ノーベル賞がスタートした1901年より前の偉大な研究成果を紹介!

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★第5章 未来のノーベル賞

実現したらノーベル賞?そんな期待の研究を著者独自の視点で紹介!

はじめに
本書の読み方
登場キャラクター紹介
第1章 ノーベル生理学・医学賞
 1.1 神経はひとつながりの細胞か、それとも細胞のつながりか?
   ニューロン説の提唱
 1.2 心臓の様子を体を切らずに知るには?
   心電図の開発
 1.3 100年前に血液型はなかった?
   ヒトの血液型の発見
 1.4 世界初の抗生物質!アオカビが数億人の命を救う?
   ペニシリンの発見
 1.5 生命の設計図はどんな形をしている?
   DNAの形の解明
 1.6 なぜ体はいろいろなウイルスに対抗できるのか?
   多様な抗体をつくる仕組みの解明
 1.7 私たちはどうやってにおいを感じているのか?
   においセンサーの仕組みの解明
 1.8 難病の治療に光明!細胞の時間を巻き戻す?
   iPS細胞の発見
 1.9 原因不明の肝炎を起こす黒幕の正体は?
   C型肝炎ウイルスの特定
第2章 物理学賞
 2.1 体を透過する未知の光!病気の発見、治療にも役立つ?
   X線の発見
 2.2 天然の鉱石から放射線は出ていた!現代にも続く誤解を解消?
   放射線の発見
 2.3 光をエネルギーをもった粒として考えたら?
   光電効果の法則と光量子仮説
 2.4 量子力学の基礎!電子は原子核の周りを回らない?
   シュレーディンガーの波動方程式
 2.5 原子核はどうしてバラバラにならないのか?
   中間子の存在の予想
 2.6 電子の質量が無限大になるのを防ぐ?
   くりこみ理論の完成
 2.7 ビッグバンがあったという証拠をとらえた?
   宇宙マイクロ波背景放射の発見
 2.8 謎の粒子が新たな宇宙像を描き出す!私たちを通り抜ける新たな素粒子?
   宇宙ニュートリノの検出
 2.9 地球温暖化ってどうやって予測されたの?
   地球温暖化のモデルと予測
第3章 ノーベル化学賞
 3.1 これがなければコーヒー飲料はなかった?
   糖・プリン類の人工合成
 3.2 食料生産を変える化学反応!空気からパンをつくる?
   ハーバー・ボッシュ法の発明
 3.3 まるでサッカーボール!新しい炭素の形?
   フラーレンの発見
 3.4 オワンクラゲはどうやって光るのか?
   緑色蛍光タンパク質の発見
 3.5 薬や液晶に欠かせない!くっつきにくい炭素同士をつなぐには?
   パラジウム触媒クロスカップリング反応の発見
 3.6 細胞をできるだけ生きているままで細かく見るには?
   クライオ電子顕微鏡の開発
 3.7 エコな電池で世界を変える!軽くて何度も充電できる電池?
   リチウムイオン電池の発明
 3.8 DNAを正確にかんたんに切るハサミ?
   CRISPR / Cas9の開発
 3.9 鏡映しの分子をつくり分ける、新しいタイプのお助け分子?
   有機物でできた不斉触媒の発見
第4章 歴史を変えた大発見
 4.1 リンゴも月も、地球と引き合っている?
   万有引力の法則の発見
 4.2 産業革命を支えた科学の力!蒸気の力で物を動かす?
   蒸気機関の発明
 4.3 見えない気体を見つけた科学の技!空気とは違う何かがある?
   二酸化炭素の発見
 4.4 牛痘にかかった人は天然痘にもかからない?
   世界初のワクチン報告
 4.5 2年前に予言された重要な化石?
   プレシオサウルスの化石の発掘
 4.6 全ての生物は細胞からできている?
   細胞説の提唱
 4.7 生き物は歴史の中でだんだん変化してきた?
   自然選択説の提唱
 4.8 これがあれば電気と磁気の基本がわかる?
   マクスウェル方程式の立式
 4.9 未知の元素も予言した、元素の性質が従うルール?
   周期律の確立
第5章 未来のノーベル賞
 5.1 光と二酸化炭素を資源に変える?
   人工光合成の実用化
 5.2 川や湖がなくなったら、そのとき人類は?
   海水を飲み水に変える技術の開発
 5.3 天の川銀河はどのようにできたのか?
   ブラックホールと銀河の形成史
 5.4 実はなぜ効くのかわからない?
   全身麻酔の仕組み
 5.5 宇宙の4分の1を占める謎の存在
   ダークマターの正体解明
 5.6 電気を無駄なく使う夢の技術?
   高温超伝導の解明
 5.7 どうして性別は生まれたのか?
   有性生殖を行う理由の解明
 5.8 エレベーターで人類が宇宙へ進出?
   宇宙エレベーターの実現
 5.9 より安全に病気を治療できる?
   mRNAを用いた治療薬の開発
おわりに
参考文献
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  • 論文情報の変更について

    本書執筆後、本書で参考文献としている論文について、下記の通り変更がありました。

    P.156 にて参考文献で紹介されている論文が撤回となりました(2022年9月26日)。
    該当の参考文献:
    『謎の三元系材料から現れた室温』, Davide Castelvecchi, Nature ダイジェスト, Vol. 18, No.1
    https://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v18/n1/%E8%AC%8E%E3%81%AE%E4%B8%89%E5%85%83%E7%B3%BB%E6%9D%90%E6%96%99%E3%81%8B%E3%82%89%E7%8F%BE%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%AE%A4%E6%B8%A9%E8%B6%85%E4%BC%9D%E5%B0%8E/106063

    参考文献中で紹介されている論文:
    Snider, E., Dasenbrock-Gammon, N., McBride, R. et al. RETRACTED ARTICLE: Room-temperature superconductivity in a carbonaceous sulfur hydride. Nature 586, 373–377 (2020). https://doi.org/10.1038/s41586-020-2801-z
    https://www.nature.com/articles/s41586-020-2801-z

    ・高温超伝導の研究について
    高温超伝導の研究では、物質が超伝導現象を起こす温度の探求が進んでいます。
    2008年には56K(-217.15℃)、2014年には非常に高圧な条件で203K(-70.15℃)で超伝導
    現象が起こることが知られています。

    参考:
    ・日本物理学会誌 物理学70の不思議
    32 超伝導の転移温度はどこまで上がる?
    https://www.jps.or.jp/books/gakkaishi/2016/10/71-10_70fushigi32.pdf
    ・日本物理学会誌 物理学70の不思議 一覧
    https://www.jps.or.jp/books/gakkaishi/70wonders.php

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最終更新日:2022年12月05日
発生刷 ページ数 書籍改訂刷 電子書籍訂正 内容 登録日
1刷 061
「■「量子」はもっと広く使える!」の2~3行目
固体中の原子・分子の振動にも
固体中の単原子分子の振動にも
2022.12.05