翔泳社 採用情報

社員インタビュー:広告営業

野口 ひかり(広告営業)

翔泳社を選んだのは、やりがいと働きやすさを両立できそうだったから

― まずは入社のきっかけを教えてください。

前職では人材紹介/請負会社で出版業界を担当していました。その中でメディア業界への転職を決め、色々な会社を受けていたのですが、たまたま翔泳社の募集要項を見て、テクノロジーメディアの運用という自分にとってはチャレンジングなことへのやりがいと、女性比率が多く裁量の多い働き方が魅力的にみえて、面接を受けました。入社してから4年が経ちますが、実際に働いていても入社前のイメージとの差は感じていません。

翔泳社Webメディアの根幹を支えるということ

― 広告課のお仕事では何をするのでしょうか?

担当となったWebメディアの売上を管理すること、全Webメディアの広告枠を売ることが主な仕事です。私はマーケター向け専門メディア「MarkeZine」を担当しており、売上の管理や、それを達成する為の企画/イベントのプランニングを行っています。「MarkeZine」は翔泳社のWebメディアの中でも売上の比率が高く、そこで得た利益が新しいWebメディアを育てることになるので、責任は重大です。

また、広告枠に関しては担当以外のWebメディアも売るので、クライアントのニーズをくみ取れる程度には各分野を理解しておく必要があります。翔泳社のWebメディアには専門メディアが多いので、難しいことだと思われるかもしれませんが、目の前のクライアントを深く知ろうとすれば自然とその界隈の知識が付いていくので、特別な経験は必要ありません。

担当しているマーケター向け専門メディア「MarkeZine」、この他にもさまざまなWebメディアをクライアントのニーズによって提案している。

人とのつながりが、結果につながる

― 「MarkeZine」は昨年、売上が大きく躍進しましたね。やはり、そういった時にやりがいや喜びを感じますか?

正直なところ、今まで仕事に対するやりがいや喜びというものを考えたことはありませんでした。仕事をして、毎月お給料が出て、嬉しいというような(笑)。しかし、最近考え方が変わってきたと思います。

去年、前任者から担当を引き継いだ当初、3カ月間売上を達成できない時期がありました。編集部との会議も沈みがちになり、この状況をなんとかしなければと思ったことを今でも覚えています。二度とこういった状況が生まれないよう、今後誰が「MarkeZine」を担当しても売上が伸びるようにしようと思いました。そこで、前任者から渡されていた色々なデータを「なぜこの時期は売れたのか?」「どうしてこの商材が売れたのか?」といった視点で分析し、「MarkeZine」の安定的な売り方を模索していったんです。

その中で編集部が作るコンテンツがどのように売上に貢献しているかが可視化され、同じチームとして売上目標を目指すうえで相談がしやすくなったり、感謝し合ったりする機会が増えました。それまで編集部との距離が遠いと感じることもあったのですが、こういった意思疎通がとれるようになったのは嬉しかったです。

意思疎通がとれるようになると、自然と商材も売りやすくなっていき、結果的に数字がついてきました。特別な施策や企画を立てたわけではなく、売り方を工夫し、編集部とのコミュニケーションが成功につながったことは、仕事に対する喜びと言えるのかなと思います。

― 今後はどのようなことをやっていきたいですか?

翔泳社には色々なプロフェッショナルのWebメディアがあるので、他の媒体担当もやってみたいというのはあります。広告営業としては、日々成長を感じる機会が増えているので、それを維持することですかね。

例えば、クライアント自身も想像していなかった少し新しい取り組みも提案してみることで、クライアントの新たなターゲット層にリーチできるようになったり、「野口さんのおかげで社内の雰囲気が変わった」と言われたりと、自分の仕事がクライアントのビジネスに良い作用を与え、感謝されることが増えてきました。これも仕事に対する喜びかなと最近考えています。今後も、こういった自分の成長が他の人に良い作用を与えられるよう、頑張っていきたいと思います。

軽いコミュニケーションから挑戦が生まれる

― どのような人が広告営業に 向いていると思いますか?

色々な人に協力してもらわなければならない仕事なので、人としゃべるのが苦じゃない人が向いていると思います。しかし、コミュニケーションが得意である必要はなく、会話を楽しむ能力があれば良いという程度です。

私の所属する広告営業チームも、雑談ベースの軽いコミュニケーションがとりやすい雰囲気で、全社的にリモート移行してからもそれは続いています。そういった雰囲気なので知らないことでも聞きやすく、皆でナレッジを共有しやすい環境になっていると思います。

そのうえで、周りを巻き込んでやりたいことをやり切れるとなお良いですね。編集部やイベント課だけでなく広告課全体を巻き込まないと担当のWebメディアが売れないので、各方面と助け合いながら自分がやろうと思ったことに挑戦できると良いと思います。

(2020年9月掲載)

インタビューを終えて:小林 真一朗(Webメディア編集者)

野口さんについて忘れられないのは、新卒研修の時にアポイントメントに同行させていただいた時のことです。アポの時間に1時間早く到着してしまい、待っている間に広告課について色々なお話を伺いました。その時に言われた、「広告営業はクライアントに寄り添って、悩みを解決するために提案をすることが仕事。編集部に所属すると、その分野の著名人やトップの人に会うことが多いので、広告営業に比べて悩みや困りごとを聞く機会は少なくなるかもしれないが、そういった困っている人に寄りそう意識はどの部署に行っても忘れないでほしい」という言葉が今でも強く私の中に残っています。

今回のインタビューでは、そういった野口さんの姿勢がどのように成果に結びついているのかが分かり、編集/営業関わらず見習いたいと思うことがたくさん出てきました。広告課と編集部が力を合わせ、それぞれの視点でより多くの困っている人を助けていくべく、私も周りを巻き込んでいきたいと思います。

インタビュアー&執筆:小林 真一朗(メディア編集部)/ 撮影:市川 証

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